今夜のショータイム 第15話 あらすじ/ネタバレ
夜の帳が下りる中、チャ・シフンはコ・スルヘを自宅まで送り届ける。二人は名残惜しそうに別れを告げるが、その様子を闇闇から"ソ・ヒス"がじっと見つめていた。嫉妬に駆られた"ソ・ヒス"は、チャ・シフンが去った後、コ・スルヘの家へ押し入り、抱きしめようとする。しかしコ・スルヘは激しく拒絶する。その瞬間、"ソ・ヒス"の手から黒い煙が立ち上る。それは、彼の体内に宿るソ·ヒスの魂が抵抗しているのだ。強大な力に耐え切れなくなった"ソ・ヒス"は、狼狽えて逃げ出す。
一方、三人の鬼怪はそれぞれの帰路につこうとしていた。チャ・シフンと談笑する中で、マ・課長は音楽への情熱を語り、娘のシャオエンがピアノコンクールに出場することを明かす。期待に胸を膨らませたマ・課長は、シャオエンが通う音楽教室を訪れる。しかしシャオエンは、父親がピアノを購入するために犠牲になった事実を知り、自責の念と恐怖に囚われていた。コンクールへの自信を失ってしまったのだ。
シャオエンの心の傷を知ったマ・課長は、胸の内を明かす。彼はシャオエンの音楽の夢のために、複数の仕事を掛け持ちし、最終的には事故で命を落としていたのだ。深い父愛に心を打たれた仲間たちは、シャオエンを陰から支えることを決意する。
チャ・シフン一行はナ・グムオクを訪ね、マ・課長をシャオエンの夢の中に入れるよう依頼する。一連の神秘的な儀式を経て、マ・課長はシャオエンの夢の中に現れ、愛と励ましで娘の勇気を呼び起こす。目覚めたシャオエンは心のわだかまりを解き、コンクールへの出場を決意する。チャ・シフンはシャオエンを会場まで送ろうとするが、途中で交通事故に遭ってしまう。しかし、マ・課長がバイクに乗って駆けつけ、最後の守護者としてシャオエンの願いを葉える。
同じ頃、イ・ヨンリョルはチョン・イェジを母親に紹介するが、冷たく拒絶されてしまう。チョン・イェジは李母の気持ちを知り、何も言わずにその場を去る。
一方、コ・スルヘはソ·ヒスの異常な行動を察知し、心理カウンセラーを訪ねるよう勧める。しかし、コ・スルヘの七星チェーンに仮応したソ·ヒスの魔性が疼き始める。彼は衝動を抑え込み、コ・スルヘを見送る。
チャ・シフンとコ・スルヘはナン課長とウェイインの結婚式の準備に追われる。式場には幸せと温もりが溢れていた。チェ・ゴムは年齢を理由に敬遠される孤独を嘆くが、マ・課長の励ましで希望を取り戻す。結婚式では、ナン課長とウェイインが指輪を交換し、永遠の愛を誓う。そして、鬼怪たちの別れが近づいてくる。彼らは涙を堪え、笑顔でこの貴重な時間を惜しむ。
ソ·ヒスは自宅に戻り、幽閉している魂と対峙する。彼はその魂を尊敬しつつも、自身の力を維持するためにチョン・イェジを襲撃する。しかし、チェ・ゴムたちの到著によって阻止される。彼らはハイテン・ウーの魂が予想外の場所に存在することに気づき、事態が複雑であることを悟る。より強大な敵に立ち向かうため、チャ・シフンはチェ・ゴムの提案を受け入れ、神力を体内に取り込むことを決意する。新たな戦いが幕を開けようとしていた。
第15話感想記事
第15話は、感動と興奮のジェットコースターのような回でした。マ・課長とシャオエンの親子の絆、チャ・シフンとコ・スルヘのロマンス、そして最終決戦に向けた緊迫感、どれもが見応え十分でした。
特に印象に残ったのは、マ・課長がシャオエンの夢の中で語ったエピソードです。娘の夢を葉えるために命を落としたという彼の姿には、涙なしには見られませんでした。また、チャ・シフンとコ・スルヘの関係も一歩前進し、今後の展開が気になるところです。
つづく