『誰も知らない』第13話 あらすじ/ネタバレ

1998年、聖痕事件が初めてその残酷な姿を現した。誘拐されたハナは、シュー・シャンユエンに命乞いをするが、彼は奇妙な口調で、彼女が彼によって新生を得ると答える。この場面を目撃したペク・サンホ は、神聖な傷口への憧れをシュー・シャンユエンに打ち明け、それを幸福の象徴と考える。ペク・サンホ は現場を清掃する際、死者の妹であるハルが姉に送ったバースデーカードを遺体の横に置き、静かに去っていく。

時が経ち、聖痕事件が再び浮上する。スジョンはヨンジンと映画鑑賞と福祉院訪問を心待ちにしていた。しかし、ヨンジンは祖父を見舞うために先に山に登り、スジョンは祖父の家で特別な白い花に出会い、それが後に2人の共通の記憶の象徴となる。森の静かな時間の中で、2人は聖痕事件の影について語り、スジョンはヨンジンを気遣い、何度も注意を促す。

一方、イム・ソジンは張基浩に、ある人物が土地をクォン・ジェチョン牧師に贈与しようとしているが、権牧師はそれを自分に託し、張基浩に処理を依頼したことを明かす。その後、ペク・サンホ の案内で孤児院を訪れ、子供たちをシンセンミョン教会の活動に誘う。そこでペク・サンホ は、鳩を埋葬しているヨンジンに出会い、「彼女は善良な子だ、苦しみから救われるだろう」とつぶやき、殺意の種を静かに蒔く。同時に、ヨンジンの友人であるスジョンにも目を向け、2人の写真を盗み、シュー・シャンユエンに電話をかける。信仰の歪みによる新たな殺戮の始まりを予感させる。

スジョンはヨンジンと連絡が取れず焦って探すが、ペク・サンホ の罠にはまり、気絶させられて誘拐される。ペク・サンホ はスジョンの携帯電話を使ってヨンジンに連絡し、スジョンが自分のために死ぬことを告げ、その後、シュー・シャンユエンのような残忍な方法でスジョンの命を奪う。翌日、ヨンジンは警察の取り調べで初めてファン課長と対面し、ペク・サンホ から電話を受ける。彼は聖痕事件は終わったと狂ったように主張し、ヨンジンはどんな犠牲を払っても彼を捕まえることを誓う。

ウンホはミレニアムホテルでヨンジンと同じ写真と携帯電話を発見し、ペク・サンホ の異常な行動を思い出し、死が近づいていることを感じ、逃げることを決意する。ウンホはヨンジンに、ペク・サンホ の仲間から追跡され、緩降機を使って逃げ出したことなど、ハラハラドキドキする詳細を話す。ヨンジンはそれを聞いて胸を痛め、ウンホをさらに守る決意をする。

ソヌの登場は、ウンホに温もりと力を与えた。彼はウンホの本当の身元が、自分の姪の兄であり、ユン・リサの非血縁の息子であることを知り、ウンホを守る決意をさらに固める。同時に、ペク・サンホ がこの一連の事件の黒幕であることも見抜く。

ファン課長はヨンジンが真実を追及し続けることを支持するため、職を辞してヨンジンの地位を守ろうとする。一方、何ミンソンは試験の答案が漏洩したことで転校の危機に直面するが、母親は息子の決意を見て仕方なく妥協する。ユ・執事はユン・リサに、ペク・サンホ と張基浩がウンホを捜索していることを報告する。ペク・サンホ は不吉な予感がして、直接ソヌの教室のドアの前に向かう。ウンホをめぐる戦いが静かに激化していく。

第13話の感想

第13話は、聖痕事件の真相が明らかになるにつれて、登場人物の運命が大きく動き出す重要なエピソードでした。特に、スジョンの死は大きな衝撃を与え、ヨンジンの復讐心をさらに強めました。

ペク・サンホ の狂気はさらにエスカレートし、ウンホの命を狙うようになりました。しかし、ウンホはソヌ先生の助けを得て、ペク・サンホ から逃れることができました。

つづく