星から来たあなた 最終回 第21話 あらすじ/ネタバレ
星明かりが瞬く夜空の下、ソンイはミンジュンに愛を告白します。彼女の愛は、既知と未知の時間を超えて、揺るぎないものでした。しかし、ミンジュンは400年間守り続けてきた孤独のルールを思い出します。いずれ去らなければならないから、与えも受けもせず、感情の泥沼に陥ることもない。しかし、運命の歯車は容赦なく進み、ミンジュンが去る日がついにやってきます。
流星群が織りなす夜、人々は家から出て、この珍しい天文現象を見上げます。ソンイとミンジュンはバルコニーに立ち、ソンイはミンジュンと一緒に願い事をしようと駄々をこねます。彼女は目を閉じて、ミンジュンとの未来を心の中で唱え、ミンジュンは彼女の耳元で最後の別れを告げます。彼の言葉は未練と心配に満ちていて、ソンイに自分を大切にするように、彼女を傷つけるかもしれない場面から遠ざかるようにと繰り返し頼みます。彼は、遠く離れていても、彼女と一緒にいる方法を探し続け、彼女が自分を忘れて幸せに暮らせるようにすることを約束します。ソンイは涙をこらえながら、彼の言葉に耳を傾けます。彼女は彼の無念さを理解していますが、受け入れることはできません。二人は背を向け合い、それぞれ悲しみに浸り、涙が静かに頬を伝います。
ミンジュンの別れは、ソンイの世界から色を奪い去ったかのようです。彼女は仕事への興味を失い、魂が抜けたように彷徨います。一方、ジェギョンの罪は裁かれようとしており、彼は父親に助けを求めますが、自分の堕落と救いようのないことを悟ります。ヒョギョンの訪問は、ソンイに安らぎをもたらします。彼女はヒョギョンに心を開き、ミンジュンが別の場所で同じように自分を想っていることを信じていると打ち明けます。家の植物は再び生命を取り戻し、ソンイにも希望が芽生えます。彼女はミンジュンも身体が回復し、元気に過ごしていると信じています。ユンジェとヒョギョンの献身的な世話は、実はミンジュンが去る前に手配していたことでした。
時は白駒の如く過ぎ、3年が経ちました。ソンイとセミの事業は順調に伸び、ユンジェは新惑星を発見したことで名を馳せています。一方、ジェギョンは、果てしない恐怖と自責の念の中で控訴を断念し、精神状態は悪化しています。ソンイは多忙な中でも、ミンジュンとの思い出を振り返らずにはいられません。二人が訪れた場所を巡り、ミンジュンの気配が今も残っているような気がするのです。
ある日、撮影の休憩中に、ソンイは一瞬ミンジュンの姿を見たような気がして、必死に追いかけますが、空振りに終わります。映画祭のレッドカーペットで、ソンイの華やかな姿が再び注目を集めます。そしてその時、奇跡が起こります。時間が止まったかのように、ミンジュンが人々をかき分けてゆっくりと彼女に歩み寄り、露出の多い彼女の服を注意しながらコートを羽織らせます。ソンイは信じられない思いで涙を流し、二人は固く抱き合い、お互いの思いと謝罪を口にします。しかし、この再会は束の間のものでした。ミンジュンは再び姿を消し、ソンイは人混みの中で茫然自失となります。
夜、すべてが静まり返った時、ソンイとミンジュンはマッサージチェアに座って、貴重な静かな時間を過ごします。ミンジュンは静かに読書をし、ソンイは彼の姿を優しく見守ります。この平凡でありながら誠実な幸せは、彼らにとって最も貴重な財産です。ミンジュンはまだ地球に永遠にとどまる方法を見つけていませんが、彼はこれからも努力を続け、毎一次の再会をより長くすることを約束します。星明かりと月明かりに照らされ、二人の愛は時間と空間を超えて、最も輝かしい光を放ちます。
第21話の感想
『星から来たあなた』最終回は、感動と切なさの入り混じった、忘れられないエピソードでした。ソンイとミンジュンの愛の強さと、運命の残酷さを改めて感じさせられる内容でした。
特に印象に残ったのは、流星群の夜にミンジュンがソンイに別れを告げるシーンです。ミンジュンの言葉の一つ一つに彼の愛と苦悩が込められており、胸が締め付けられる思いでした。また、ソンイがミンジュンを必死に追いかけるシーンも、二人の切ない想いが伝わってきて涙が止まりませんでした。
しかし、最後には奇跡が起きて二人は再会を果たします。短い時間でしたが、とても幸せそうな様子が描かれており、見ていて心が温まりました。ミンジュンが地球に永遠にとどまる方法を見つけられるのかは分かりませんが、二人の愛は永遠に続くことを願わずにはいられません。