パク・テジュンとパク・テヤンは、別れを選んだにも関わらず、毎日顔を合わせなければならない気まずい状況に陥っています。物語は、選手たちが避けては通れない怪我や引退といった現実へと戻っていきます。金メダリストの姉の影に生きるパク・テジュンは、失恋の痛みに気を取られ、自身の怪我に気づかずにいました。彼は無事に大会に出場できるのでしょうか?
ついに二人は辛い別れを迎えます。パク・テジュンは、未だテヤンへの想いを抑え、冷淡な態度を取り続けます。パク・テヤンは全てを諦め、チームを一時的に離れ、父親との自主練を選びます。辛くも携帯電話から二人の幸せな写真を全て削除しました。ユニスに戻ると、チームメイトたちはテヤンを温かく迎え入れますが、パク・テジュンだけは彼女を他人として扱います。一方で、以前はテヤンに厳しかったユク・ジョンファンが、彼女の良き友人となります。
二人の再会は非常に気まずいものでした。テヤンは、テジュンがもっと楽に、もっと幸せになれるようにと、自らチームを離れたことを告げます。しかし、テジュンの態度は彼女の言葉とは裏腹で、彼は自分の気持ちが揺らがないように、テヤンに自分のことを心配しないでほしいと告げます。テヤンは多くの苦しみを一人で抱え込みますが、彼女の父親はコーチ陣やパク・ジュニョンと連絡を取り続け、テヤンがバドミントンを続けられるよう尽力します。ジュニョンもまた、考え抜いた末にテヤンを許すことを決めます。
テジュンの膝の怪我による入院の知らせを受け、テヤンは一人で病院へ駆けつけます。しかし、そこでテジュンの母親が二人の交際を依然として仮対している言葉を耳にしてしまい、再び静かに病院を後にします。夜、姉のパク・ジュニョンからメッセージが届き、二人は会う機会を得ます。テジュンとテヤンは改めて互いを愛している気持ちを伝え合いますが、復縁には至りません。テヤンは、テジュンが試合のために怪我を隠して、最終的にジュニョンのように選手生命を諦めざるを得なくなることを心配します。テジュンは、まさにそのつもりでいるように見えます。
ユニスのキャプテンは、体力と年齢を理由に引退を決意します。それは悲しい出来事ですが、選手として避けては通れない道でもあります。彼は自身の経験を語り、テジュンにチャンスを逃さないよう励まします。女子チームの合コンで、チーム内の秘密のカップル、ジホとソンシルの交際が発覚し、テジュンとテヤンも巻き込まれますが、二人は口裏を合わせて交際と別れを否定し、それ以上の説明はしません。ユク・ジョンファンは気持ちを整理し、可愛らしいユミンを受け入れ、コーチに正式な交際を申し出ます。
パク・テヤンは、テジュンが怪我を隠して大会に出場することを心配し、手作りのコムタンスープを差し入れるだけでなく、チームメイト全員にテジュンとのダブルスを拒否するように仕向けます。パートナーが見つからず困っていたテジュンは、この状況がテヤンの仕業だと知り、テヤンに混合ダブルスのパートナーになることを要求します。しかし、心配な怪我を抱えたまま、本当にコートで思い切りプレーできるのでしょうか?来週の最終回、二人のハッピーエンドを期待しましょう!
第19-21話の感想
第19-21話は、まさに「切なさ」が凝縮された回でした。特に、テヤンとテジュンの別れは、見ているこちらも胸が締め付けられるようでした。テヤンはテジュンの幸せを願い、身を引くことを決意しますが、その決断の裏にある深い愛情と葛藤がひしひしと伝わってきました。一方、テジュンもまた、テヤンへの想いを断ち切ることができず、冷淡な態度を取りながらも、内心では苦しんでいる様子が見て取れます。二人のすれ違う想いがもどかしく、復縁を願わずにはいられませんでした。
怪我という試練も、二人の関係に影を落とします。テヤンはテジュンの怪我を心配し、陰ながら支えようとしますが、テジュンはそれを素直に受け入れることができません。お互いを思いやるが故に、すれ違いが生じてしまうという、なんとも切ない展開でした。
しかし、闇い展開ばかりではありません。ユク・ジョンファンとユミンの恋の進展は、見ていて微笑ましいものでした。正煥の素直な気持ちの表現と、ユミンの可愛らしい仮応に、心が温まりました。また、ジホとソンシルの交際は、思わぬ形で発覚してしまいますが、これもまた青春の1ページといった感じで、微笑ましく見守ることができました。
つづく