パク・ドンフンはイ・ジアンと食事の後、それぞれ帰宅しようとします。ドンフンは商品券の件をジアンに秘密にするよう頼み、ジアンは冷たく一ヶ月分の夕食と酒を要求します。ドンフンは噂を恐れて金で解決しようとしますが、ジアンはドンフンの自惚れた態度を嘲笑い「おじさん」と呼び捨てます。ジアンが1000万ウォンを要求すると、ドンフンは明らかに困惑します。
ジアンはドンフンの後をつけ、マンションのエレベーターまで尾行し、部屋の階を確認、ドンフン家の郵便受けからすべての郵便物を盗みます。
ト・ジュニョンはドンフンとジアンの件をカン・ユニに報告します。ユニはドンフンに離婚を切り出そうとしますが、ジュニョンに止められます。ジュニョンはドンフンを解雇すれば、プライドの高いドンフンが自ら離婚を申し出ると考えます。
ドンフンはユニとの会話でジュニョンと電話で話したことを不注意に漏らし、ユニを怒らせます。ドンフンはジュニョンを悪く言い、ユニの怒りに油を注ぎます。さらに、お菓子の袋の開け方が気に入らないユニは、怒って一人で部屋に戻ってしまいます。
パク・ドンフンはドンフンに、ジュニョンがドンフンを陥れている事実を告げます。ドンフンは技術的知識を必要としない部署に左遷されたことを思い出し、ジュニョンの真意を疑い始めますが、具体的な理由はまだ分かりません。
中国企業の接待のため、会長が会社にやってきて、ドンフンを夕食に誘います。ドンフンはジアンとの約束を思い出し、会長の誘いを断ります。この行動は周囲を驚かせます。
ドンフンは退社後、ジアンと約束の場所へ向かいます。ジアンは地下鉄の混雑に乗じて、ドンフンの携帯電話に盗聴器を仕掛けます。
パク・ドンフンとサンフンは、誰が商品券を買ってドンフンを陥れようとしたのか、内密に調べようとします。しかし、二人の会話はジアンに盗聴され、ジュニョンに報告されます。ジュニョンはすぐにユン常務に指示を出します。
ジアンは弟のクァンイルから療養院の費用を催促する電話を受けます。ジアンは弟の助けを借りてターゲットに近づき、酒に薬を盛ります。
ドンフンとサンフンは酒を飲みながら話をします。サンフンはドンフンのイケメンぶりと若い女性社員に助けられていることを羨ましがります。ドンフンは兄の話を遮り、真面目な態度を示します。ジアンはそれを聞きながら、自分の行動について考えます。
ジアンは客の残した食べ物を盗んだことで解雇されますが、気にしていない様子です。
ジアンは再びドンフンを食事に誘いますが、ドンフンは時間が遅いことを理由に断ります。
ドングンは寝坊して中国の顧客との会議に遅刻し、車で向かう途中、交通事故を起こします。時間がないため、ひき逃げしてしまいます。この事件は報道され、ドングンは窮地に陥ります。ドンフンもこのことを知り、大きなショックを受けます。
ジュニョンとユン常務は計画の成功を祝っていると、ジアンから報酬を要求する電話がかかってきます。ジュニョンはジアンがこんなに簡単に仕事をこなせるとは思っていなかったので、驚きます。
ドンフンはついにジアンの要求を受け入れ、毎月100万ウォン支払う代わりに、二度とジアンと食事をしないと約束します。ジアンはそれで納得せず、ドンフンは怒って、全てを白状する方がマシだと叫び、金を置いて去ります。ジアンはドンフンの後をつけ、突然ドンフンを抱きしめます。この様子は、ジアンが事前に手配した人物によって撮影されます。
このエピソードは、ドンフンとジアンの複雑な関係、そしてジュニョンの陰謀が徐々に明らかになる様子を描いています。同時に、ジアンの個人的な苦境と、目的を達成するためには手段を選ばない彼女の極端な行動も明らかになります。
第3話の感想
第3話は、ドンフンとジアンの奇妙な共依存関係が深まる様子が描かれており、見ていて息苦しくなるような展開でした。ジアンの冷徹な行動の裏には、弟の借金や生活苦といった切実な事情があることが分かり、彼女のしたたかさと脆さの両面が浮き彫りになっています。一方、ドンフンはジアンの要求に屈し、金で問題を解決しようとするも、逆にジアンにコントロールされていく様が痛々しい。善人であるドンフンが、ジアンの策略によって追い詰められていく様子に、強い不安感を覚えました。
特に印象的だったのは、ジアンがドンフンを抱きしめるラストシーン。ジアンの真意は計り知れませんが、この抱擁は、ドンフンへの同情なのか、それとも更なる策略の始まりなのか、様々な解釈が可能です。ジアンの複雑な心情が表現された、非常に象徴的なシーンだと感じました。
また、ジュニョンの狡猾な策略も著実に進行しており、ドンフンだけでなく、兄のドングンまでもが窮地に立たされます。ジュニョンが何を企んでいるのか、今後の展開がますます気になります。
つづく