星から来たあなた 第8話 あらすじ/ネタバレ
夜が訪れ、千ソンイは危機一髪のところでト・ミンジュンに助けられる。しかし、ミンジュンはそのまま立ち去ってしまい、ソンイは茫然としながらも彼の姿を見たような気がした。そこに、イ・フィギョンから電話がかかってきて、彼は病院に駆けつけ、動揺しているソンイを連れて帰る。
アパートの階下で、ミンジュンが去ろうとしているところに出くわしたソンイは、彼が自分を助けたのかと尋ねる。しかし、ミンジュンは淡々と否定し、何か秘密を隠しているような表情を浮かべる。
実は、これはすべて都ジェギョンの陰謀だった。彼は部下にソンイに薬を注射させ、一時的に記憶喪失を起こさせ、交通事故を装って罪を隠そうとしたのだ。しかし、ミンジュンの出現で彼の計画は阻止され、ジェギョンの陰謀は失敗に終わった。
フィギョンは病院の安全管理に激怒し、医師たちも何が起こったのか理解できない。
ミンジュンは自宅に戻り、ソンイを助けた際に負った傷を自分で手当てする。包帯を巻いていると、フィギョンがソンイを家まで送ってきた時の声が聞こえてきた。二人が温かく語り合う様子に、ミンジュンの心は揺れ動く。
家に入ったソンイは、自宅が空き巣に入られたことに気づき、恐怖のあまりミンジュンの家のドアをノックして、一時的に避難させてほしいと頼む。ミンジュンはそれを拒否せず、安心するようにとだけ言う。
ミンジュンの家で、ソンイは彼の腕の傷を見つける。ミンジュンは不注意で怪我をしたと軽く言うが、真相を隠そうとしているのは明らかだった。
一方、フィギョンは金セミに会いに行き、ソンイのそばにいてほしいと頼む。心配で眠れないフィギョン。セミは複雑な気持ちになり、フィギョンにあの晩ソンイを助けたのは誰なのか知っていると言い、その真実を明かしたらどうなるのかと探りを入れる。フィギョンは黙り込み、複雑な心境を隠せない。
退屈なフィギョンの部屋で、ソンイは彼の蔵書を眺めていると、『エドワードの奇妙な旅』という本に目が留まる。彼女は夢中になって読みふけり、そのまま眠ってしまう。
一方、息子を恋しがるソンイの父は、息子を尾行中にバイクにぶつかってしまう。幸い、ユンジェがすぐに駆けつけてくれたが、ユンジェはかつての親友である彼を覚えていなかった。
同じ頃、ソンイはミンジュンの家で掃除を手伝うが、不注意でいくつかのアンティークを壊してしまう。ミンジュンは残念がるが、仕方がないと諦め、最終的には彼女を優しく抱きしめて「もう大丈夫」と諭す。二人の距離が近づき、空気中に微妙な緊張が漂うが、ミンジュンはすぐに我に返り、彼女の手を離す。
警察は、ハン・ユラが死亡した事件を捜査する中で、彼女が死亡体験館に男性と一緒に訪れた記録を発見する。遺書はそこで書かれたのではないかと推測される。
一方、ミンジュンはU盤を隠し持っていることに不安を感じていた。彼は、この小さな記憶装置の中に、すべてを覆す秘密が隠されているのではないかと予感していた。
フィギョンは再びセミに会いに行き、あの男の秘密を守ってほしいと頼み、自分の気持ちを正直に伝えるように励ます。セミは勇気を出してフィギョンに自分の気持ちを告白し、フィギョンは驚きと感動を隠せない。
ソンイの母はミンジュンに、常にソンイの安全に気をつけてほしいと念を押す。
ソンイは、漫画をホンンに返却する際に、記憶の一部を失っていることを打ち明ける。ホンンは、専門医に相談することを勧める。医師は、ソンイが特定の人物への過度の依存症にかかっていることを診断し、その依存を克服することを勧める。しかし、ソンイは諦めきれず、自分の魅力でミンジュンを振り向かせることを決意し、彼に「15秒魅力チャレンジ」を提案する。当初、ミンジュンは動じなかったが、その瞬間、何かに突き動かされるようにソンイを引き寄せ、深くキスをした…
第8話の感想
第8話は、緊張感と感動が入り混じった素晴らしいエピソードでした。ト・ミンジュンのヒーロー的な活躍、都ジェギョンの陰謀の阻止、そしてイ・フィギョンと金セミの複雑な関係など、見どころ満載の内容でした。
特に印象に残ったのは、ト・ミンジュンが千ソンイを助けるシーンです。危機一髪の状況で颯爽と現れたミンジュンの姿は、まさに王子様そのものでした。また、フィギョンとセミのやり取りも胸を打つものがありました。フィギョンのセミへの想いが伝わってくるシーンは、感動的で思わず涙してしまいました。
つづく