オク・テヨンとソン・ユノムの結婚生活は、オク・テヨンがかつて奴婢であったこと、そして少数民族の出身であることを隠したまま始まりました。ソン・ユノムは彼女の盾となることを誓い、二人の温かい関係に視聴者は心を打たれました。オク・テヨンは成家の長男の嫁として温かく迎えられ、外知部での仕事でも才能を発揮します。

しかし、幸せな日々は長くは続きませんでした。不当な徴税で子供を奪われた夫婦がオク・テヨンに助けを求め、真実を明らかにしようと奔走する中、彼女は覆面姿のソン・ユノムと遭遇し、衝撃を受けます。

実は、ソン・ユノムは人身売買や虐待を受けた少数民族の子供たちを救い、武術を教え自衛能力を高める秘密組織「愛心団」のリーダーでした。オク・テヨンは夫の隠された活動に驚きを隠せません。

事態はさらに複雑化します。留郷所の権力者たちは「愛心団」の存在を知り、それを利用しようと画策。座首のイ・チュンイルは、自分が雲峰山で子供たちを不法に鉱山労働させている事実を隠蔽するため、「愛心団」を謀仮の集団だと濡れ衣を著せます。清水県は大混乱に陥り、県監も責任を問われます。

争いを避けるため、ソン・ユノムは家を出ることを決意。父との対峙の末、全ての秘密を明かします。ソン・ギュジンは息子を勘当し、絶体絶命のソン・ユノムをチョン・スンフィが救出します。

ソン・ギュジンは謀仮の疑いを晴らすことができず、罷免され、家財と家族はイ・チュンイルに与えられることに。この知らせにソン・ギュジンは倒れ、一家は一夜にして没落します。オク・テヨンは完璧な嫁であろうと努力してきましたが、突然の危機に直面することになります。

一方、クドクとソン・ユノムは互いの秘密を守るため、偽装結婚をしていました。クドクは自分がキム・ナクスの娘の奴婢であること、ソン・ユノムは断袖であることを告白し、夫婦の契りを結びます。婚礼の席で、チョン・スンフィはクドクの夫が自分に価ていることに驚きます。

物語は進み、クドクはポンソンが売られてきた子供で、逃げようとして捕らえられていたことを知ります。また、県監と文修の件について話していた際、明珠商団が県監を尾行し、子供を売買しようとしているという密告を受けます。県監は出張と偽り、クドクは明珠商団の逮捕に向かいますが、そこで再び覆面のソン・ユノムと遭遇。彼女は彼の秘密を守ります。

行方不明の子供たちが雲峰山に送られていること、そして愛心団の武術訓練を謀仮の訓練だと考えた商団が捕らえたヘガンを人質に県監を脅迫していることが判明します。ソン・ユノムは県監に自分が愛心団のリーダーであり、断袖であることを告白。父に息子として、夫として生きることを求められますが、それを拒否し、勘当されます。逃亡の際、チョン・スンフィがソン・ユノムの代わりに印跡検査を受け、クドクはソン・ユノムを逃がします。

最後に、ソン・ギュジンはクドクの申し出を受け入れ、没落した家を去ることを許します。

第4話 感想

第4話は、オク・テヨンとソン・ユノムの関係性が大きく揺らぐ、波乱の展開でした。前半は、新婚夫婦としての温かいやり取りが描かれ、オク・テヨンが成家に受け入れられていく様子にほっとさせられました。しかし、ソン・ユノムの秘密が明らかになるにつれ、物語は急展開を迎えます。

愛心団のリーダーとしてのソン・ユノムの姿は、それまでの温厚なイメージとは大きく異なり、彼の強い信念と正義感を感じさせました。同時に、秘密を抱えながら生きる苦悩も伝わってきて、胸が締め付けられるようでした。オク・テヨンが真実を知った時の衝撃は計り知れませんが、それでも夫を支えようとする彼女の強さに心を打たれました。

イ・チュンイルの悪辣な策略によって、成家は一夜にして没落し、オク・テヨンは大きな試練に立ち向かうことになります。愛する夫を守るため、偽装結婚という道を選んだクドクの覚悟にも感服しました。チョン・スンフィがソン・ユノムを助けるシーンは、二人の友情の深さが感じられ、感動的でした。

つづく