パク・テヤンは、いつも笑顔でいじめを耐え忍び、一人で苦しみに耐えてきた。彼女は当時姿を消した理由を誰にも話さず、パク・テジュンはいつも静かに彼女を見守り、混合ダブルスを組んで初勝利を収めた。彼のさりげない優しさは、ついにパク・テヤンの心を揺るがしたのだろうか。

コートに戻りたいパク・テヤンだが、ブランクが長いため実力が遅れを取り、いつも人一倍練習に励んでいる。パク・テジュンと混合ダブルスを組んでも、二人の得意技や立ち位置が合わず、真の実力を発揮できないでいる。パク・テヤンは相変わらず落ち込んでおり、パク・テジュンは彼女の手にできた血のにびた傷に気づき、薬を渡した。

パク・テヤンの父親が突然訪ねてきて、チームメイトに食べさせようと何箱ものイチゴを持ってきたが、チームメイトたちがテヤンに冷たく接しているのを偶然見てしまい、テヤンがここで辛い思いをしていることに気づいてしまう。ナショナルチームのユク・ジョンファンは莞島出身で、父親が地元の大会を開いたが、ユニスチームのベテラン選手たちは参加したがらず、「こんな小さな大会はパク・テヤンみたいな選手を出せばいい」とまで言い、コーチもあまり重視していない様子。パク・テヤンは真剣に準備を進めていたが、パク・テジュンは参加しないと告げた。

ユク・ジョンファンは過去の出来事から、パク・テヤンに未だに不満を抱いている。それは、パク・テヤンがコーチに内緒でルームメイトのパク・ジュニョンを誰もいないスキー場に連れて行き、二人でビールを飲んでスノーボードをした際に衝突事故を起こし、パク・ジュニョンが脚に重傷を負い、選手生命を絶たれる可能性があったためだ。この事故はパク・テヤンに大きな影を落とし、パク・ジュニョンは今も行方不明のままだ。

そんな中、パク・テジュンは莞島に現れ、パク・テヤンを大きく慰めた。二人は大会で素晴らしい活躍を見せるが、パク・テヤンが筋肉を使いすぎ、最終的に銅メダルに終わる。ユク・ジョンファンは善意からか、それともパク・テヤンをこれ以上見たくないのか、Somang bankのコーチにパク・テヤンのスカウトを依頼する。テヤンの父親は、いじめを受けているユニスチームから彼女を脱出させたいと考えているようだが、テヤンは移籍を決意するのだろうか? パク・テジュンはいつも静かにテヤンのために尽くしているが、果たしてテヤンは彼の存在によって残ることを選ぶのだろうか?

第4-6話の感想

第4-6話では、パク・テヤン選手の苦悩と、それを支えるパク・テジュン選手の優しさが際立っていました。過去のトラウマを抱え、いじめにも耐えながら練習に励むテヤン選手のひたむきな姿には、胸が締め付けられる思いでした。特に、父親がチームメイトの冷淡な態度を目の当たりにするシーンは、見ているこちらも辛くなりました。テヤン選手がどれほどのプレッシャーの中で バドミントンを続けているのかが痛いほど伝わってきました。

一方、テジュン選手は言葉数は少ないながらも、テヤン選手を気遣う行動が印象的でした。怪我をした手に薬を渡したり、莞島まで駆けつけたりと、陰ながらテヤン選手を支える姿はまさに「陰ながら見守る騎士」のようでした。二人の関係性が今後どのように発展していくのか、非常に楽しみです。

ユク・ジョンファン選手とテヤン選手の間に確執があることも明らかになり、物語に更なる深みが増しました。パク・ジュニョン選手との事故の真相、そしてテヤン選手が抱える罪悪感など、今後の展開に大きく影響しそうな伏線が散りばめられていました。Somang bankへの移籍の話も出てきて、テヤン選手はどのような決断を下すのでしょうか?今後の展開から目が離せません。

つづく