刑務所に入ったチュ・ダンテは、金で快適な個室に移ろうとするが、実際はハ・ユンチョルやイ・ギュジンらと同室だった。部屋にはボスがおり、皆従順だったが、チュ・ダンテは仮抗し、暴行される。チョン・ソジンの優雅な獄中生活への抗議を受け、面会は一時的に製限される。
一方、ローガン・リーは、ペク・ジュンギの名前で生きている男を発見する。男は、ペク・ジュンギとは別人であり、誰かがその名前を使って悪事を働いていると説明する。ローガン・リーがチュ・ダンテの写真を見せると、男は彼を「白氏」と呼び、両親を殺害し、全財産を奪って逃亡した殺人犯だと証言する。ローガン・リーは、白氏が韓国でチュ・ダンテとして生きていることを伝える。
夜中、ハ・ユンチョルはチュ・ダンテを殺そうとするが、仮撃され、乱闘になる。駆けつけた看守に止められるが、誰もチュ・ダンテの味方をせず、彼はさらに暴行される。チュ・ダンテは秘書に、どんな金を使っても権力のある看守を買収し、この部屋から出すよう指示する。負傷したチュ・ダンテは病院へ搬送される。
ユ・ジェニの父が出所し、秘書が迎えに来る。ローガン・リーはペク・ジュンギを名乗る男を韓国へ連れて帰り、シム・スリョンに会ってから拘置所へ行く予定だった。病院で手錠をかけられていなかったチュ・ダンテは、医師と服を交換し、脱走に成功。秘書が彼を迎えに来る。
ローガン・リーはシム・スリョンを駐車場へ呼び出す。一台のカートがローガン・リーの車の横に置かれる。花束を持ったシム・スリョンが現れ、ローガン・リーが車から降りると、カートを押していた男が振り返る。それはチュ・ダンテだった。ローガン・リーが驚愕する中、爆発が起こり、彼は即死する。シム・スリョンは泣き崩れる。
ハ・ユンチョルは尋問されるが、犯行を否定し、チュ・ダンテの自作自演だと主張する。看守は信じず、イ・ギュジンもハ・ユンチョルの犯行を証言する。ハ・ユンチョルの二審の執行猶予は取り消される。実は、チュ・ダンテはイ・ギュジンに釈放を約束し、ハ・ユンチョルの歯ブラシを盗ませ、自作自演の乱闘で傷を負い、脱走の機会を掴んだのだった。
チュ・ダンテはショベルカーで判事を脅迫し、釈放を要求する。判事が龍山の開発情報や高速鉄道情報で土地を買い、江南の高級マンションや別荘を購入できたことを知っていたからだ。判事は拒否し、通報しようとするが、チュ・ダンテはさらに脅迫を続け、病院に戻る。看守はトイレでチュ・ダンテを発見する。警察はローガン・リーの事件を捜査し、判事はチュ・ダンテを釈放させる。
シム・スリョンはチュ・ダンテがローガン・リーを殺したと確信し、病院へ行き、点滴に薬物を混入しようとするが、チュ・ダンテは点滴をしていなかった。二人は乱闘になり、シム・スリョンは連行される。チュ・ダンテは無罪となり出所し、ペントハウスへ来るが、シム・スリョンに追い出される。チョン・ソジンも刑が軽くなり釈放されるが、シム・スリョンとオ・ユニに水に落とされる。
第1話感想
ペントハウス3、待望の第1話、衝撃の連続で息つく暇もありませんでした! まず、刑務所内のチュ・ダンテの描写。金で解決しようとする傲慢さは相変わらずですが、ボスにひれ伏す他の囚人との対比が、彼の置かれた状況を際立たせていて、皮肉的ながらも面白かったです。そして、ローガン・リーとペク・ジュンギを名乗る男との出会い。まさかここで白氏の名前が出てくるとは…! これは今後の展開に大きく関わってきそうで、期待が高まります。
しかし、何と言っても一番衝撃的だったのは、ローガン・リーの死。まさか、再会を喜ぶ直後にあんな悲劇が起きるとは想像もしていませんでした。あの爆発シーン、シム・スリョンの悲痛な叫び…、まさに悪夢のような光景でした。あまりにも突然の出来事で、しばらく呆然としてしまいました。チュ・ダンテの仕業であることは明白ですが、一体どのようにしてあの爆発を起こしたのか、謎は深まるばかりです。
そして、チュ・ダンテの脱獄劇。医師との服の交換、秘書との連携…、周到に準備された計画だったことが分かります。あの状況で脱獄できるなんて、彼の狡猾さと執念深さには驚愕させられます。さらに、ハ・ユンチョルを陥れる策略、判事を脅迫するシーンなど、彼の悪行の数々に唖然としました。
つづく