チャ・スホはバスの中で尾行に気づき、素早く変装して人混みに紛れます。尾行者との格闘の末、相手を製圧しますが、これは警察の訓練だと分かります。先輩との温泉で、カン・ヨジュの尾行は「祈祷室」に関係があると聞きますが、詳細は不明のままです。

一方、チャン刑事は犯人の逃走経路を特定するため、アン・セジンと現場検証を行います。階段を使ったと推測し、監視カメラを確認しようとしますが、所長に「もう下班だ」と拒否されます。

ハン・ウソンは帰宅後、家政婦の言いたげな様子に気づきますが、何も聞かされません。庭でカン・ヨジュと親密な時間を過ごしますが、これはナム室長の指示によるもので、夫婦円満を演出しているにに過ぎません。政界進出の希望をカン・ヨジュに探りますが、「離婚する」と一刀両断されます。

再びカン・ヨジュの家を訪れたチャ・スホは、上からの指示を思い出します。「命令を実行するのみ、考えるな」と。カン・ヨジュは新作の構想を練り、朝鮮王妃の姿をしています。コ・ミレはハン・ウソンの高価な万年筆に気づき、返却しようとしますが、不在のため機に置いて帰ります。

カン・ヨジュは事務所でコ・ミレと出会い、機の上のプレゼントのような箱を見て、ソン・ジノの浮気を疑います。夕食時、ハン・ウソンは政治の話を続け、カン・ヨジュを困惑させます。

ペク・スジョンの失踪が報じられ、ハン・ウソンは自分がペク・スジョンの家を訪れたことを思い出し、不安に駆られます。カン・ヨジュは新作の主人公を現代の記者に決め、チャ・スホに準備を指示します。チャ・スホは、カン・ヨジュが古い冷蔵庫の前で奇妙な表情をしているのに気づきます。

チャン刑事は警備員にペク・スジョンの家を訪れた人物について尋ね、イケメンの男が来たという証言を得ます。ハン・ウソンは監視カメラの映像を探そうとしますが、所長が警察の要請を拒否したことを知り、焦燥感を覚えます。所長からはサインだけをもらい、エレベーターでペク・スジョンの家を訪れた運動服姿の男の話をしている警察官と遭遇します。監視カメラの映像を手に入れようとしますが、何も見つかりません。

ナム室長の指示で福祉施設に行ったハン・ウソンは、コ・ミレに見られます。ペク・スジョンが最後に会ったのはカン・ヨジュだと知り、マ課長はチャ・スホに失踪時刻についてカン・ヨジュに確認するよう指示します。カン・ヨジュは自ら警察に連絡し、捜査への協力を申し出ます。警組組長の同行でペク・スジョンの家を訪れ、これまでの警察への態度から、チャン刑事と組んで捜査をすることになります。カン・ヨジュは壁の血痕に気づき、事態の深刻さを理解します。通報者が犯人である可能性を指摘し、ペク・スジョンのマネージャーを疑います。カン・ヨジュが涙を流す姿に、二人の警察官は驚きます。

チャ・スホは家政婦が帰宅した後にカン・ヨジュの家の地下室を調べ、冷蔵庫周辺の血痕を採取します。冷蔵庫の中には「秘密祈祷室」の本が大量に保管されており、先輩の言葉を思い出し、任務の重大さを改めて認識します。

夜、ハン・ウソンは帰宅し、台所の香りに警戒心を抱きます。カン・ヨジュの敬語に、異変を感じ、慎重に行動します。カン・ヨジュからペク・スジョンの失踪事件の捜査に関わっていることを聞かされ、緊張しますが、監視カメラの映像がないことを知って安堵します。直後、管理所長から監視カメラの画像と5000万ウォンの要求が届きます。

第3話の感想

「浮気したら死ぬ」第3話は、様々な謎が深まり、緊張感が高まる展開でした。チャ・スホの謎めいた任務、ペク・スジョンの失踪事件、そしてハン・ウソンの焦燥…それぞれの思惑が複雑に絡み合い、今後の展開がますます読めなくなってきました。

特に印象的だったのは、カン・ヨジュの鋭い洞察力です。ペク・スジョンの家で見せた推理は、作家の視点と重なり、事件の真相に迫る重要な鍵となりそうです。一方で、ハン・ウソンの動揺ぶりは、彼の秘密が暴かれる予兆を感じさせ、不安を掻き立てます。管理所長からの脅迫も、彼の立場をさらに危うくしています。

チャ・スホの任務と「祈祷室」の関係も気になるところです。カン・ヨジュの行動を監視する中で、彼は何を見つけるのでしょうか?冷蔵庫の中の「秘密祈祷室」の本は、一体何を意味するのでしょうか?

つづく