宮廷女官チャングムの誓いキャスト/登場人物

ソ・ジャングム(チャングム) 役

イ・ヨンエ

8歳の時、甲子士禍により父と死に別れ、母も亡くしました。その後、カン・ドック夫妻に引き取られます。10歳で宮女となり、亡き母の願いを葉えるため、最高尚宮(チェゴサングン)になることを決意します。たゆまぬ努力を重ね、ついに宮中で認められる料理人へと成長します。しかし、その後、陰謀によって宮廷を追われ、済州島へ官婢として流刑されてしまいます。それでもチャンウムは諦めず、偶然の機會から醫術を學び始め、持ち前の勤勉さで研鑽を積みます。そしてついに、その醫術を認められ、再び宮中の內醫院に戻り、中宗の主治醫にまでなります。朝鮮王朝史上初の女醫となったチャンウムは、『中宗実録』にも「大チャングム」と記されるほどの名聲を後世に殘しました。

ミン・ジョンホ 役

チ・ジニ

漢城府判官。両班の家庭に生まれ、容姿端麗、學識ともに優れている。わずか16歳で司馬試に合格。文科及第の儒者でありながら、高い武芸の腕前を持ち、內禁衛従事官に抜擢された。ミン・ジョンホは、チャングムの聡明さと學ぶことに対する熱意に感服し、彼女の強い意志と知識に惹かれ、彼女を助ける中で次第に戀心を抱き、守り始める。ジョンホはチャングムのために幾度も危険な目に遭う。後に內醫院副提調となり、中宗の主治醫にチャングムを推挙するが、朝廷の役人から弾劾され、遠くへ流刑に処される。

チ・ジニは、韓國を代表する実力派俳優。1971年6月24日生まれ。明知専門大學で視覚デザインを學び、卒業後はプロのカメラマンとして活躍した異色の経歴を持つ。

チェ・グミョン 役

ホン・リナ

チャングムと同時期に入宮し、共に宮廷料理を學びます。御膳廚房のチェ尚宮の姪にあたります。野心家で非常に傲慢な性格の持ち主。チャングムをライバル視し、常に警戒しています。幼い頃からミン・ジョンホに想いを寄せていましたが、一族五代に渡る最高尚宮(チェゴサングン)の伝統を守るため、その想いを諦めます。次第に料理を権力闘爭の道具として用いるようになっていきます。

ホン・リナは1968年2月7日生まれの韓國を代表する女優です。身長は170cm。

イ・イク 役

イム・ホ

朝鮮王朝第11代王、中宗。溫厚で優柔不斷な性格の持ち主。先代の燕山君が廃位された後に王位に就いた。母に孝行を盡くし、民を愛し、政治改革に儘力し、民の生活向上を願った。また、人材登用にも力を注ぎ、政治改革を推し進めた。チャングムと出會い、彼女の優しい性格と優れた才能に感銘を受ける。やがてチャングムへの想いは、単なる主治醫と患者間の関係を超え、一人の女性として愛するようになる。

イム・ホは、1970年1月27日生まれの韓國人俳優。身長174cm。

ハン尚宫 役

ヤン・ミギョン

チャングムにとって、ハン尚宫様はまるで第二の母親のようでした。細やかな愛情で彼女を包み込み、大切に育てました。そして、偉大な師でもありました。チャングムの秘めた才能と資質を最大限に引き出し、人として、また仕事をする上での道理を教え、勤勉さ、忍耐強さ、不屈の精神といった美徳を彼女に植え付けました。これらの教えは、チャングムの人格形成に深く刻まれました。

ヤン・ミギョンは、1961年7月25日、韓國の済州島に生まれました。韓國で俳優、司會者、大學教授として活躍しています。

チェ尚宫 役

キョン・ミリ

本名はチェ・ソンギン。彼女にとって、家族の名譽は全ての至高の利益の中で最も重要なものです。彼女は全てを犠牲にしてでも、家の栄光を守ることができます。権力こそが地位を保つことができると固く信じています。この世で彼女が唯一申し訳なく思っているのは、パク・ミョンイです。チャングムは孤獨であり、チェ尚宫は寂しいのです。チェ・ソンギンというこの女性は、家族のためにほとんど全てを捧げました。家族の栄光と権力は泡と消え、成王敗寇の生存法則を信じる彼女は、自らの運命を悲しみ、チャングムを救い、一族最後の火種を守ることだけを考えています。

チョン・ミリは、1964年12月25日生まれの韓國を代表する女優です。

李連生(イ・ヨンセン) 役

パク・ウネ

チャングムとは幼馴染みで、親友でもあります。優しく素直で、可愛らしい性格の持ち主です。チョンサングンを失ってからは、チャングムが唯一の心の支えとなっています。チャングムが官婢として働いていた頃、ヨンセンはチャングムを戀しがるあまり夜中に外をさまよい、偶然にも中宗と出會い寵愛を受けます。そして、王女を出産後、淑媛孃孃の位を與えられました。

パク・ウネは、1978年2月21日生まれの韓國出身の女優です。身長は164cm。

カン・ドック 役

イム・ヒョンシク

チャングムの養父であるカン・ドックは、素朴で優しく、どこか狡猾なところもある人物です。女好きで気が小さく、お酒が大好き。さらに、ちょっとした利益に目がなく、妻とはしょっちゅう口喧嘩をしていますが、いつも言い負かされてしまう“憎めない悪黨”です。しかし、チャングムには深い愛情を注いでいます。

首醫女・チャンドク 役

キム・ヨジン

済州島で名の知れた醫女、チャンドク。彼女は幼い頃から、人を救う術と同時に害する術も學び、深い恨みを胸に抱きながら醫術を磨いてきました。特に歯科技術に精通しています。彼女はチャングムとチョン雲白との出會いによって大きく変化し、憎しみを捨て、真に仁慈で徳の高い醫女へと成長を遂げます。チャングムにとって、チャンドクは醫術の道を切り開いてくれた、いわば「醫術の啟蒙師」と言える存在です。

キム・ヨジンは、1972年6月23日生まれの韓國のベテラン女優。梨花女子大學ドイツ語學科を卒業。慶尚南道馬山市出身で、三姉妹の長女です。