第2話、ハン・ウソンは5年前の出来事を思い出します。高級レストランでカン・ヨジュに指輪をケーキに隠してプロポーズしたものの、あっさり見破られてしまいました。実は、ハン・ウソンの新しい靴が他の女性からのプレゼントだとカン・ヨジュは見抜いており、彼の弁解も虚しく、彼女は別れを告げ、指輪を床に投げ捨て、「その女に渡して」と言い放ちました。しかし3ヶ月後、友人の結婚式で、今度は手書きの誓約書と共に再びプロポーズしたハン・ウソン。その誠意に心を動かされ、カン・ヨジュは結婚を受け入れました。

5年後の現在、ハン・ウソンはカン・ヨジュがその誓約書を印刷しているのを偶然見かけ、動揺を隠せません。すると、背後からカン・ヨジュが現れ、手にナイフを持って彼の腰に突き刺そうとしますが…実際には無傷。実は彼女はスリラー小説家で、スランプ脱出のため、こんな奇行に走ったのでした。冗談めかして「浮気したら、誓約書通りにするわよ」と話すカン・ヨジュに、ハン・ウソンは不安を覚えます。

翌朝、いつものようにジョギングに出かけたハン・ウソンは、ペク・スジョンのアパートの前を通りかかり、彼女が予定していたネット配信をしていないことに気づき、異変を感じます。ペク・スジョンのマネージャーは、彼女の失踪により監督から叱責を受けていました。一方、ハン・ウソンの友人、ソン・ジノは、家計の出費をめぐり妻から浮気を疑われ、ホテルでの領収書まで見つかり、落ち込んでいます。

ハン・ウソンは、候補者としてのイメージアップのため、マラソン大会への参加と大学での講演を依頼されます。そこで女子大生のコ・ミレと出会い、一目惚れしますが、政治家としての立場を考え、距離を置くことにします。

その頃、チャン刑事とアン・セジンはとある事件を捜査中で、ペク・スジョンのマネージャーが彼女の失踪を訴えにやって来ます。当初は大事とは思っていなかったチャン刑事ですが、ペク・スジョンが弟の死でさえ配信を休まなかったと聞き、彼女の自宅を調べに行くと、大量の血痕を発見します。

チャ・スホはカン・ヨジュに近づくため、彼女の助手として応募します。カン・ヨジュはすぐに彼の正体を見破りますが、興味本位で雇うことに。チャ・スホは電話の相手にカン・ヨジュの小説の進捗状況を報告し、望遠鏡で彼女を監視しており、何か危険が及ぶのを恐れている様子です。

夜、ハン・ウソンはソン・ジノと酒を飲みながら、コ・ミレの話をします。一方、ソン・ジノの妻は家で子供たちの夕食を作りながら、ホテルの領収書のことが気になっています。帰宅したソン・ジノは、ある金額のお金で妻の疑念を晴らします。

チャン刑事は捜査を進める中で、ペク・スジョンが失踪前に人目につかないカフェで、ある女性と離婚について話し合っていたことを突き止めますが、監視カメラの角度が悪く、相手の顔までは確認できません。ペク・スジョンの自宅では、更なる手がかりが見つかります。

最後に、カン・ヨジュ家の家政婦が冷蔵庫を掃除中に「奥様…」と口にした途端、カン・ヨジュの表情が一変します。家政婦は古い冷蔵庫の中に何か隠されているのを見つけ、確認しようとしますが、カン・ヨジュに止められます。このシーンは、カン・ヨジュの家に更なる秘密が隠されていることを闇示しています。

第2話感想

第2話は、ハン・ウソンの過去のプロポーズや、現在の不安定な状況、そして新たな出会いが描かれ、今後の展開が気になるエピソードでした。過去の回想シーンでは、カン・ヨジュの鋭い洞察力と、ハン・ウソンの必死なプロポーズが印象的でした。軽い気持ちで浮気などできない、という誓約書が、今後の物語にどう関わってくるのか、ハラハラさせられます。

現在、ハン・ウソンは政治家として重要な時期にありながら、女子大生コ・ミレに一目惚れしてしまうという、危険な状況に陥っています。彼の今後の選択が、彼の政治人生だけでなく、カン・ヨジュとの関係にも大きな影響を与えることは間違いありません。

また、ペク・スジョンの失踪事件も、ただの失踪事件ではない可能性が高まり、サスペンス要素も加わってきました。血痕の発見は衝撃的であり、彼女の身に一体何が起きたのか、非常に気になります。チャ・スホの正体や目的も不明瞭で、彼がカン・ヨジュを監視している理由も謎です。

つづく