第10話、ライアンは車シアンと話をしていたところにソン・ドクミが現れた。しかし、ドクミは浮かない顔で、シアンにも挨拶せず、黙って立ち去ってしまった。ドクミの様子がおかしいことに気づいたシアンと、心配するライアン。ライアンはすぐにドクミの後を追いかける。ドクミはライアンの姿を見ると、涙を浮かべ、自分が嫌われたと思ったと告白する。誤解だと気づいたライアンは、ついにドクミにキスをする。二人は甘い時間に浸り、しばらく離れがたく抱き合っていた。
ナム・ウンギは、自分がドクミのことを一番理解している男だと自負し、ドクミの恋人になる資格があると信じていた。しかし、ドクミとライアンがすでに恋人同士になり、熱い恋に落ちていることは知る由もなかった。一方、ライアンはドクミにいつから自分のことを好きだったのかと尋ねる。ドクミは照れて答えられないが、ライアンは満面の笑みを浮かべる。デートの後、ライアンはドクミを家まで送り届ける。二人はもう偽りの恋人ではなく、正式に交際を始めていた。
家に帰ったドクミは、ライアンとのキスシーンを思い出し、胸が高鳴る。まるで少女のように舞い上がり、その感動を伝えるための動くスタンプまで作ろうとする。そして、ネット上の友達「ラテ」のことを思い出し、携帯電話でメッセージを送る。ラテにも勇気を出して愛を掴むように励ました。ドクミのメッセージを読んだライアンは、彼女の可愛らしさに思わず笑みをこぼし、本当の愛を見つけた喜びを噛み締める。
翌日、ドクミはすぐにシンディにライアンとの交際を報告する。シンディもドクミの幸せを心から喜び、ナム・ウンギにはしばらく秘密にしておくようにアドバイスする。職場でも、ドクミとライアンはラブラブで、お互いしか見えていない様子。美術館の同僚たちは、二人の復交に気づき、恋する二人の変わりやすい態度に首をかしげる。
チェ・ダインが美術館にライアンを訪ねてくる。ドクミはダインが好きではないものの、ライアンと会うことを止めることはしなかった。ダインはライアンとドクミが正式に付き合っていることを知り、悔しさに顔を歪ませて立ち去る。ライアンはドクミとのデート中、ウンギがドクミにどんな態度をとっているのかを尋ねる。ドクミは、自分の母親とウンギの母親が親友で、ウンギの家が大変な状況になった時に、母親が自分とウンギを双子のように一緒に育ててくれたこと、そしてウンギのことを「息子」と呼ぶこともあると説明する。ライアンはドクミを疑うことはなく、ただウンギがドクミに特別な感情を抱いているのではないかと感じる。
ドクミは逆にライアンとチェ画家の関係を尋ねる。ライアンは、チェ画家の絵のスタイルと技術を高く評価しているだけで、それ以上の感情はないと誠実に答える。二人は楽しい時間を過ごし、ライアンはドクミを家まで送る。そして、サプライズで花束とネックレスをプレゼントする。ドクミは満面の笑みを浮かべ、喜びを隠せない。二人は甘い時間を過ごした後、名残惜しく別れる。翌日、ライアンは意 buoyant に車でドクミを迎えに行くが、ドクミがウンギと楽しそうに話しながら出てくるところを目撃してしまう。ライアンの顔から笑顔が消え、ドクミとウンギの関係がどうしても気になってしまうのだった。
第10話の感想
第10話は、ドクミとライアンの関係が大きく進展する、まさにスイートなエピソードでした。誤解から生まれた涙の後のキスシーンは、二人の想いがついに通じ合った瞬間であり、見ているこちらも胸がキュンとしました。特に、ライアンがドクミを家まで送り届けるシーンは、偽りの恋人から本当の恋人へと変わる、二人の関係性の変化がはっきりと描かれていて印象的でした。
ドクミの乙女心全開な様子も可愛らしく、ライアンとのキスを何度も思い出し、ニヤニヤが止まらない姿は、まさに恋する乙女そのもの。動くスタンプを作ろうとするなど、現代的な描写も共感を誘います。また、ネット上の友達「ラテ」を励ますシーンからは、ドクミの優しさや相手を思いやる気持ちが伝わってきて、ほっこりしました。
一方で、ウンギの存在が二人の関係に影を落とす予感も感じさせます。ドクミとウンギの親密な関係を知ったライアンの複雑な表情は、今後の展開を闇示しているかのよう。二人の恋路が順風満帆に進むのか、それとも波乱が待ち受けているのか、今後の展開がますます気になります。
チェ・ダインの登場も、物語に緊張感を与えています。ライアンへの想いを断ち切れないダインが、二人の関係にどう影響していくのかも見どころの一つです。
つづく