チュ・ダンテはチュ・ソッキョンと食事をし、シム・スリョンが母娘の仲を引き裂こうとしている、遺産を狙っていると吹き込みます。この場面を目撃したペク・ジュンギは激怒し、銃を持ってチュ・ダンテに襲いかかります。間一髪でシム・スリョンが止めに入り、銃を奪い、ペク・ジュンギの正体を問い詰めます。娘に父親が死ぬ姿を見せられないと、シム・スリョンはペク・ジュンギを連れてその場を去ります。

帰宅後、シム・スリョンはペク・ジュンギの真実を尋ねます。ペク・ジュンギは自分が本当のチュ・ダンテだと明かし、本物のペク・ジュンギ、Mr.ペクは韓国で家族同然に働いていたが、両親を殺害し、金庫を奪って姿を消したと語ります。そして、ロガンの死の現場で、老人に変装したチュ・ダンテの姿を見たと告げます。

ユ・ジェニは父親の殺人容疑を知り、ショックのあまり屋上から飛び降りようとしますが、ペ・ロナに助けられます。カン・マリはチュ・ダンテへの復讐心に燃えますが、リュ代表に止められ、証拠を見つけると約束されます。

シム・スリョンとオ・ユニは子供たちの試験でのカンニング問題について話し合い、チュ・ソッキョンを疑います。シム・スリョンはロガンの100億ドルの行方も尋ねます。オ・ユニは、ロガンから大金を預かり、シム・スリョンには秘密にするよう指示されたことを思い出します。ロガンはシム・スリョンの実の娘が生きていると疑っていたのです。

ユ・ジェニは父親の罪を受け入れられず、再び自殺を図りますが未遂に終わります。イ・ギュジンは編集者や議員を買収し、利益を得ています。河ウンビョルは母の歌のビデオを見てチン・プノンに見つかり、激しく叱責され、母のことを口にすることを禁じられます。

ペク・ジュンギはチュ・ダンテのパーティーに現れ、警戒されますが、追い払おうとするチュ・ダンテの言葉に耳を貸さず、家に居座ります。チュ・ソクフンはチュ・ソッキョンのカンニングを暴露し、シム・スリョンはチュ・ソッキョンの大学面接を中止し、部屋に閉じ込めます。

シム・スリョンはチュ・ソッキョンを清雅芸術高校の校内暴力会議に連れて行き、謝罪をさせます。結果、チュ・ソッキョンは退学処分となります。ペク・ジュンギはイ・ギュジンと共にチュ・ダンテの家で食事をし、古い写真でチュ・ダンテの秘密を暴露しようと試み、激しい仮発を受けます。

チュ・ソッキョンはシム・スリョンの個人情報をチュ・ダンテに渡し、千水地区の不動産と交換します。オ・ユニはシム・スリョンからヘインとソルアの情報を得て、未来病院で手がかりを探し、取り違えられた赤ちゃんの本当の母親の連絡先を入手します。

第3話の感想

第3話は、息詰まる展開の連続で、まさにジェットコースターに乗っているような感覚でした。ペク・ジュンギの正体が明らかになり、彼がチュ・ダンテとして復讐を誓う姿は、これまでの謎が一気に解き明かされるようなカタルシスを感じさせました。しかし、その復讐心は新たな悲劇を生み、特にユ・ジェニの自殺未遂シーンは胸が締め付けられる思いでした。父親の罪を背負い、追い詰められていく彼女の姿は、見ている側も苦しくなります。

一方、シム・スリョンは相変わらずの冷静さと強さで、娘たちを守り、真実を追求していきます。チュ・ソッキョンのカンニング問題や、ロガンの遺産の行方など、新たな問題も浮上し、物語はますます複雑化しています。オ・ユニがヘインとソルアの真実へと近づいていく展開も、今後の希望となるのでしょうか。

チュ・ダンテの悪行はさらにエスカレートし、もはや誰にも止められないように見えます。ペク・ジュンギの復讐劇がどのように展開していくのか、そしてシム・スリョンは真実を明らかにし、娘たちを守ることができるのか、今後の展開から目が離せません。それぞれの思惑が複雑に絡み合い、緊張感が高まる第3話でした。

つづく