マ・ドゥギはオフィスでペ・ロナを叱責し、ペ・ロナは喫煙を否定した。朱錫勳が現れ、自分がペ・ロナの鞄にタバコを入れたと告白するが、ペ・ロナは信じようとしない。

ク先生はチュ・ダンテの会社を訪ね、清雅芸術高校のイメージキャラクターにチュ・ソッキョンが適任だと提案する。しかし、ク先生が帰った後、チュ・ダンテは彼をエレベーターで暴行し、警告する。

その夜、ハ・ユンチョルは銃を持ってチュ・ダンテの部屋へ向かうが、娘からの帰宅を促すメッセージを受け取り、思いとどまる。部屋の外で二人の声を聞き、絶望に打ちひしがれたハ・ユンチョルは、森の中で雨に打たれながら泣き崩れる。

傷心のハ・ユンチョルはオ・ユニの家を訪ねる。ペ・ロナが不在の隙に、オ・ユニは彼に酒を勧める。ハ・ユンチョルは復縁を申し出るが、オ・ユニは拒絶する。

チュ・ダンテとチョン・ソジンは、オ・ユニを追い出すための理事会招集を企てる。チョン・ソジンは家の中で泥の足跡を見つけ、ハ・ユンチョルの車の汚れから彼の異変に気付く。帰宅したハ・ユンチョルは荷物をまとめ出て行こうとするが、チョン・ソジンは激怒し、離婚を切り出す彼を金銭で脅迫する。

チョン・ソジンはオ・ユニを罵倒し、平手打ちする。ハ・ユンチョルは駐車場でチュ・ダンテと会い、冷たくあしらう。チュ・ダンテはローガン・リーと会う約束を取り付ける。

ク先生はアン・ウンホをいじめた朱錫勳とボクシングで勝負し、叩きのめす。

シム・スリョンはチョン・ソジンとチュ・ダンテの密会現場で写真を撮り、証拠を集める。

ハ・ユンチョルは義父との食事にチョン・ソジンを連れて行くが、口論となり、不機嫌のまま別れる。ハ・ユンチョルは病院から呼び出され、医療事故が発生したことを知る。病院に駆けつけたチョン・ソジンは、患者側の口を封じる代わりに離婚話を諦めるようハ・ユンチョルに迫る。

弁護士の李は、ヘラパレスのエアコンから見つかった携帯電話を手に入れ、中に保存されていたチュ・ダンテとチョン・ソジン的の動画を発見し、利用することを考える。

ヘラパレスの理事会でオ・ユニの追放決議が行われるが、仮対多数で否決される。シム・スリョンとハ・ユンチョルに加え、李夫妻が仮対票を投じていた。

ク先生は生徒の母親たちを学校に呼び出し、生徒の非行の責任を取らせるとして体罰を与える。シム・スリョンはク先生から意図的に標的にされ、トイレ掃除をさせられる。さらに、ク先生は朱錫勳とチュ・ソッキョンがシム・スリョンの実子ではなく、ミン・ソルアこそが実子であることを暴露する。その現場を、チョン・ソジンが目撃してしまう。

第11話の感想

第11話は、まさに嵐の前の静けさ、といった雰囲気でした。それぞれの登場人物の思惑が複雑に絡み合い、緊張感が高まる展開に目が離せませんでした。

特に印象的だったのは、ハ・ユンチョルの苦悩です。愛する娘のために復讐を諦め、雨に打たれながら泣き崩れる姿は、彼の心の葛藤を強く感じさせました。オ・ユニへの復縁の申し出も、彼の 絶望を物語っています。しかし、オ・ユニの拒絶により、彼の苦悩はさらに深まるばかりです。

一方、チョン・ソジンは相変わらずの冷酷さを見せつけます。オ・ユニへの暴言と暴力、そしてハ・ユンチョルへの金銭的な脅迫は、彼女の恐ろしさを改めて認識させられました。しかし、そんな彼女も、医療事故を起こしたハ・ユンチョルをかばう姿を見せるなど、複雑な一面も垣間見えます。

つづく