誰も知らない 第11話 あらすじ/ネタバレ
朝焼けに染まる空の下、ペク・サンホ の脳裏に幼い頃の記憶が蘇る。闇に包まれた彼に光を与えたのはシュー・シャンユエンだった。愛で彼の苦しみを癒やし、立ち上がる勇気を与えてくれた。
一方、目を覚ましたウンホは夢に見た水やりを忘れた植物が現実への手掛かりとなっていることに気づく。しかし、空白の記憶は彼を混乱と恐怖に陥れる。母であるヨンジンは涙ながらに彼の回復を喜びつつも、記憶喪失への不安を隠せない。
ヨンジンはウンホの記憶障害の回復方法について朴成真医師に相談するが、専門外であることを告げられる。ヨンジンは医師にペク・サンホ には事実を伝え、ウンホを刺激するような話題は避けるよう強く要請する。朴医師は親友であるユン・リサにウンホの回復と現状を伝える。
ウンホの目覚めた知らせを受けたペク・サンホ は、詳細を知るため病院へと急ぐ。聖痕事件で世間の大きな注目を集めるヨンジンは、警察内部では理解と協力を受けつつも、報道では厳しい視線を向けられる。尹巡警はヨンジンの助手に既定の報告を行い、彼女に不利な情報は伏せるよう指示する。
記憶を失い、母の回避的な態度に戸惑うウンホは不安を募らせる。ヨンジンは彼が転落した真実を明かし、真相を究明すると約束する。そして、記憶が完全でなくても強く生き抜くよう励ます。
ペク・サンウンはドゥフンとウンホの容態について話し合い、ヨンジンは部下と尹巡警にウンホの安全確保を指示する。しかし、リュウ管家の追跡は失敗に終わり、撤退を余儀なくされる。リュウ管家はウンホの回復をチャン・キジュンに報告し、ヨンジンが訪ねてきたことも伝える。
ヨンジンは301号室でウンホにとって重要な品を探し回る。彼女はイ・ソヌに朗報を伝え、ソヌはユン・リサにも報告する。さらに、何ミンソンの試験問題漏洩事件の暴露計画も明かす。ソヌはケーキを持ってウンホを見舞い、緊張を和らげようとするが、ケーキに仮応したウンホは不快な記憶を呼び起こす。彼は自らの手で失った記憶を取り戻すことを決意する。
ソヌはウンホの母とユン・リサを引き合わせるが、2人のぎこちない様子に疑問を抱く。実は、ユン・リサはウンホの母の正体を知らないのだ。会話の中で、ソヌはウンホの遺伝性光過敏症について触れ、ウンホの母は考え込む。
ペク・サンホ はソンアからウンホが週トンミョンと電話で話していたこと、そして通話場所がハンソンの入院先であることを知る。彼はハンソンの純真さを利用して、ウンホが「新生命の福音」という本を受け取ったという情報を引き出す。この本には、クォン・ジェチョンの秘密の計画が隠されているらしい。一行はすぐに本を探しに行くが、チャン・キジュンはすでに小屋を去った後だった。ヨンジンもほぼ同時に小屋に到著し、2人は本の行方を巡って心理戦を繰り広げる。
物語が進むにつれて、ウンホの記憶の謎、シュー・シャンユエン事件の背後にある複雑なネットワーク、そして各勢力の闇躍が徐々に明らかになっていく。真実と救済を巡る戦いが静かに幕を開ける。
第11話の感想
第11話は、衝撃的な展開と複雑な人間模様が描かれた見応えのあるエピソードだった。特に、ウンホの記憶喪失の真実と、ペク・サンホ とヨンジンの心理戦が印象に残る。
ウンホが記憶を失った原因が、ペク・サンホ の仕業だったという事実は衝撃的だった。ペク・サンホ は、ウンホの記憶を消すことで、自分の罪を隠そうとしたのだ。しかし、ウンホは徐々に記憶を取り戻し始め、ペク・サンホ の悪事が暴かれることになるだろう。
また、ペク・サンホ とヨンジンの心理戦も手に汗握る展開だった。2人は、本の行方を巡って駆け引きを繰り広げる。ペク・サンホ は、ウンホの記憶を消すことで、ヨンジンを追い詰めようとする。しかし、ヨンジンは諦めずに、ペク・サンホ の悪事を暴こうとする。
つづく