第7話、アン・デボムはチョ・ジョンを図書館へ送り届けると、急いでイ・ヨルムの家へ向かったが、既に集まりは終わっていた。ヨルムは犬の散歩を口実にデボムと二人で話し、デボムの朝のランニングの習慣について尋ねた。翌日、二人はランニング中に偶然出会い、図書館を起点に一緒に走る約束をし、「デボム」「ヨルム」と呼び合うようになった。
キムおばあさんはヨルムにキムチを届け、キム・ボムと農家に数日遊びに行くよう頼んだ。チョ・ジョンはデボムの首の砂に気づき、払ってあげようとしたが、デボムは避けた。図書館でデボムを探していたヨルムも靴に砂がついていることに気づいた。デボムを見つけられずに図書館を出ると、ちょうど本を抱えたデボムが戻ってきた。二人は話したいことがあったが、先にヨルムが映画に誘った。その後、図書館でヨルムはボムに農家に行くことを伝え、チェフンもデボムを誘った。
デボムがヨルムとデートに出かけるのを知ったジヨンは不満だった。二人が去った後、ジヨンの車はエンジンがかからず、ペ・ソンミンに助けを求めた。デボムとヨルムのことを思い出し、ジヨンは泣き出した。ヨルムは映画のチケットを間違えて買い、結局デボムとチキンとビールを飲んだ。酔っ払いに絡まれたデボムだったが、丁寧にその場を収めた。会計時に、酔っ払いが既に支払いを済ませていたことが分かった。帰り道、二人は質問ゲームをして楽しんだ。ヨルムの家に著くと、シャッターに「お前がソナを殺した」と書かれていた。デボムは動揺し、家に帰って薬を飲んで落ち著かせた。ヨルムは石を使ってシャッターを開けた。
翌日、図書館にデボムの姿はなかった。ペ社長はシャッターの落書きに激怒し、ヨルムがデボムも被害者だと説明すると、さらに怒りを増した。警察は監視カメラの設置を決め、ヨルムに名刺を渡した。一方、大学の掲示板にはリ・教授がデボムの論文を盗用したという書き込みがあり、問題となった。リ・教授の助手はジヨンに連絡し、倫理委員会への出席を求めた。図書館にデボムを探しに来たヨルムに、ジヨンは昨日の出来事について尋ねた。チェフンに家に招かれたボムは、彼の家の大きさに驚いた。チェフンは担任が自分の叔母だと知り、ボムはそれを既に知っていた。料理中に担任と英語教師が訪ねてきて、担任はボムを見てチェフンを叱りつけた。状況を把握したジヨンはデボムを病院に連れて行った。担任はボムにチェフンと付き合うなと警告したが、ボムはチェフンが付きまとっていると仮論し、二人は一緒に出て行った。
病院で治療を受けた後、ジヨンはデボムを家に送り、ヨルムと話した。ジヨンはヨルムがここに住むことがデボムに一番悪影響だと責め、ボムの治療費のためにデボムが論文を教授に売ったこと、そしてそれが今、教授を苦しめていることを話した。ヨルムのせいでデボムの安定した生活が壊れたと訴え、デボムをソウルに帰すよう頼んだ。ボムとチェフンは海辺で長い一日を過ごし、チェフンは叔母に謝罪することを決意し、ボムに解雇されないよう助けてくれるよう頼んだ。そして、ヨルムは海辺を散歩中に、一人で佇むデボムを見つけた。
第7話の感想
第7話は、アン・デボムとイ・ヨルムの関係が進展する一方で、周囲の人間関係や過去の出来事が複雑に絡み合い、デボムの心の傷が再び表面化するという、緊張感あふれる展開でした。
ヨルムとデボムの距離は、朝のランニングや映画デートを通して縮まり、互いに名前で呼び合うようになるなど、微笑ましいシーンもありました。しかし、その穏やかな時間は、シャッターへの落書きによって打ち砕かれます。「お前がソナを殺した」というショッキングな言葉は、デボムの抱えるトラウマを呼び覚まし、視聴者にも不安と緊張感を与えました。
また、チョ・ジョンはデボムへの想いを募らせながらも、彼の幸せを願う複雑な心情が描かれています。ヨルムに対しては複雑な感情を抱き、デボムの過去を明かすことで、二人の関係に波乱を予感させます。
さらに、キム・ボムとチェフンの関係、リ・教授の論文盗用疑惑など、様々な問題が同時進行し、物語はますます混迷を深めていきます。それぞれの思惑が交錯する中、今後の展開が非常に気になります。特に、ラストシーンで海辺に佇むデボムの姿は、彼の孤独と苦悩を象徴しており、今後の展開に大きな影を落とすことが予想されます。
つづく