北周の侵攻に、平原(ピョンウォン)王は不安を募らせ、民兵との連携や自ら出陣を考えていた。コ・ゴンは平壌へ呼び戻され、ピョンガン王女も連れ戻そうとするが、オン・ダルに阻まれる。チン妃は、平原(ピョンウォン)王と太子が戦死し、息子コンムが即位することを願っていた。ピョンガン王女は、北周の侵攻は順奴部にとって功績を上げる好機だと考え、オン・ダルに出兵を促した。

コ・ウォンピョはコ・ゴンからオン・ダルの武芸の腕前を聞き、信じられず、順奴部が出兵すれば必ず死ぬと考え、わざと北周軍の精鋭傭兵部隊との戦闘を命じる。オン・ダルは、傭兵部隊の隊長を倒せば部隊は瓦解すると考え、サ氏夫人はオン・ヒョプの鎧をオン・ダルに渡し、祈りを捧げる。村人たちはオン・ダルたちを見送った。

平原(ピョンウォン)王はピョンガン王女とオン・ダルが精鋭部隊と戦うことを知り、心配し、帰還を命じようとするがコ・ウォンピョに阻まれる。平原(ピョンウォン)王はコ・ウォンピョに、順奴部が勝利すれば朝廷に復帰させることを約束させる。コ・ゴンもピョンガン王女を心配し、兵を率いて山を越え、戦場へ向かう。コ・ゴンとヘ・モヨンは互いに想い合っており、ヘ・モヨンはコ・ゴンの身を案じる。

ピョンガン王女とオン・ダルは、正面からの戦闘では勝ち目がないと考え、偽りの降伏を計画する。翌日、彼らはウィバルトに捕まるが、ウィバルトは信用せず、ピョンガン王女を北周の本陣へ連れて行く。本陣で、ウィバルトはオン・ダルたちを夜明けに殺すよう命じる。突厥語を理解するタラ山は、オン・ダルにこのことを伝え、オン・ダルは狼煙を上げ、仲間と共に脱出し、傭兵部隊と戦う。ピョンガン王女は援軍を要請し、オン・ダルたちと合流する。戦闘でタラ山は命を落とし、オン・ダルはウィバルトを倒すが重傷を負う。その後、オン・ダルたちは勝利し、歓喜に沸く。コ・ゴンが到著した時には、既に戦闘は終わっていた。平原(ピョンウォン)王は勝利の報を受け、北周軍を撃退する。

サ氏夫人はオン・ダルとピョンガン王女の無事を喜び、天に感謝する。皆でタラ山を弔う。ピョンガン王女とオン・ダルは功績を認められ、宮廷へ戻り、順奴部は諸会五族に復帰する。太子はピョンガン王女を見舞い、彼女の勇敢さを称える。

ヘ・モヨンはコ・ゴンに想いを伝え、コ・ゴンはヘ・モヨンにキスをする。トゥ・ジュンソは占いの名目で、平原(ピョンウォン)王と太子に麻酔薬を飲ませ、闇殺を企てる。ピョンガン王女とオン・ダルは、平原(ピョンウォン)王と太子の占いについて不審に思い、不安な表情を見せる。

第13話の感想

第13話は、手に汗握る戦闘シーンと登場人物たちの心情が巧みに交錯し、非常にドラマチックな展開でした。特に、オン・ダルとピョンガン王女の機転と勇気、そして仲間との強い絆が勝利の鍵となったと言えるでしょう。偽りの降伏という大胆な作戦は、まさに起死回生の策であり、見ているこちらもハラハラとさせられました。

タラ山の死は非常に悲しい出来事でしたが、彼の機転と忠誠心がなければ、勝利はあり得なかったでしょう。彼の勇敢な行動は、オン・ダルたちの心に深く刻まれ、今後の戦いの糧となるはずです。

また、コ・ゴンとヘ・モヨンの恋の行方も気になるところです。戦場へ向かうコ・ゴンの焦燥感と、ヘ・モヨンの心配する気持ちが繊細に描かれており、二人の愛の深さが伝わってきました。

つづく