女神降臨 第12話 あらすじ/ネタバレ

イ・スホの娯乐圏引退

イ・ジュホンの引退騒動の後、イ・スホの世界はまるで止まったかのようだった。芸能界を去るという彼の決断に、親友のカン・スジンとイム・ジュギョンは焦り、病院へと駆けつける。しかし、イ・スホに先にたどり著いたのはイム・ジュギョンだった。二人は温かい抱擁を交わし、言葉にならない応援と慰めを伝え合った。その光景を目にしたカン・スジンは、心の奥底に嫉妬の波紋が広がり、静かに立ち去った。

一方、イ・ジュホンの会社は混乱に陥っていたが、彼はもうそれどころではなかった。過去の行いを深く仮省していた。そんな中、イ・スホは自宅で偶然、数年前の記憶を呼び起こすものを見つける。それは、ピアノの隙間から出てきた一通の手紙だった。手紙の送り主は、故人となった友人、セヨンだった。手紙には、イ・スホとソジュンへの感謝の言葉が綴られており、人生の最も闇い時期に彼らから受けた光と温もりに感謝していた。この遅すぎる感謝の気持ちを受け、イ・スホとソジュンはセヨンの墓参りをすることを決意する。

イム・ジュギョンの夢と友情

一方、イム・ジュギョンはついに自分の夢を実現させた。貯めた学費でメイクアップ学院に入学し、本格的に勉強を始めたのだ。ソジュンがイ・スホの家を訪れ、夕食を共にしていると、イム・ジュギョンとカン・スジンの微妙な関係を指摘し、イ・スホの鈍感さを批判する。その瞬間、イム・ジュギョンからのビデオ通話が会話の邪魔をする。イ・スホが戻ってみると、ソジュンの「いたずら」で部屋の外に締め出されていた。二人は笑い合い、友情に新たな楽しさと面白さが加わった。

翌日、イ・スホはイム・ジュギョンを迎えに行き、一緒に学校へ向かう。道中、二人は過去の誤解を解き、関係はより一層強固になった。しかし、キャンパスライフは平穏とはいかなかった。チョウ・ヘミンの転校により、イム・ジュギョンは再び昔の影に直面することになる。カン・スジンの仕業で、雰囲気はさらに緊張する。イ・スホはイム・ジュギョンとの交際を公表し、友情の境界線を明確にしたことで、カン・スジンは不満を募らせていく。

ソジュンのサポートと新たな挑戦

ソジュンは、「嗷呜」と書かれた石膏を大切に保管しており、それはイム・ジュギョンへの黙った応援の証となっていた。イム・ジュギョンは自身の努力が実り、キャンパスの女神に選ばれ、かつてのいじめっ子、朴セミを破った。しかし、新たな挑戦が待ち受けていた。チョウ・ヘミンの転校はイム・ジュギョンの悩みを終わらせることはなく、新しい環境にも昔の敵の影があることに気づく。あるアクシデントで、イ・スホからもらったネックレスを紛失したイム・ジュギョンは、ソジュンと一緒に探し回っている時に、慰めとして小蒼蘭とホイッスルの飾りをプレゼントされる。そのネックレスは、最終的にカン・スジンに見つかり、焼却炉に投げ込まれてしまう。彼女の行動は、心の闇を完全に露呈させた。

カン・スジンの露骨な脅迫に、イ・スホは深い失望を覚える。長年の友情がこんなにも脆いものだとは思いもしなかった。イム・ジュギョンを慰めるために、イ・スホは再びネックレスを購入し、彼女の近くで「紛失」させる。二人の絆はさらに深まる。しかし、キャンパス内での偶然の出会い、イム・ヒギョンとハン・ジュヌの秘密のデートは、空気を微妙で気まずいものに変えてしまう。イム・ジュギョンは、この複雑な師生関係にどう向き合うべきか悩み始める。

新たな試練と謎

朴セミはカン・スジンからイム・ジュギョンの秘密を聞き出し、彼女とソジュンの関係を壊そうとするが、ソジュンに見破られ、厳しく警告される。ソジュンの校園暴力に対するゼロトレランスの態度と、イム・ジュギョンへの揺るぎない支持は、彼女にとって最も頼もしい後盾となった。しかし、イム・ジュギョンの過去の動画が掲示板に悪意を持って拡散されると、彼女は再び注目を集める存在となり、混乱の中、学校から逃げ出してしまった。一連の謎と課題を残したまま、物語は幕を閉じる。

第12話の感想

第12話は、波乱に満ちた展開と複雑な人間模様が描かれた回でした。イ・スホの引退、セヨンの手紙、イム・ジュギョンの夢、カン・スジンの嫉妬、ソジュンのサポートなど、見どころ満載でした。

特に印象的だったのは、イ・スホとイム・ジュギョンの絆の深まりです。イ・スホが芸能界を去るという決断をした時、真っ先に駆けつけたのはイム・ジュギョンでした。二人は温かい抱擁を交わし、言葉にならない応援と慰めを伝え合いました。このシーンは、二人の強い絆を象徴するものでした。

また、ソジュンのイム・ジュギョンへのサポートも感動的でした。ソジュンは、イム・ジュギョンがキャンパスの女神に選ばれるように応援したり、ネックレスを紛失した時には小蒼蘭とホイッスルの飾りをプレゼントしたりしました。ソジュンのイム・ジュギョンへの想いは、常に一途で揺るぎないものでした。

しかし、カン・スジンの行動には失望させられました。カン・スジンは、イ・スホとイム・ジュギョンの仲を妬み、イム・ジュギョンの秘密を暴露したり、ネックレスを焼却炉に投げ込んだりしました。カン・スジンの行動は、心の闇を露呈させたものでした。

つづく