アラン使道伝 第2話 あらすじ/ネタバレ
ムヨンの追跡を逃れたウノとアランは、河辺に到著する。
ウノはアランの髪に挿された簪が母親のものだと確信し、その由来を尋ねる。しかしアランは死んだ時から身に著けていたと答える。母親を探すため、ウノはアランの身元を解明する手助けをしようと決意する。アランはウノの勇気と人情味を称えるが、ウノはそれを否定する。
ウノはトルセに自分が使道に就任することを告げる。トルセはウノが役人に騙されて乗り込んできたと思い、止めようとするが、ウノはそれを阻止する。役人たちは協議の後、チェ大監に報告する。
ウノはアランの肖像画を描いて手がかりを探そうとするが、画力が悪く、他の人にはアランの姿が見えないため、断念する。
二人は長い間話し合い、アランは腰に刺されたような痛みを感じていることを明かす。そのため、二人はアランが刺殺されたのではないかと疑い、ウノは衙門の記録を調べてみるが、何も見つからない。
悩んだウノは街をぶらぶらと歩き回り、偶然にも無人となった屋敷に入る、ここは以前使道の娘が住んでいた部屋だと知る。その娘は一言も残さずに姿を消し、3年が経っていた。ウノはすぐにアランのことを思い浮かべる。
一方、アランはお腹を満たすために、幽霊たちと供物を奪い合って、ひどい目に遭う。ウノは屋敷に連れ戻し、アランの名前は李セツエンだと告げる。アランは衣服を見て自分の身元を確認するが、何も思い出せない。
ウノは役人にアランのことを尋ねるが、アランは生前に通引と駆け落ちし、父親も亡くなったと聞かされる。さらに、彼女の婚約者はチェ大監の養子であるジュワルだった。アランはウノにジュワルに会い、生前の自分の様子を聞いてほしいと頼み、ウノは仕方なく行くことにする。
ウノとアランはジュワルの屋敷を訪れる。アランは遠くからジュワルの横顔を見て、心臓がドキドキするのを感じる。次回また来ると言うが、ウノは幽霊の心臓がドキドキするのはおかしいと考える。アランは無理やりウノを連れ去るが、ジュワルは何かを感じ取ったようだった。
住居に戻り、二人は酒を飲んで憂さを晴らす。アランは自分の心拍は、この男を本当に好きだったからかもしれないと言う。ウノは信じられず、アランにジュワルに会いに行くように促すが、アランは依然拒否する。そして、姿が見えないとしても、美しく著飾ってジュワルに会いたいと言う。ウノは仕方なく承諾する。
一方、役人たちはウノの一連の行動に疑問を抱く。
ジュワルはセツエンを忘れられず、妓院にまで探しに行くが、失意のうちに去る。帰ろうとした時、一人の女に絡まれ、振りほどこうとするうちに、突然暴力を振るってしまう。
ウノはアランを背負って巫女のもとへ行き、アランに服を仕立ててもらう。ウノはアランのサイズを測り、二人は触れ合ったことで、お互いに奇妙な感覚を覚える。帰り道、ウノとジュワルはすれ違う。
ジュワルは空の月を見つめ、物思いにふける。ウノは眠っている時に目を覚ますと、アランが横に寝ていて、キスをしようとしているのを見る。
第2話の感想
第2話は、ウノとアランの関係が深まる回でした。ウノはアランの身元を解明するために奔走し、アランはウノに自分の過去を少しずつ明かしていきます。
特に印象的なのは、ウノとアランが巫女のもとで服を仕立ててもらうシーンです。二人は触れ合ったことで、お互いに奇妙な感覚を覚えます。このシーンは、二人の関係が今後どのように発展していくのかを闇示しているように感じられました。
また、ジュワルが妓院で暴力を振るうシーンも印象的でした。ジュワルはセツエンを忘れられず、苦しんでいる様子が伝わってきました。
つづく