ペ・ジャヨンは、ユースティティアの手下から電話を受け、ユ・ヒョンスの転落現場へ呼び出されます。電話の主は、ペ・ジャヨンの殺人を知っていると言い、彼女を脅迫します。恐怖に怯えたペ・ジャヨンは、ユ・ジホに外出を告げ、警察や祖母に助けを求めたら祖母に危害を加えると脅します。ペ・ジャヨンが去った後、ユ・ジホは恐怖を感じながらもハン・ダオンに連絡し助けを求めます。

指定された場所に到著したペ・ジャヨンは、そこに現れたのがユースティティア本人であることに驚愕します。ユースティティアはユ・ジホの居場所を問い詰め、ペ・ジャヨンはユ・ジホが家で安全だと嘘をつきます。ユースティティアは嘘には結果が伴うと警告し、ナイフを見せつけて脅迫します。

四日前の回想シーンでは、ハン・ダオンがユースティティアを訪ね、ユ・ヒョンス事件の再捜査とペ・ジャヨンの虐待の証拠探しについて話しています。ユースティティアはこれに同意し、ハン・ダオンに空き缶の処理を頼みます。同時に、他の登場人物たちが悪魔の感情について話し合い、人間界に長くいると人間的な感情に近づく可能性を示唆します。

一方、ペ・ジャヨンは状況をコントロールするため、ある老婦人にユ・ジホと祖母に睡眠薬を飲ませるよう依頼します。祖母が眠りに落ちた後、ユ・ジホは逃げようとしますが、ペ・ジャヨンに阻止されます。しかし、ユ・ジホはハン・ダオンに連絡することに成功し、ハン・ダオンはすぐに駆けつけ怯えるユ・ジホを慰めます。

ユースティティアは、ペ・ジャヨンが保険金目当てに二人の夫を殺害した真実を暴きますが、ペ・ジャヨンはそれを認めません。ユースティティアは、何らかの方法でペ・ジャヨンに最初の夫の殺害やユ・ヒョンスの死に関わる出来事など、自身の犯した罪を体験させます。そして、ついにペ・ジャヨンに製裁を加え、彼女の命を奪い、死体に印を残します。

現場を片付けた後、ユースティティアは同僚に、特定の人物の存在で心臓がドキドキする理由を尋ねます。同僚は、それが恋をしている証拠かもしれないと答えます。ハン・ダオンはペ・ジャヨンの遺体を発見し、この一連の殺人事件が以前の事件と類価点があることに気づきます。

チョン・ジェゴル議員はユースティティアを夕食に誘い、カン・ビンナの情報を探ろうとします。夕食後、ユースティティアはハン・ダオンにグレモナ憑依者の現状を伝えますが、ハン・ダオンは冷淡な態度を示し、今後ユースティティアに興味を持たないと告げます。

最後に、ユースティティアは未解決の連続殺人犯の情報を得ます。これは彼女の任務を早く終わらせる助けになるかもしれません。同時に、謎の郵便配達人がユ・ジホに両親からの手紙を届けます。手紙には子供への愛情が綴られており、配達人は姿を消します。物語は、ユースティティアがハン・ダオンが隣に引っ越してきたことに気づくところで終わり、今後の複雑な展開を予感させます。

第4話 感想

第4話は、息詰まる展開で、ペ・ジャヨンの悪行とユースティティアの冷酷な正義がぶつかり合う、シリーズ屈指の緊張感あふれるエピソードでした。ペ・ジャヨンの追い詰められた様子、そして、嘘を重ねて保身を図ろうとする姿は、見ていて辛いものがありました。彼女が犯した罪の重さ、そして、その罪から逃れられないという絶望感がひしひしと伝わってきました。

ユースティティアの容赦ない製裁は、見ていて恐ろしさを感じさせますが、同時に、悪を許さないという強い意誌も感じられます。彼女の手法は過激ですが、その根底にある正義感は、視聴者に複雑な感情を抱かせます。特に、ペ・ジャヨンに過去の罪を体験させるシーンは、非常に印象的で、彼女の冷酷さ、そして、正義に対する強い信念が際立っていました。

また、ユ・ジホの恐怖と孤独、そして、ハン・ダオンの彼に対する優しさも、このエピソードの重要な要素です。ユ・ジホの置かれた状況はあまりにも残酷で、見ていて胸が締め付けられました。ハン・ダオンの存在は、ユ・ジホにとって唯一の希望であり、彼の優しさは、暗闇に一筋の光を差し込むようでした。

つづく