深夜2時のシンデレラ 最終回 あらすじ/ネタバレ(第9-10話)

ユンソはジュウォンと結婚するため、最後の関門であるジュウォンの母親、財閥グループ会長のキム・ソンジュの承認を得なければなりません。しかし、そのためにユンソは「シンデレラ」の物語を完成させるため、自身の過去の傷を明かさなければならないという危機に陥ります。

ジュウォンに逆プロポーズを計画しているユンソは、まず別れを切り出す際に受け取ったお金をキム・ソンジュに返そうとします。しかし、ユンソに会ったキム・ソンジュは激怒し、翌日には冷淡な態度でユンソの退職を早々に処理してしまいます。ユンソの退職を知ったソンミンは、彼女のために送別会を開こうと提案します。それに嫉妬したジュウォンも急いで送別会に参加します。ソンミンとジュウォンは相変わらずユンソを巡って対立しますが、ユンソが席を外した際にソンミンはジュウォンに母親の心を動かすための誠実なアドバイスをします。

酔っぱらって帰宅したジュウォンは、母親に長年言えなかった本音を打ち明けます。母親を失望させないように、彼は夢を持つことさえ躊躇していましたが、今回は「僕は幸せになりたい」と母親に告げます。この言葉はキム・ソンジュの心を揺さぶります。翌日、キム・ソンジュは冷淡な態度を改め、オープンな姿勢を見せ、ジュウォンとユンソに希望を与えます。

ユンソは逆プロポーズでジュウォンの気持ちに応えた後、再びキム・ソンジュと一対一で会います。キム・ソンジュは「シンデレラらしくしっかりやりなさい」と言い、奨学金財団を引き継ぐことを条件に、ジュウォンとの結婚を承諾します。しかし、キム・ソンジュの真の目的は、ユンソの不幸な家庭背景を利用して、童話のような物語を作り上げ、世間の注目を集めることでした。

ジュウォン一家は、父親の不倫による離婚訴訟で危機に陥ります。キム・ソンジュは「財閥いじめ」の醜聞で傷ついた会社のイメージ回復のため、ユンソを利用して奨学金財団を任せるつもりでした。しかし、ユンソの弟ジソクは偶然姉の友人との会話を聞いてしまい、ジュウォンの母親が姉の傷を利用しようとしていることを知り、怒ってジュウォンを問い詰めます。すべてを知ったユンソは、激昂するジュウォンをなだめます。彼女は「怒ることはいつでもできるけど、慰めることができるのは今だけ」とジュウォンに説得し、母親のキム・ソンジュを追い詰めずに慰めるように促します。

ぎこちない親子3人での外出が始まります。ガソリンが切れて道中に立ち往生したことで、かえって3人は率直に話し合う機会を得ます。キム・ソンジュも、自分が幸せな家庭を持ったことがないため、息子に幸せを与えることができなかったと打ち明けます。最終的に、キム・ソンジュはユンソの家庭背景を公開する計画を取りやめ、2人の結婚を無条件で承諾します。

一方、シウォンとミジンも関係が進展します。2人はお互いの気持ちを確かめ合い、本当の恋愛が始まります。他のカップルのように、異性に嫉妬したり、結婚記念日を忘れて喧嘩したりしながら、徐々に本当の夫婦になっていきます。

ついに結婚式が訪れます。ユンソが言ったように「自分の価値は自分が知っている」と、彼女は結婚式当日、輝きを放ちます。ユンソとジュウォンは、お互いへの真心で、別れの危機を乗り越えました。彼らは日々の積み重ねが童話よりも美しいことを行動で証明し、祝福の中、結婚式を挙げます。

第9-10話の感想

第9-10話は、主人公ユンソとジュウォンの結婚に向けた大きな進展がありました。ユンソはジュウォンの母親キム・ソンジュの承認を得るために、自身の過去の傷を明かすという大きな決断をしました。また、ジュウォンは母親に自分の気持ちを正直に伝え、キム・ソンジュも心を開き始めます。

特に印象に残ったのは、ユンソがジュウォンを慰めるシーンです。ジュウォンは母親の真意を知り、怒りと悲しみに暮れますが、ユンソは「怒ることはいつでもできるけど、慰めることができるのは今だけ」と優しく諭します。このシーンは、ユンソの強さと優しさがよく表れていて、とても感動的でした。

また、シウォンとミジンの関係も進展し、本当の夫婦らしくなっていく様子が微笑ましかったです。第9-10話は、それぞれのキャラクターが成長し、愛を深めていく姿が描かれていて、見応えのあるエピソードでした。

つづく