LTNS~不倫探偵夫婦物語~ 第4話 あらすじ/ネタバレ
ある日、サミュエルはタクシーを運転中に、街角で若い女性2人が不倫劇を繰り広げる場面を目撃する。動揺するサミュエルだったが、気持ちを切り替えて仕事を続ける。
帰宅後、サミュエルは妻のウジンに夕食を作りながら、昼間に遭遇した出来事を話す。特に、お金持ちと関係を持っていると思われる女性の話に、ウジンは興味津々。2人は真相を探るべく、調査を開始する。
しかし、家を出ようとすると、ドアが鍵で閉まっていて開かない。2人で力を合わせてドアをこじ開け、外に出ると、玄関先には大量のミネラルウォーターが積み上げられていた。原因は、サミュエルが誤って携帯電話のショッピングボタンを押してしまったためだった。苦笑する2人は、とりあえず水を家の中に運び入れる。
翌日、サミュエルはウジンと共に、記憶を頼りにあの家を探す。人混みに圧倒され、諦めようとするサミュエルだったが、ウジンは諦めずに捜索を続ける。すると、しばらくして、慌てた様子で走っている女性の姿を発見。散らばった荷物を見て、サミュエルは同情心を抱く。
その後数日間、サミュエルとウジンは、女性が住む家の周辺を張り込むが、目立った動きはない。諦めようとするサミュエルだったが、ウジンは粘り強く調査を続ける。街中から路地裏、さらには武術道場や教会まで、2人の追跡は続く。教会の外で、カメラを使って盗撮を試みるが、距離が遠いため音声が聞き取りにくく、証拠としては不十分だった。
偶然、女性が教会の中に入っていくのを目撃したサミュエルは、地下駐車場で待ち伏せをする。女性が現れた際、車拭きのふりをして盗撮に成功。部屋に入ると、義母と女性との会話から、何か秘密があることが判明する。義母が女性に厳しく接したり、息子の嫁から貰った金を見せびらかしたりする様子を、2人は記録に残す。
一方、不倫相手の男性と密会していた女性は、束の間の喜びを満喫する。夜道をバイクで疾走し、自宅に戻ると、タバコを吸ったり、お酒を飲んだり、テントの中で親密になったりする様子を、サミュエルとウジンは目撃し、証拠として撮影する。
夜遅く、女性は香水をつけて夫の視線を誤魔化そうとするが、夫は彼女の変化に気づき、疑念を抱く。
第4話は、サミュエルとウジンの追跡劇が波乱万丈に展開する。人間の複雑な一面や、結婚と忠誠の重さを痛感する2人にとって、忘れられない経験となる。
第4話感想
第4話は、人間の複雑な感情や愛憎劇を巧みに描いた、見応えのあるエピソードでした。特に、不倫に走る女性とその夫、そして探偵夫婦の関係性が丁寧に描かれており、それぞれのキャラクターの葛藤や苦悩が伝わってきました。
不倫に走る女性は、お金持ちとの関係に溺れ、夫を裏切ります。しかし、その一方で夫への愛情も残っており、複雑な心情を抱えていることが伺えます。夫は妻の変化に気づき、疑念を抱きますが、確たる証拠がないため、苦悩が募ります。
探偵夫婦は、不倫の真相を暴くため、執念深く追跡を続けます。しかし、証拠集めは困難を極め、諦めかけたくなる場面も。それでも、2人の絆を頼りに、真相に迫っていく姿は感動的でした。