キム秘書はいったい、なぜ? 第4話 あらすじ/ネタバレ

夜に包まれた偶然の出会い

夜の帳が静かに降り注ぐ中、キム秘書とイ・ヨンジュンは思いがけず抱きしめ合う。慌てたキム秘書は現場から逃げ出し、仕事に没頭して心の波を鎮めようとします。しかし、カットした果物を部屋に戻ると、イ・ヨンジュンはすでに夢の中。夢の中では、赤いハイヒールを履いた魔女に再び悩まされます。

目覚めたイ・ヨンジュンは、キム秘書にそばにいてほしいと願いますが、普段は冷静なキム秘書も、この頼みには戸惑いを隠せません。

微妙な雰囲気の中、モフェスの電話が静寂を破ります。キム秘書はこれを機にその場を離れ、夜道で急いで駆けつけたモフェスと偶然出会います。小さな衝突の後、モフェスは親切にキム秘書のほどけた靴紐を結んであげます。その優しさに、キム秘書の心は温かく満たされます。しかし、和解を望んで来たモフェスは、イ・ヨンジュンの心のわだかまりを解くことができず、無情にも拒絶されてしまいます。

家路についたキム秘書は、ポケットの中のナイロンロープの留め金を見つけ、記憶の扉が開きます。イ・ヨンジュンの苦しい記憶が鮮明に蘇り、彼のことを心配した彼女は、安否を気遣うメッセージを送ります。

緊迫した準備と予期せぬ停電

翌日、UKグループ儀式センターの開館日が早まり、秘書室は緊張した準備に追われます。キム秘書とイ・ヨンジュンは協力して作業を進めますが、野外作品が時間内に完成できないという問題が発生します。キム秘書は決断力とチームワークを発揮し、作品を美術館に運んで仕上げることを提案します。

図書館で予期せぬ停電が起こり、キム秘書とイ・ヨンジュンの2人だけの時間が訪れます。懐中電灯の微かな光の中で、キム秘書は本の中の愛の物語に浸り、イ・ヨンジュンは彼女の集中した魅力的な笑顔に心を奪われます。2人は手を取り合って闇闇から抜け出し、イ・ヨンジュンは図書館開館時に記念イベントを開催することを思いつきます。

恐怖症への挑戦と家族の葛藤

忙しい中でも、キム秘書はイ・ヨンジュンの恐怖症を克服させる方法を探します。彼女は家族に相談し、彼の助けになりたいと願います。そして、モフェスの新刊をきっかけに、開館イベントに彼を招待することをイ・ヨンジュンに提案します。紆余曲折を経て、キム秘書の熱意に押されたモフェスは、彼女の提案を受け入れます。

一方、イ・ヨンジュンの母は家族の絆を深めるために、キム秘書にプレゼントを用意し、イ・ヨンジュンに家に帰るように説得します。しかし、イ・ヨンジュンの冷たい態度が空気を凍らせ、キム秘書の説得によってようやく渋々承諾します。夕食の席では、兄弟間の確執が表面化し、激しい口論に発展して両親を悲しませます。

夜が訪れ、イ・ヨンジュンはキム秘書の家の前で躊躇します。そして、帰宅したキム秘書と再会します。ちょっとしたハプニングの後、2人は再び予期せぬハプニングで強く抱きしめ合います。イ・ヨンジュンはついに自分の気持ちを抑えきれず、キム秘書を強く抱きしめ、離そうとしません。温もりに包まれた夜に、2人の心の距離は限りなく近づきます。

第4話の感想

第4話は、キム秘書とイ・ヨンジュンの関係が大きく進展した回でした。夜の公園での偶然の出会いとハグ、図書館での停電による2人きりの時間、そして最後のハグなど、2人の距離が縮まっていく様子が描かれていました。

特に印象的だったのは、図書館でのシーンです。懐中電灯の明かりの中で、キム秘書が本を読む姿にイ・ヨンジュンが魅瞭される様子がロマンチックでした。また、イ・ヨンジュンの恐怖症を克服するために、キム秘書が積極的に行動する姿も感動的でした。

一方で、イ・ヨンジュンの家族との確執は、見ていて心が痛くなるほどでした。特に、両親の前で兄弟が激しく言い争うシーンは、家族の絆の大切さを改めて考えさせられました。

つづく