『今からショータイム』第10話 あらすじ/ネタバレ

夜幕が降り、不安に包まれた街。満月の下、伝説の“満月殺人魔”が再び姿を現し、闇躍を始める。知らせを受けた刑事・コ・スルヘは現場へ急行するが、誤って無実のチンピラを捕らえてしまう。真犯人である満月殺人魔は、街角を静かにさまよい、次の標的を探していた。

その頃、謎の人物・チェ・ゴムが満月殺人魔の前に立ちはだかる。殺人魔の正体は、かつて行方不明になったハイテン・ウーだった。彼はプンベクへの憎しみを胸に抱いていた。かつてプンベクは、ハイテン・ウーの愛する人を奪い、彼の魂を囚えた。その全ては将軍の介入によるものだった。そして今、転生したプンベクであるチャ・チャウンを見つけ、復讐を果たそうとするハイテン・ウー。

一方、ナ・グムオクは異変を感じ、チャ・チャウンのために特別な護符を用意する。しかし、将軍の肖像画が突然変化し、将軍が危険にさらされていることを示唆する。ナ・グムオクとチャ・チャウンは急いで家に帰ると、将軍は息も絶え絶えに最後の言葉を遺す。ハイテン・ウーとの戦いで怪我をしないように、敵に隙を与えないように。そう言い残し、将軍は一縷の煙となって肖像画に溶け込み、静養を始める。

コ・スルヘはチンピラを尋問し、満月殺人魔の真の目的を知る。彼女は焦るが、チャ・チャウンに連絡が取れないため、車で別荘へ向かう。チャ・チャウンはコ・スルヘの姿を見て驚きと感動を覚える。コ・スルヘはチャ・チャウンのそばに留まり、彼を守ることを決意する。

別荘では、指輪をめぐる小さな出来事で気まずい雰囲気になるが、簡単なカップラーメンの夕食で解消される。コ・スルヘは屋上で警戒し、チャ・チャウンはそっと見守る。二人の間に友情が芽生え始める。夜が訪れ、チャ・チャウンは疲れたコ・スルヘを部屋に抱き上げ、自分はソファで一夜を過ごす。

チョン・イェジは喫茶店でイ・ヨンリョルと偶然出会い、彼の母親が不動産の大物であることを知り、思惑が芽生える。偶然にもイ・ヨンリョルとの交際を約束する。この小さな出来事は、これから訪れる嵐の前触れとなる。

チャ・チャウンはコ・スルヘの誕生日を知り、サプライズを計画する。しかし、彼の異常な行動はコ・スルヘに悪魔憑きと誤解され、3人の妖怪の仲裁で誤解が解ける。真相が明らかになり、コ・スルヘはチャ・チャウンの気持ちに深く感動し、二人で貴重な時間を共有する。

しかし、危機は去っていない。コ・スルヘは帰路で満月殺人魔のハイテン・ウーに狙われ、激しい戦いが始まる。イ・ヨンリョルの助けを得るが、それでもハイテン・ウーには敵わない。その時、ハイテン・ウーはコ・スルヘの前世の姿を認め、旧情を思い出し、二人を見逃す。

一方、ソ·ヒスはコ・スルヘから満月殺人魔の復活を聞き、10年前の真実を明らかにすることを決意する。ソ・署長は、自分の私欲のためにコ・ヨンシクの犠牲になったことを告白する。この事実は晴天の霹靂となり、ソ·ヒスは父親に完全に失望する。父親の偽善に直面したソ·ヒスは、単独で犯人を追うことを決意する。

チャ・チャウンはコ・スルヘの安否を気遣い、丁寧に料理を作って警察署に届ける。コ・スルヘが危険にさらされていることを知り、満月殺人魔を倒す決意を固める。彼は手掛かりを分析し、綿密な計画を立て、愛する人を守り、世代を超えた怨恨を終わらせることを誓う。

第10話 感想

第10話は、物語が大きく動き、衝撃的な展開が続いた回でした。満月殺人魔の正体が明らかになり、プンベクとハイテン・ウーの因縁が描かれたことで、物語の奥深さが感じられました。また、コ・スルヘとチャ・チャウンの関係にも進展があり、二人の距離が縮まったことが印象的でした。

特に印象に残ったのは、ハイテン・ウーが過去の記憶を取り戻し、コ・スルヘを逃がすシーンです。このシーンは、ハイテン・ウーの複雑な心情が伝わってくるもので、物語に深みを与えていました。また、コ・スルヘとチャ・チャウンが協力して危機を乗り越えるシーンも、二人の絆の強さを示しており、今後の展開が楽しみになりました。

一方で、ソ·ヒスと父親との確執が深まったことも気になるところです。ソ·ヒスは父親の偽善に失望し、単独で犯人を追うことを決意しました。この決断が、今後の物語にどのような影響を与えるのか、注目です。

つづく