梨花会社のファン・ドゥヨン部長は、最新ATMの「誠実鈔閘(正直お札ゲート)」を売り込みますが、金剛社の製品の方が安く、既に領袖社にも同様製品があったと指摘されます。黄部長は特許取得済みだと主張しますが、価格が決め手となり苦戦します。

チェ・スヨンは、クォン・ミヌとウ・ヨンウが共同担当になったものの、ミヌがヨンウに仕事を丸投げしていることを忠告します。案の定、ミヌは直前までヨンウに資料を渡さず、慌てて顧客との会議に向かいます。

会議後、チョン・ミョンシク先輩はヨンウの準備不足を叱責し、ミヌはヨンウをライバル視して協力を拒みます。

裁判が始まり、金剛側の弁護士は梨花の技術がシカゴの学会で発表されたオープンソースの盗用だと主張します。ヨンウは梨花独自の分類技術の存在を仮論しますが、金剛のオ・ジンジョン代表は既に倒産した領袖社が先に開発していたと主張、証拠不揃いで結審となります。

ヨンウは黄部長の主張の真偽を疑い、ミヌは彼女の無謀さを指摘します。トン・グラミはヨンウに嘘を見抜く方法を教え、イ・ジュノへの好意を指摘します。ジュノはミヌがヨンウを蔑む発言をしているのを聞き、不快感を示します。

ジュノはヨンウに嘘を見抜く練習をしようとしますが、ヨンウはジュノの好意について尋ねます。ミヌは領袖社の元社員から、領袖社製品は欠陥で回収され現存しないと聞き出します。

ヨンウは嘘を見抜く方法を編み出しますが、黄部長が事故に遭います。ヨンウたちは開発担当のペ・ソンチョルに会い、彼の嘘を見抜きます。ミヌは領袖社製品が見つからないため金剛社に勝ち目がないとヨンウに伝えますが、ヨンウはソンチョルが宣誓していないため偽証罪にならないことを利用し、彼に嘘をつかせないように仕向けます。

裁判でソンチョルは嘘をつかずに証言し、金剛社は証拠を出せず敗訴します。黄部長はヨンウにひまわりの絵を贈りますが、ヨンウは呉代表からの手紙を受け取り、ミヌに相談するも信じてもらえず苦悩します。

スヨンはヨンウにニックネームを付けてもらおうとしますが、突如ミヌが呉代表が領袖社製品を発見し、異議申し立てをしたと知らせます。製品検証の結果、領袖社の製品が梨花のものと同一で、製造日が2019年10月であることが判明、梨花の特許は無効となり、仮処分申請を取り下げるよう迫られます。

黄部長は既に多くの銀行と契約済みのため、仮処分が取り下げられても問題ないと余裕を見せます。ヨンウはジュノに自分が悪事に加担したことを告白し泣き崩れます。ヨンウはひまわりの絵を外し、呉代表からの手紙を貼ります。一方、テ・スミには法務部長官候補になったことと、未婚の母であるという噂について尋問が入ります。

第5話の感想

第5話は、特許紛争という難しいテーマを扱いながらも、ウ・ヨンウの成長と人間関係に焦点を当てた心温まるエピソードでした。一見すると完璧に見える解決策が、実は大きな落とし穴を抱えていたという展開は、法律の複雑さと正義の難しさを感じさせます。

特に印象的だったのは、ウ・ヨンウが嘘を見抜く方法を模索するシーンです。彼女の独特な視点と純粋な正義感は、周囲の人々を巻き込み、事件の真相に迫っていきます。しかし、その純粋さゆえに、最終的には不正に加担してしまうという皮肉な結末は、視聴者に複雑な感情を抱かせます。

また、クォン・ミヌのヨンウに対する複雑な感情も注目すべき点です。ライバル心と同時に、ヨンウの才能に嫉妬し、時に助けようとする彼の ambivalent な態度は、人間関係の難しさを浮き彫りにしています。イ・ジュノのヨンウへの一途な想いは、物語に温かさを添えています。

つづく