『私の夫と結婚して』第7話 あらすじ/ネタバレ

高層ビルの屋上。 風が冷たく吹きつける中、ジウォンは毅然とした声でジヒョクに語りかけます。

「ジヒョク、スミンとミンファンを結婚させなければならない。前世の悲劇を繰り返さないために、これが唯一できることなの。」

ジウォンの言葉に、ジヒョクは眉をひそめます。自身の介入が運命の軌跡を変えられなかったことに、彼は落胆を隠せません。ジウォンの葬儀の日のことを思い出し、後悔の念が胸を締め付けます。

「同窓会に参加すれば何かを変えられると思った。でも、間違っていた。もっと早く君を守ってあげられればよかった。」

重苦しい雰囲気を打破るため、ジヒョクはジウォンを自宅へと連れて行きます。新しいスタートを切ってほしいと願うジヒョクでしたが、ジウォンは首を横に振ります。

「逃げるわけにはいかない。どんな結果であっても、向き合わなければならない。」

未来への不安と恐怖に囚われた2人。歴史が繰り返されるのではないかと、怯えを隠せません。

時を遡り、ジウォンが亡くなった後。 ジヒョクの世界は色を失ったように感じられます。ある雨の夜、彼はタクシー運転手であるジウォンの父親と偶然出会います。老人は彼の心の内を見抜き、穏やかに問いかけます。

「もしも時を戻せるなら、どうする?」

ジヒョクは迷うことなく答えます。

「全力で彼女を守り抜く。」

一方、ヤン代理の生活も混乱を極めていました。 インスタント食品企画の失敗で心身ともに疲弊し、夫の無関心と子供の世話に追われる日々。そんな中、元恋人のイ室長が人事総管として会社に舞い戻り、彼女の心はさらに落ち込みます。

イ室長はジヒョクとジウォンのことを以前から知っており、インスタント食品企画の案件をヤン代理に担当させ、ジウォンをメンバーとして参加させます。ジヒョクは渋々受け入れますが、ミンファンとスミンをチームに加え、2人の関係を深めようと画策します。

しかし、ミンファンとスミンの距離が縮まるにつれ、ジヒョクは不安を募らせていきます。運命の流れを変えることはできないと悟りながらも、ジウォンの幸せを願う彼は、たとえそこに自分の居場所がなかったとしても、彼女を守り抜くと決意します。

絶望に打ちひしがれたジヒョクは、ウンホのレストランで酒浸りの日々を送ります。そんな彼をヒヨンが訪ねてきます。ウンホと初めて顔を合わせ、2人はジウォンを通じて繋がります。

鋭い投資眼を持つジウォンは、株式投資で成功を収めていました。スミンはそれを目の当たりにし、ジウォンを見習おうとしますが、ミンファンの偽善を見抜いていたジウォンは、週末の休暇を提案しながらも直前で抜け出し、2人きりにします。

ウンホの深い愛情に心を温められるジウォン。彼はジウォンの近くにいたい一心で、彼女の会社の近くでレストランをオープンさせます。再びレストランを訪れたジヒョクは、ウンホのジウォンへの気遣いを見て、嫉妬心を覚えます。2人は過去を振り返り、ジヒョクは航空会社や旅行会社への投資、そしてイ室長のような優秀な人材を逃してしまったことを悔やみます。

果たして、ジウォンとジヒョクの運命はいかに? そして、ミンファンとスミンの関係は? 続きはドラマで!

第7話 感想

第7話は、緊迫感と切なさで溢れた回でした。運命を変えるべく奮闘するジウォンとジヒョクの姿に胸を打たれ、彼らの未来がどうなるのか、目が離せません。

特に印象的だったのは、屋上のシーンです。ジウォンの決意に満ちた表情と、ジヒョクの悔恨に満ちた表情が対照的で、彼らの心情が痛いほど伝わってきました。また、ウンホの献身的な愛情や、スミンの複雑な感情など、各キャラクターの心の動きが丁寧に描かれており、ドラマへの没入感を高めていました。

気になる点は、ミンファンの真意がまだ掴めないことです。彼は本当にスミンを愛しているのでしょうか? それとも、何か別の思惑があるのでしょうか? 今後の展開が気になります。

つづく