第7話、キム・ヒウは合図を送り、キム・ソクフンの指揮で職業紹介所と港湾関係者を一斉検挙。ムン・グジュンを取り調べ、市長の驚くほどの巨額の不正を暴き、自白させる。

記者会見の準備中、チョン・ソクキュからク議員の名前を削除するよう指示を受ける。会見後、理由を尋ねると、キム・ソクフンの出世のためだとわかる。キム・ヒウは背にチョ・テソプがいると察する。

一方、キム・ヒウはイ・ヒョンソクの母の治療費を助け、彼を助手として雇う。事件後、チョ・テソプは期待した連絡がなく不満げで、ハン・ジヒョンはキム・ソクフンへの配慮を提案する。

キム・ヒウはチョン・ソクキュに検察総長への野望を伝え、キム・ソクフンは地方検察庁長に就任、チョン・ソクキュはチームと共にソウルへ戻る。事務所に盗聴器を見つけ、逆に利用することを画策する。

両親の店でキム・ハンミと再会し、ソウル帰還を祝う。その後、チャン・イルヒョンの紹介で秘密クラブに入り、チョ・テソプと出会い、強い印象を与える。

チョ・テソプはキム・ソクフンにキム・ヒウへの便宜を図るよう指示。キム・ヒウは未来人材交流会への参加とチャン・イルヒョンの不正捜査部への異動が決まる。交流会でソン・ジンミと知り合い、チャン・イルヒョンに推薦し、評価を高める。

イ・ミンスが捜査する事件は未来電子と半島銀行に関連し、ハン・ジヒョンは不正融資の発覚を恐れ、チョ・テソプに報告。チョ・テソプはキム・ソクフンに処理を指示する。キム・ヒウはソン・ジンミのCDをチャン・イルヒョンに贈り、更に関係を深める。

チャン・イルヒョンはキム・ヒウに殺人事件の取り調べへの参加を依頼する。しかし、取り調べ前に、イ・ミンスが担当していた未来電子の事件がチャン・イルヒョンに移管されたことを知る。取り調べ後、チャン・イルヒョンはこの事件が世論の目を逸らすためのものだと明かす。キム・ヒウは正義を貫くために行動を起こすことを決意する。

第7話の感想

第7話は、キム・ヒウがソウルに戻り、新たな局面を迎える重要なエピソードでした。地方での不正摘発成功を足掛かりに、ついにチョ・テソプ率いる巨大な悪の組織との直接対決へと一歩踏み出したと言えるでしょう。

特に印象的だったのは、キム・ヒウとチョ・テソプの初対面シーン。秘密クラブという独特の雰囲気の中、静かながらも火花散るような緊張感がありました。チョ・テソプはキム・ヒウの才覚に気づき、彼を利用しようと画策し始めます。この出会いが今後の展開にどう影響していくのか、非常に楽しみです。

また、キム・ソクフンの出世欲や、ハン・ジヒョンの狡猾さ、そしてチャン・イルヒョンの腹の底が見えない性格など、それぞれのキャラクターの思惑が複雑に絡み合い、物語に深みを与えています。キム・ヒウは彼らを利用しながら、あるいは彼らに利用されながらも、自分の目的を達成しようとするしたたかさを見せています。

つづく