物語は大きく動き出す。シン・ランスクが現れ、ウン・ドンジュとサビーナの前に姿を現した。ナンスクはドンジュが長年探し求めていたシン・ランスク本人だと認めるも、ドンジュの実母ではないと告げる。ナンスクは、ドンジュが幼い頃、黄金の庭の祝祭で自分たちの後をついて回っていた少女だったと語り、ドンジュは衝撃のあまりに混乱し、感情を抑えきれなくなる。チャ・ピルスンはすぐに駆け寄り、ドンジュを支え、病院へと送り届ける。ピルスンは、弱ったドンジュの姿に心を痛め、彼女を守ると心に誓う。
一方、ハン・ギヨンと吳美珠の関係にも闇雲が立ち込める。ギヨンの父が経営する店で、二人の親密な様子を目撃した父は、ミジュが息子に言い寄っていると勘違いし、ミジュを解雇してしまう。突然の出来事にミジュは深く傷つき、二人の間に大きな溝が生まれる。
サビーナは、チェ・ジュンギの沈んだ様子を心配し、会社と家庭のことで悩んでいるのだろうと慰める。しかし、ジュンギはサビーナの隙を見て、彼女のドライブレコーダーのメモリーカードを盗み出し、サビーナとドンジュの会話を盗み聞きする。そこでサビーナとイ・ソンウクの複雑な過去を知り、大きな衝撃を受ける。
ピルスンは、サビーナとジュンギへの疑念を深め、ソンウクの死との関連性を調べ始める。特に、二人のアリバイに焦点を当てる。そんな中、ドンジュは予定より早く退院し、自宅療養を決意する。ピルスンを見送る際、二人は互いの想いを伝え合い、心の距離は縮まる。
ハン・スミは、ドンジュからサビーナの素性について聞き、疑問を抱き、自ら調査に乗り出す。チン・ナミは、夫のチェ・デソンに10月まで自宅の庭にテントを張って住むことを条件に、一時的な帰宅を許可する。雨の日でも家の中に入ることは許されない。デソンは、事務所で休もうとした際に、ジュンギとサビーナの激しい口論を偶然耳にし、二人がひき逃げ事故を起こしたこと、そしてサビーナとソンウクの過去を知ってしまう。
追い詰められたサビーナは、ジュンギとの結婚を取りやめると申し出て、事態の収拾を図ろうとする。デソンはジュンギに、事が露見しないよう今は我慢するよう忠告する。葛藤の末、ジュンギはサビーナの実家への帰りを止め、二人は表向きは和解するものの、それぞれが腹の底では別の考えを抱いている。
ミジュは、ギヨンの隠蔽行為に失望し、激しい口論の末、深い悲しみを胸にギヨンのもとを去る。ピルスンとギヨンは、ソンウクが事故に遭った現場へ向かい、手がかりを探す。混乱の中、ピルスンは一枚のネイルチップを発見する。これは、真実を解き明かす重要な証拠となるかもしれない。
第18話の感想
第18話は、まさに波乱の展開でした。それぞれの登場人物が抱える秘密や嘘が複雑に絡み合い、緊張感が高まる回でした。特に印象的だったのは、シン・ランスクの登場です。ドンジュが長年探し求めていた人物でありながら、実母ではないという衝撃の事実は、ドンジュを深い悲しみに突き落としました。彼女の絶望と混乱は見ているこちらも胸が締め付けられるようでした。ピルスンの温かい支えだけが、ドンジュにとって唯一の救いのように感じられました。
また、ギヨンとミジュの関係にも変化がありました。父親の誤解によるミジュの解雇は、二人の間に大きな溝を作りました。ギヨンの優柔不断な態度が、ミジュをさらに傷つけてしまったように思います。真実を明らかにし、誤解を解くことができれば良いのですが、今後の展開が心配です。
つづく