第3話に続き、詐欺トリオの車が故障。キム・ドギは農作業用のトラクターで通りかかり、修理工場の場所を教えます。なんと、その修理工場のオーナーはキム・ドギでした。助けを求められなかったから困っているとは知らなかった、修理は順番待ちだ、とキム・ドギは言いますが、トリオの公演があると聞くと、親切に修理を引き受けます。
実は、詐欺師のトリオは逆に騙される羽目に。キム・ドギの意外な一面が見られ、視聴者も喜ぶ展開です。公演中、ゴウンとパク・ジンオン、チェ・ギョングはトリオの詐欺行為を阻止。リュ・サンギは激怒し、部下を叱責します。翌日、リュ・サンギはオフクおじいさんを再び狙いますが、キム・ドギが妨害します。
キム・ドギは人情の大切さを語り、真心で人と接することの重要性を示唆します。ムジゲ運輸のメンバーそれぞれに見せ場があり、キャラクターの深みが増しています。オン・ハジュンは偶然、チャン・ソンチョルの秘密のエレベーターを発見し、疑問を抱きます。
トリオはライフクおばさんを次のターゲットに定めます。キム・ドギはリュ・サンギがどこかに金を隠していると睨み、トリオの車に細工をして緊急出動サービスを呼ぶように仕向けます。そして、大人としての責任の重さを説きます。そこに、お金持ちの老紳士に扮したチャン・ソンチョルが現れ、トリオの関心を引きます。
トリオはチャン・ソンチョルの家を偵察し、その豪奢な暮らしぶりを目にします。また、チャン・ソンチョルが木に向かって金について呟くのを目撃します。リュ・サンギは取り立て屋のペク・ソンミ的名刺を見つけ、チャン・ソンチョルから脅迫めいた言葉を聞かされます。
リュ・サンギはチャン・ソンチョルを公演に連れて行き、金隠しの場所を探ろうとします。チャン・ソンチョルはトリオを山へ誘導し、パク・ジンオンとチェ・ギョングは民宿を探りますが、何も見つかりません。翌日、リュ・サンギはキム・ドギに老紳士の土地について尋ねますが、はぐらかされます。トリオは畑で宝箱を掘り当てますが、中には「うんこ黄金」が入っており、トラクターを壊してしまいます。
ゴウンは老紳士の要望で無理やり舞台に立たされ、リュ・サンギから更なる情報収集のために100ドルを渡されます。キム・ドギはゴウンを使ってトリオを畑へ誘い込みます。ゴウンは猛スピードで車を走らせ、キム・ドギはノロノロ運転のトラクターで進路を妨害。採石場まで追いかけられたトリオの重要なトラックが崖から転落。実は、リュ・サンギは車の中に秘密の金庫を設けて金を隠していたのです。
リュ・サンギの最後の望みは老紳士の財産でしたが、チャン・ソンチョルは崖から水中に飛び込みます。リュ・サンギは残りの金は自分だけが knows と喜びますが、部下二人は彼を狂人扱いし、逃げようとしますがキム・ドギに捕まります。リュ・サンギは宝の地図を頼りに必死に掘りますが、金は埋まっていません。
キム・ドギは老人の苦しみをリュ・サンギに返すと言い、老人からの信頼を利用した罰を与えます。リュ・サンギは金が見つからないという精神的牢獄に閉じ込められ、騙された老人の絶望を味わいます。最後は、キム・ドギの元軍人という過去を彷彿とさせる地雷原に誘い込まれます。ムジゲ運輸は金を被害者に返し、依頼人の生活を元に戻します。一方、オン・ハジュンは再び秘密の部屋に入り、地下室へ。屋上では、何者かがムジゲ運輸のメンバーを盗撮しています。
第4話の感想
「模範タクシー2」第4話は、痛快な復讐劇とコミカルな展開が絶妙に絡み合い、見応えのあるエピソードでした。特に、詐欺師トリオが逆に騙されるという皮肉な展開は、見ていてスカッとしました。キム・ドギの飄々とした態度の中に秘められた知略と行動力、そして仲間たちとの連携プレーは、今回も健在。緻密に練られた計画と、予想外のハプニングが交錯する中で、緊張感と笑いが同時に味わえる、まさにエンターテイメントの真骨頂と言えるでしょう。
今回、キム・ドギは修理工場のオーナーという新たな顔を見せ、その意外性に驚かされました。また、トラクターで登場するシーンや、トリオの車を巧みに操るシーンなど、コミカルな演出も効果的に散りばめられており、シリアスな復讐劇の中でも笑いを誘います。
つづく