キム秘書はいったい、なぜ? 第13話 あらすじ/ネタバレ
朝陽がカーテンの隙間から差し込み、キム・ミソを優しく目覚めさせます。彼女は眠そうな目をこすりながら、なんとイ・ヨンジュンと同じベッドで寝ていることに気づきます。昨夜のパーティーとアルコールのせいで、頬を赤らめながら記憶が蘇ります。そのとき、ヨンジュンは少し離れたソファに座って緊急の仕事をしており、遠くない将来の旅行への憂鬱な表情が隠せません。
「ヨンジュン、パリに行くの?」ミソの声には、名残惜しさと酔い覚めの後の気まずさが混じっていました。ヨンジュンは顔を上げ、優しい眼差しで軽くうなずき、彼女の荷造りを手伝います。二人の間には、淡淡とした別れの寂しさが漂います。別れ際、二人は携帯電話で自撮りをして、お互いを想い続けるための記念にします。
ヨンジュンが空港に向かう姿を見送ると、ミソの心も彼と一緒に旅立ってしまいます。夜になると、彼女はヨンジュンとのビデオ通話を待つために著飾ります。画面の向こうにいる彼は、異国にいるにもかかわらず、二人はこの想いで心は繋がっています。
一方、会社では、コ・グンナムの入社により秘書室の雰囲気が微妙に変化します。ミソは忙しい合間にも、新入社員を気遣いますが、内心ではヨンジュンの早い帰りを願っています。そしてヨンジュンは、パリにいる間も常にミソのことを考えており、仕事の合間の電話が唯一の慰めになります。
ついにヨンジュンは任務を予定より早く終え、急いで帰国します。著陸するとすぐに会社に向かい、一刻も早く彼女に会いたい一心です。会社では、入社研修中のコ・グンナムとペ・ハンソンに遭遇しますが、簡単な挨拶を交わした後、すぐにミソをオフィスに呼び出し、自分の想いを行動で示します。
一方、キム・ジアは同級生から送られてきた写真を見て、ヨンジュンの彼女が親友のミソであることに気づきます。ジアの質問に、ミソは曖昧な返事をするしかなく、心の中では喜びと緊張が入り混じります。
時間が経つにつれて、ミソとヨンジュンの恋は会社に広まり、フォン課長とヤン秘書の恋も徐々に熱を帯びてきます。秘書室全体が温かく甘い雰囲気に包まれます。しかし、ミソが父親の怪我で休暇を取らざるを得なくなった時、ヨンジュの落胆は隠せません。
病院では、ミソは父親を献身的に看病し、父娘の心温まる交流が描かれます。ヨンジュンはメッセージを通じて自分の思いと気遣いを伝えますが、すぐに返事が来なくても、彼の心は常にミソと共にあります。
翌日、ミソは父親の願いと家族の愛情を胸に会社に戻ります。ヨンジュの少し落胆した表情を見て、彼女は夜に残ることを提案し、二人の関係はさらに一歩前進します。パク社長のアドバイスを受けて、ヨンジュンはより繊細にこの愛を育むことを学び、ミソもフォン課長の「指導」の下、徐々に心を開いていきます。
そして、愛に満ちた夜、ミソはヨンジュの家の前に立ち、二人の心は最後の距離を越えて寄り添います。この夜は、彼らにとって愛の最も美しい証となりました。
つづく