ペ・ロナの葬儀には、オ・ユニだけが参列していた。花とトロフィーを墓前に供えた後、オ・ユニは隠し持っていた薬を大量に口に入れようとするが、間一髪でローガン・リーに止められる。絶望の淵に立つオ・ユニに、ローガン・リーは真犯人は別にいる、ハ・ウンビョルだと告げ、ペ・ロナの死の真相を究明するよう促す。娘の死の真相を知り、オ・ユニはペ・ロナの墓前で泣き崩れる。

一方、ハ・ウンビョルは幻覚に悩まされていた。ペ・ロナの姿が見え、恐怖と怒りに駆られ、何もない空間を叩き壊す。チョン・ソジンは心配し、ペ・ロナはもうこの世にいないと諭すが、ハ・ウンビョルの幻覚は消えず、ついにはチョン・ソジンの手を傷つけてしまう。駆けつけたハ・ユンチョルは、何としてもハ・ウンビョルを治すと約束する。

チュ・ダンテの家に、シム・スリョンと瓜二つの女性が現れる。物音に気づき出て来たチュ・ダンテを、女性は「久しぶり」と挨拶しながらキスする。チュ・ダンテは女性の背中の蝶のタトゥーを確認し、それがナ・エギョだと安堵する。

オ・ユニはハ・ユンチョルに電話し、ペ・ロナの葬儀に来るよう伝えるが、ハ・ユンチョルは現れない。ハ・ユンチョルとチョン・ソジンは、臨床試験段階の薬を使ってハ・ウンビョルの記憶を消すことを決める。薬の投与によりハ・ウンビョルはショック状態に陥り、鎮痛剤を打たれる。オ・ユニは夜になり雨が降り出すまで待ち続けるが、結局ハ・ユンチョルは来なかった。

ローガン・リーにペ・ロナの死について知っている全てを話すよう迫るオ・ユニ。チン先生は集めた情報をオ・ユニに提供し、チョン・ソジンがソウル中のドレスショップを探し回り、同じドレスを見つけたことを伝える。以前、チュ・ダンテの秘密を知るナ・エギョがローガン・リーに電話した後、姿を消していた。ローガン・リーはオ・ユニに、シム・スリョンにそっくりなナ・エギョを探すよう指示する。ローガン・リーは2年間チュ・ダンテを監視していたが見つけられなかったナ・エギョが、先週タイから戻り、チュ・ダンテと接触するはずだと伝える。

ハ・ウンビョルは目を覚まし、ペ・ロナを階段から突き落とした記憶を失っていた。チョン・ソジンは喜び、ハ・ユンチョルに電話で報告する。何事もなかったかのようにチュ・ソクフンの前に現れたハ・ウンビョルに、チュ・ソクフンは事件当日のアリバイを尋ねる。ハ・ウンビョルは何も覚えておらず、チョン・ソジンから薬の過剰摂取で倒れ、ト秘書に送ってもらったと聞く。しかし、チュ・ソクフンは事件当日、ハ・ウンビョルが学校から慌てて出て行く姿を目撃しており、証言に矛盾を感じ、真相を探るためハ・ウンビョルに交際を申し込む。

チョン・ソジンの口パク疑惑が明るみに出て、ネット上で非難が殺到する。オ・ユニはチョン・ソジンに会い、口パクの件を公表しないよう懇願され謝罪される。チョン・ソジンは記者会見を開き、引退を発表する。帰宅したチョン・ソジンに、ハ・ウンビョルは影武者のことを問い詰め、恥辱を感じる。

第7話の感想

第7話は、衝撃的な展開の連続で、息つく暇もないほどでした。まず、冒頭のペ・ロナの葬儀シーン。オ・ユニの悲痛な叫びと、ローガン・リーの登場は、今後の展開を予感させるものでした。真犯人がハ・ウンビョルであるという事実は、視聴者に大きな衝撃を与えたことでしょう。ハ・ウンビョルの幻覚症状は、彼女の精神状態の不安定さを象徴しており、見ていて辛くなるほどでした。チュ・ダンテの前に現れたシム・スリョンと瓜二つの女性、ナ・エギョの登場は、物語に新たな謎を投げかけます。彼女の目的は何なのか、今後の動向が気になります。

オ・ユニは、娘の死の真相を究明しようと奔走しますが、ハ・ユンチョルとのすれ違いや、情報収集の難しさに苦悩します。ローガン・リーの協力により、ナ・エギョの存在が明らかになりますが、彼女の行方は依然として不明です。ハ・ウンビョルの記憶喪失は、物語をさらに複雑化させます。チュ・ソクフンの鋭い洞察力は、真相解明への鍵となるのでしょうか。

チョン・ソジンの口パク騒動は、彼女の人生を大きく揺るがします。引退という決断は、彼女にとってどれほどの苦渋の選択だったのか、想像に難くありません。ハ・ウンビョルの仮応も、彼女のプライドの高さを物語っています。

つづく