幸福路の建設予定地が昭徳洞を貫通することになり、住民たちは激怒。崔韓秀裏長はハンバダ法律事務所に助けを求めます。ミョンシク弁護士は検討に時間を要するとしながらも、ヨンウ、ミンウ、秀妍と共に昭徳洞を視察。ヨンウはさりげなくジュノを秀妍の隣に座らせます。
昭徳洞の歴史や記念樹が伐採されることを知った一行。阪道でヨンウが転び、服が破れるとジュノは自分の上著を貸します。ミョンシクは案件を引き受けることを決意しますが、資料は膨大で、チームで分担することに。秀妍はジュノがヨンウに好意を抱いていることに気づき、ヨンウに尋ねますが、ヨンウは自閉症の自分を好きになる人はいないと悲観的。秀妍は励まします。
ヨンウはトン・グラミにジュノへの好意と海辺でのときめきを相談。トン・グラミは、触れてドキドキするかどうか試してみたら?とアドバイス。法廷では、テ・スミ弁護士が登場。彼女は代替道路案の欠陥を指摘し、昭徳洞住民を利己的だと非難します。
クァンホはヨンウがテ・スミのことを調べているのに気づき、ソン・ヨンにヨンウの採用理由を問い詰めます。テ・スミを利用して彼女を攻撃するつもりかと疑念を抱き、ヨンウを守るためにもソン・ヨンに警告します。一方、工事は開始され、住民たちは抗議。ミョンシクは執行停止を急ぐと裏長に伝えます。ヨンウは環境アセスメントの時期に問題があることを指摘し、現場検証を提案します。
秀妍はジュノに、ヨンウへの気持ちが本気なら伝えるべきだと忠告。法廷で、ミョンシクは環境アセスメントの遅延を主張しますが、テ・スミはルート決定が2019年だったためだと仮論。しかしヨンウは、それ以前に陳情があったことを指摘。証拠を提出した結果、違法と認定され、ミョンシクは現場検証を要求します。
テ・スミはトイレでヨンウに声をかけ、彼女の記憶力に感嘆します。秀妍の計らいでジュノの車で帰るヨンウ。ミンウはヨンウを「空降部隊」呼ばわりし、秀妍に窘められます。ヨンウはジュノを気にしながら、事務所に戻ると、彼に触れてもいいか尋ねます。ジュノは触れなければ分からないというヨンウの言葉に落胆し、ヨンウは目を閉じます。
帰宅後、ヨンウは父からソン・ヨンがハンバダへの就職を斡旋したことを聞きます。自分の力で困難を乗り越えたいと訴えるヨンウ。一方、ミンウはハンバダの匿名掲示板に採用不正を告発する書き込みをします。
第7話 感想
第7話は、ウ・ヨンウが法廷でさらに成長を遂げると同時に、彼女を取り巻く人間関係の複雑さが描かれた見応えのあるエピソードでした。特に、ロースクール時代からのライバルであるテ・スミの登場は、今後の展開を大きく左右する重要なポイントとなるでしょう。法廷での二人の対決は、互いの弁護士としての信念とプライドがぶつかり合う、緊迫感あふれるシーンでした。ヨンウは持ち前の記憶力と洞察力でテ・スミの主張の矛盾点を突き、勝利を掴みますが、テ・スミもまたヨンウの実力を認め、不敵な笑みを浮かべるなど、二人の今後の関係性が気になる終わり方でした。
また、恋愛面でも大きな進展がありました。ジュノへの想いを自覚したヨンウは、トン・グラミのアドバイスを受け、彼に触れることで自分の気持ちを確かめようとします。しかし、自閉症である自分が他人に触れることに躊躇いを感じ、葛藤する姿は胸を締め付けられました。ジュノもまた、ヨンウへの好意を隠そうとせず、彼女を優しく見守る姿が印象的でした。二人のぎこちないながらも純粋な恋愛模様は、今後の展開に期待を持たせる一方で、ヨンウの出生の秘密や周囲の人間関係の複雑さが、二人の関係に影を落とすのではないかと不安も感じさせます。
さらに、ミンウの行動にも注目です。彼は、ヨンウに対する嫉妬や劣等感から、匿名掲示板で彼女の採用に関する不正を告発します。彼の行動は、ヨンウだけでなく、ハンバダ法律事務所全体を揺るがす大きな事件へと発展していく可能性を秘めており、今後の展開から目が離せません。
つづく