グッド・ドクター 第16話 あらすじ/ネタバレ

ドハンのケガ

詳細な検査の結果、ドハンは腹壁を負傷しただけで、内臓には損傷がないことが判明した。この知らせに、現場にいた人々は安堵の表情を浮かべた。しかし、普段は温厚なシオンが、ドハンを傷つけた犯人に対して初めて拳を振るうという予想外の行動に出た。これは、彼の大きな変化の兆しだった。

チェギョンは知らせを聞いてすぐに病院に駆けつけ、ドハンを見舞った。彼女の深い愛情と気遣いに、ドハンは心を温められ、2人の間に久しく忘れていた恋心が再び芽生えた。

チャオ看護師の謹慎処分

一方、チャオ看護師は過剰防衛で注意処分を受けた。看護部長はこれに憤慨し、彼女を擁護した。チャオ看護師は心の中で、看護部長の気遣いとサポートに感謝した。

病院の買収

病院内では、買収されるという噂が飛び交っていた。ジン科長は敏感にこの変化を察知し、ガオ科長に新しい権力争奪戦に備えるよう促した。しかし、ガオ科長は心境の変化によって権力への執著を失っており、ジン科長は驚きと困惑を隠せなかった。

シオンとチェギョン、ユンソ

シオンは外出中に偶然チェギョンと出会い、ドハンを助けたお礼に高価なコートを贈られた。この場面をユンソが目撃し、シオンとチェギョンの親密さに嫉妬心を抱いた。フー院長はユンソのもとを訪れ、手術方案について話し合った。そして、手術を受ける子供は自分の息子であることを明かし、ユンソを驚かせた。同時に、フー院長の小児外科に対する不信感も彼女に強い不満を抱かせた。

シオンの父はテレビで息子の犯人との闘いを知り、小児外科に押し掛けて大騒ぎを起こした。その時、ガオ科長が駆けつけ、巧みにシオンをその場から連れ出し、父親に職場で騒がないよう説得した。しかし、シオンの父は横暴な態度を崩さず、怒りを鎮めることはできなかった。

ユンソはドハンに数日間の休息を取るよう優しく説得した。ドハンは感謝の気持ちとともに、チェギョンと復縁したことを正直に打ち明けた。チェギョンはリーシーチャンと院長に、自分が財団の資金を流用した張本人であることを告白した。リーシーチャンは心を痛め、院長はチェギョンを慰め、リーシーチャンにとって彼女がいかに重要であるかを強調した。チェギョンは感動して涙を流した。

嫉妬したユンソをなだめるため、シオンは公園でダンスを踊った。2人の関係は修復され、楽しい時間を過ごした。その後、ドハンはチェギョンを2人がよく行くバーに誘った。チェギョンは自責の念から酒を飲み続け、ドハンはそばで優しく寄り添った。2人の関係はさらに深まった。

レンハイの拒否

フー院長は小児外科の医療能力を疑問視し、ドハンかユンソをボストンに派遣して手術を支援することを提案したが、2人とも拒否した。シオンは両親を見舞った際、内面の抵抗感が薄れてきており、感情的にこの家族を受け入れ始めていた。病院の廊下でフー院長と偶然出会ったシオンは、病院の改編に不満を表明し、子供たちの治療の機会を奪う残虐な行為だと主張した。

レンハイは、自分の小腸を提供してくれたのが実の姉であることを知り、心を痛め、手術を拒否して病院を逃げ出した。ドハンは手術の指示がジン科長から出されたことを知り、小児外科に幹渉しないよう求めたが、ジン科長は嘲笑して拒否した。フー院長夫人は病気の息子ジュンヨンを連れて密かに帰国し、盛元大学病院に入院した。シオンはレンハイとジュンヨンの境遇を目の当たりにし、無力感と落胆を覚えた。ユンソはレンハイを家に泊めただけでなく、愛という名のもとにシオンを慰め、彼に暖かさと力を与えた。

レンハイはユンソの家で一夜を明かした翌日、突然血を吐いて昏睡状態に陥った。シオンは急いで駆けつけ、目の前の光景に心を痛めた。緊急救助が開始されようとしていた...

第16話:感動と葛藤の渦

第16話は、感動と葛藤が交錯する、見応えのあるエピソードでした。ドハンの負傷から始まり、シオンの成長、チェギョンの告白、レンハイの苦悩など、様々なドラマが展開されました。

特に印象に残ったのは、シオンの成長です。普段は温厚な彼が、ドハンを傷つけた犯人に初めて拳を振るうシーンは、彼の内に秘めた正義感と勇気を垣間見ることができました。また、チェギョンへの愛情に素直になり、彼女とダンスを踊るシーンは、彼の心の変化を象徴するものでした。

一方、レンハイの苦悩も胸を打つものでした。実の姉からの臓器提供を拒否し、病院を逃げ出すシーンは、彼の葛藤と絶望を痛切に感じさせました。また、ユンソが彼を温かく受け入れ、愛という名のもとに慰めるシーンは、希望の光を感じさせるものでした。

つづく