愛するウンドン 第4話 あらすじ/ネタバレ
ソ・ジョンウンの心は、おばあちゃんの優しいながらも憂いを帯びた語り口調によって、そっと触れられたように、何とも言えない酸楚が込み上げてきた。その瞬間、チ・ウンホからの電話が鳴り響く。あの懐かしい声は、まるで時空を超えた呼びかけのように、ソ・ジョンウンをウンドンであるかのように錯覚させた。久しく忘れていた親しみやすさに、思わずチ・ウンホとウンドンの物語に没頭してしまう。
チ・ウンホの語る言葉と共に、ソ・ジョンウンの記憶は落葉のように舞い降りてくる。毎一言毎一句が、彼女の心の奥底に眠る謎を揺さぶる。特に、2人の共同の思い出が詰まった曲が流れると、彼女の脳裏にはぼやけた光景が次々と浮かび上がる。鮮明ではないものの、言葉では言い表せないほどの懐かしさと温もりを感じさせる。
疑問に満ちたソ・ジョンウンは、イ・ガリュルのおばあちゃんに会いに行く決意をする。イ・ガリュルは彼女を一目見ただけで、ウンドンの先生だったことを確信する。ソ・ジョンウンは必死に記憶を辿るが、ウンドンの先生だったことは否定するしかない。しかし、イ・ガリュルの揺るぎない信頼は彼女に不思議な力を与え、チ・ウンホに会うよう促す。手紙に込められた深い愛情と期待を信じていると。
一方、チョ・セヨンはチ・ウンホとウンドンの再会に恐怖と不安を感じ、所有欲をむき出しにする。イ・ソクテを利用して阻止しようと企むが、チ・ウンホの決意と多忙さに阻まれ、自宅での晩餐会で機会を伺うことに。しかし、彼女の積極的なアプローチはチ・ウンホに拒絶され、複雑な心境に陥ってしまう。
家に帰ったソ・ジョンウンは、過去の謎を解き明かしたいという思いが強まる一方で、家族の沈黙と回避に困惑する。さらに、婆婆から責められ、チェ・ジェホへの恩義や空白の過去について、重くのしかかる。
チ・ウンホの新刊出版のニュースは、ファンたちの間で瞬く間に広がる。イ・ソクテは阻止しようと躍起になるが、もはやどうすることもできない。ウンドンにそっくりなソ・ジョンウンと密会し、衝撃と無力感に苛まれる。チ・ウンホに接触しないよう懇願し、すべての疑問は自分が解決すると約束する。
ソ・ジョンウンの沈黙に不安を感じたチ・ウンホは、何度も連絡を取るが、返事はない。コ・ドンギュの調査結果が明らかになるまで、ソ・ジョンウンが人妻であることを受け入れられず、ウンドンとの夢は永遠に葉わないと諦めかけていた。
しかし、予期せぬ発見により、チ・ウンホの心に再び希望が灯る。初キスに関する未発表の曲について、ソ・ジョンウンは正確に意味を理解していたのだ。この信じられないほどの共通点は、彼の心の叫びを無視できなくさせる。チ・ウンホはすぐにソ・ジョンウンに電話をかけ、真相を明らかにするために会うことを懇願する。彼女が、ずっと探し求めていたウンドンなのかどうか、確かめたいと。
その頃、チョ・セヨンは著々と陰謀を進めていた。イ・ソクテを使ってチ・ウンホとソ・ジョンウンの接触を阻止し、ソ・ジョンウンの調査を急ピッチで進め、チ・ウンホの心を掴むための情報を集めようとする。愛、記憶、真実をめぐる戦いが、静かに幕を開ける。
第4話 感想
第4話は、ソ・ジョンウンとチ・ウンホの物語が大きく動き出す回でした。ソ・ジョンウンはチ・ウンホの電話でウンドンの記憶が蘇り、イ・ガリュルのおばあちゃんとの出会いによって、自分がウンドンではないかと疑い始めます。一方、チ・ウンホはソ・ジョンウンがウンドンではないかと確信し、真相を確かめようとします。チョ・セヨンはチ・ウンホとソ・ジョンウンの再会を阻止しようとしますが、失敗に終わります。
第4話は、ソ・ジョンウンとチ・ウンホの切ない恋模様が描かれていて、とても感動しました。特に、ソ・ジョンウンがチ・ウンホの電話でウンドンの記憶が蘇るシーンは、とても印象的でした。また、チ・ウンホがソ・ジョンウンがウンドンではないかと確信するシーンも、とても切なかったです。
つづく