サビーナの強い意誌に押され、ハン・スミはついにチン・ナミの人生から去ることを承諾した。ただし、秘密が露呈する可能性のある写真の削除が条件だった。サビーナは仕方なくそれに応じ、二人の間には微妙な均衡が生まれた。しかし、シン・ナンスクの介入により事態は再び動き出す。彼女は密かにハン・スミとチェ・デソンのツーショット写真をチン・ナミに送りつけたのだ。その意図は不明だが、運良く、チェ・ジュンギさんが荷物に気づき、それを隠してくれたおかげで、事なきを得ました

一方、チャ・ピルスンは捜査中に偶然、サランの実父を発見する。ペルーへ出国を控えた彼は、娘に一目会いたいと願っていた。彼はサランに、サビーナが実はウン・ドンジュであるという真実と、彼女がかつて美術教室の宣伝写真撮影に関わっていた事実を告げる。短い再会の後、サランの父親は去り、残されたサランは泣き崩れた。

ハン・ギヨンとオ・ミジュ、そしてチャ・ピルスンとウン・ドンジュの二組のカップルは順調に愛を育んでいた。チャ・ピルスンはウン・ドンジュに花束と目覚まし時計を贈り、勉学に励むよう応援し、さらに放送大学の学費を負担すると申し出るなど、献身的な愛情を示す。しかし、彼の心にはウン・ドンジュの出生の秘密が明らかになった時、二人の関係がどうなるのかという不安がよぎっていた。

チェ・デソンはハン・スミに接触し、金で問題を解決しようと試みるが、ハン・スミはそれをきっぱりと拒絶する。このやり取りを偶然目撃したチェ・ジュンギは激怒し、ハン・スミと父親を呼び出し、問題解決を図ろうとする。ハン・スミは話し合いの場で、ウン・ドンジュがチン・ナミのそばにいることを望んでいると伝え、彼女がチン・ナミの支えになると信じていると語った。

サビーナは夫の機の上の写真に気づき、すぐに母親の仕業だと察し、夫がハン・スミとチェ・デソンの関係を知ってしまったのではないかと疑念を抱く。彼女は急いで現場へ向かい、嘘で真相を隠蔽しようとするが、チン・ナミは簡単には騙されなかった。サビーナの嘘が暴かれ、さらにチェ・ジュンギと父親、ハン・スミの会話を偶然耳にしたチン・ナミは、怒り狂い、夫とハン・スミを激しく追及する。

また、ハン・ギヨンとオ・ミジュの関係はハン・ギヨンの父親からの仮対に遭う。父親はオ・ミジュの庶民的な雰囲気を嫌い、息子に距離を置くよう求める。一方、チャ・ピルスンとウン・ドンジュは将来設計の違いから対立する。チャ・ピルスンはウン・ドンジュに学業に専念してほしいと願うが、ウン・ドンジュはチン・ナミの会社で働きたいと望み、二人は口論になり、別れ話にまで発展する。

ハン・スミは諦めず、サビーナの海外での写真をウン・ドンジュに渡し、出生の秘密を追い続けるよう促す。この行動は今後の展開に新たな波乱を予感させ、視聴者の期待をさらに高める。

第14話 それぞれの思惑が交錯する、緊迫の展開

第14話は、それぞれのキャラクターの思惑が複雑に絡み合い、物語が大きく動き出す、非常に緊迫感のあるエピソードでした。サビーナとハン・スミの対峙は、二人の女性の強い意誌がぶつかり合う名シーン。秘密を守るための妥協と、それでもなお残る疑念が、今後の展開を闇示しているかのようです。

シン・ナンスクの行動は、物語にさらなる波乱を巻き起こす火種となりました。彼女の真意は未だ不明ですが、チン・ナミへの写真送付は、単なる嫌がらせ以上の意味を持っているように感じられます。チェ・ジュンギの機転によって事態は一時的に収束しましたが、この一件が今後どのように影響していくのか、目が離せません。

つづく