ゴースト・ドクター 第12話 あらすじ/ネタバレ

病院の廊下で、コ・スンタクとチャ・ヨンミンが激しい議論を交わす。 チャ・ヨンミンは、自分が直接チャン・セジンに説明すべきだと主張する。コ・スンタクは不承不承諾ながら、チャ・ヨンミンの説得に折れて、しばらく秘密にすることに同意する。しかし、彼らの争吵はチャン・セジンを呼び寄せてしまう。彼女はコ・スンタクに激怒し、患者の命を弄んでいると非難し、病室から離れるように警告する。チャン・セジンの怒りはコ・スンタクを狼狽させ、チャ・ヨンミンは自責の念に駆られる。彼は、チャン・セジンの心の脆さと強さを痛感する。

ハン・スンウォンとの会話の後、アン・テヒョンは矛盾と葛藤に苛まれる。 彼は、このまま進むことは後戻りできない道であることを認識するが、諦めることはすべてを失うことを意味する。このジレンマは彼を苦しめ、心の重圧は彼を息苦しくさせる。

一方、チャ・ヨンミンは、過度の心配で倒れたチャン・セジンを発見し、急いで彼女を救急室に運ぶ。 オ・スジョン医師はチャ・ヨンミンの存在に気づき、黙って協力し、チャン・セジンが適切な治療を受けられるようにする。その夜、チャ・ヨンミンはチャン・セジンが目を覚ますまでそばで看病する。翌朝、コ・スンタクは目を覚ますと、チャ・ヨンミンが自分の体から離れたことに気づく。しかし、彼はチャ・ヨンミンの心が依然チャン・セジンと繋がっていることを知っている。

チャン・セジンの気持ちを和らげるため、チャ・ヨンミンはコ・スンタクの口を借りて、彼女をかつての思い出の場所へ連れて行くことを提案する。 旅の途中で、チャ・ヨンミンはコ・スンタクの口を通して、チャン・セジンへの深い愛情と惜別の思いを伝える。彼は、彼女を恨んだことは一度もない、ただ彼女のそばに戻りたいと切望していたことを告げる。チャン・セジンはこれらの言葉を聞いて涙を流す。彼女は、チャ・ヨンミンの生死を超越した愛を感じる。

夜が訪れ、二人は病院に戻る。 チャン・セジンは病床のチャ・ヨンミンを見つめ、無力感と切望感に包まれる。彼女は、たとえわずかな時間でも、チャ・ヨンミンと過ごす時間がもっと欲しいと願う。そんな中、コ・スンタクの予期せぬ発見がチャ・ヨンミンの病気に転機をもたらす。彼はチャ・ヨンミンと共に造影検査を思いつき、病因の特定に成功する。

続く検討会で、コ・スンタクはチャ・ヨンミンの名義で病状を詳しく分析し、称賛を浴びる。 しかし、チャ・ヨンミンは自分の手術のリスクが極めて高いことを自覚している。それでも、彼は自らの手で手術を行うことを決意する。チャン・セジンは手術前夜に彼の髭を剃り、彼が最高の状態で手術に臨めるように願う。彼女の細やかな気遣いと愛情は、チャ・ヨンミンの心に温もりと力を与える。

手術当日、救急室で緊急事態が発生し、一人の患者が生命の危機に瀕する。 チャ・ヨンミンは再びコ・スンタクに憑依し、患者の命を救おうとする。しかし、身体の限界のため、彼はすぐに体外に放り出されてしまい、二人は再び合体することができなくなる。手術室内の緊張はピークに達する。まさにその瞬間、ラディゴが駆けつけ、コ・スンタクに緊急止血を指示する。最終的に、皆の協力により、患者は一命を取り留める。

この経験を通して、チャ・ヨンミンは、チャン・セジンとの時間を大切にすべきだと悟る。 同時に、彼は病魔に打ち勝ち、チャン・セジンのそばに戻るという決意をさらに固める。そして、チャン・セジンもまた、この一連の出来事の中で、強さと忍耐を学ぶ。彼女は、愛があれば奇跡は起こると信じている。

第12話の感想

第12話は、感動と興奮が詰まった素晴らしいエピソードでした。チャ・ヨンミンとコ・スンタクの友情、チャ・ヨンミンとチャン・セジンの愛、そして医師たちのチームワークが描かれ、涙あり、笑いありのストーリー展開に引き込まれました。

特に印象的だったのは、チャ・ヨンミンとチャン・セジンのシーンです。チャ・ヨンミンが自分の気持ちを素直に伝え、チャン・セジンがそれを受け入れる姿には、胸が熱くなりました。また、チャ・ヨンミンが手術に臨むシーンは、ハラハラドキドキしながら見守りました。彼の強い意誌と、チャン・セジンや仲間たちの支えが、奇跡を起こしたのだと思います。

つづく