物語は甘い展開から一転、苦難へと向かい始めます。パク・テジュン演じるパク・テジュンとパク・テヤン演じるパク・テヤンは、周りの視線をものともせず交際を認め、幸せな時間を過ごしていました。しかし、二人はコートでそれぞれ挫折を味わうことになります。一方、コーチの娘との恋も順調に進展するユク・ジョンファンですが、朴智賢演じるパク・ジュニョンの登場がこの二組のカップルに大きな変化をもたらす予感です。
いよいよ大会が近づき、ユニスの選手たちは団体戦出場枠を争います。安定した成績を残すテジュンは順当に選抜されますが、抜群の安定感と持久力を見せるテヤンはまさかの落選。自信を取り戻しつつあったテヤンは再び深く落ち込んでしまいます。テジュンはテヤンを励ますため、三年前一緒にアルバイトをしていた刺身屋へ連れて行き、その後、夜が明けるまで海辺で過ごします。
海辺でテヤンはついに、三年前の事故についてテジュンに打ち明けます。当時、ルームメイトだったジュニョンを連れて夜中にスキーに行った際、ジュニョンが転倒して足を怪我してしまったのです。叱られることを恐れたテヤンは、夜中にこっそり遊びに出かけたことを隠しました。結果、ジュニョンは選手生命を絶たれることになってしまったのです。今でも深く後悔しているテヤンの告白を聞き、テジュンはその当事者が自分の姉であることを知り、涙を流します。二人の恋はこの出来事によって大きな影響を受けることは避けられないでしょう。
コーチはテジュンとユク・ジョンファンをダブルスのペアに指名し、ユク・ジョンファンをメインにテジュンはサポート役に徹するように指示します。納得のいかないテジュンと自己中心的なユク・ジョンファンはコート上で衝突し、一触即発の状態に。テジュンは屈辱的な扱いを受けながらも諦めず、コーチに再びチャンスを求めます。しかし、次の試合ではユク・ジョンファンのペアは変更されてしまいます。テヤンは落ち込むテジュンを励まそうとしますが、テジュンを大切に思うあまり、言葉を選びながら接します。そして、コーチがテジュンのことをよく見ていると伝え、諦めないように励まします。
テヤンとテジュンの関係は、ユニス内で秘密の交際をしていた別のカップルに見破られてしまいます。二人はチームメイトの前で堂々と交際を宣言します。一方、ユク・ジョンファンもコーチの娘、ユミンとの交際を始めようとしています。気持ちを切り替えたテジュンは再びユク・ジョンファンとペアを組み、素晴らしい試合運びで勝利を収めます。試合後、テヤンと会う約束をしていたテジュンですが、そこに現れたのは三年ぶりに姿を現したジュニョンでした。彼女の表情にはまだ諦めきれない気持ちが見て取れます。テヤンは羞恥心で顔を上げることができません。果たして、テヤンとテジュンの愛は試練を乗り越えることができるのでしょうか?
第10-12話の感想
第10-12話は、甘いロマンスから一転、登場人物たちの心に重くのしかかる葛藤と試練が描かれ、物語に緊張感をもたらしました。特に、パク・テヤンが隠し続けてきた過去の事故の告白は、視聴者の心を掴む重要なシーンでした。三年前の出来事に対する罪悪感を抱えながらも、前向きに競技に臨むテヤンの姿は、健気で応援したくなります。しかし、その事故の相手が恋人であるパク・テジュンの姉、パク・ジュニョンだったという衝撃の真実は、二人の関係に大きな影を落としました。今後の展開が非常に気になります。
一方、パク・テジュンもまた、ダブルスの試合でユク・ジョンファンとの相性の悪さに苦悩します。プライドの高いテジュンにとって、サポート役に徹することは容易ではありませんでした。しかし、彼は諦めずに努力を続け、最終的には勝利を掴みます。テヤンとジュニョン、そしてテジュンとユク・ジョンファン、それぞれの関係性が複雑に絡み合い、物語はますます目が離せなくなってきました。
テヤンとテジュンの交際をチームメイトが公認するシーンは、微笑ましい一方で、今後の波乱を予感させます。ジュニョンの再登場は、テヤンにとって大きな試練となるでしょう。彼女は過去の過ちと向き合い、テジュンとの関係をどう守っていくのか、今後の彼女の選択に注目が集まります。
つづく