ホ・ジュンジェは、ドアの隙間からシムチョンの裸の肩を見て驚き、立ち止まります。慌てて服を著たシムチョンは、なぜ急に帰って来たのかと逆にホ・ジュンジェを責めます。ホ・ジュンジェは携帯を忘れたことに気づき、顔を真っ赤にして家を出て行きます。
シムチョンは仲間の人魚から人間の社会の常識や、嘘をつく時の仕草や表情について学びます。
ホ・ジュンジェはチョ・ナムドゥとテオにジンジュの家を下見させ、自分はチャ・シアに会い、沈没船のことを尋ねます。そこで古い壺の絵を見ます。絵には現代風の男性が人魚とキスをしている様子が描かれていました。チャ・シアは、壺の持ち主であるキム・タムリョンが未来を予知していたのではないかと話し、神秘的だと感じます。ホ・ジュンジェは絵をじっと見つめ、既視感を覚えます。
ホ・ジュンジェは医者に会い、部分的な記憶喪失の可能性を相談します。壺の絵の人物が自分ではないかという感覚があるものの、思い出せないと訴えます。催眠療法の中で、前世のキム・タムリョンの姿と、シムチョンと瓜二つの顔をした人魚を見ます。催眠から覚めたホ・ジュンジェは、信じられない思いと、幻覚かもしれないという疑念を抱きます。
シムチョンはジンジュを換金し、お金を全てホ・ジュンジェに渡そうとします。チョ・ナムドゥはこっそりジンジュを一粒盗みます。
人魚の仲間はシムチョンに、自分の心臓が弱っているため、毎日何時間も水に入っていなければならないことを明かします。愛する女性が戻って来れば治るものの、彼女は既に結婚しているといいます。シムチョンは彼に海へ帰るよう勧めますが、彼はシムチョンと同じように、愛する人への想いを断ち切ることができず、この地で生き延びているのだと話します。愛する人のいない純粋な人魚は、陸では長く生きられないのです。
マ・デヨンは、変装しながらホ・ジュンジェの家の近くをうろついています。警察は全く気づいていません。マ・デヨンは、ホ・ジュンジェがナム叔父に送ったメッセージを受け取り、ナム叔父になりすまし、明日会う約束を取り付けます。
ジンジュはチャ・シアに、ホ・ジュンジェの心を掴むには、まず彼の母親の機嫌を取ることが大切だとアドバイスします。チャ・シアは納得し、ホ・ジュンジェの母親について探ろうと考えます。彼女は、義姉の家の家政婦がホ・ジュンジェの母親であることを知りません。モ・ユランが淹れたコーヒーの銘柄が変わっていたため、母親は彼女を叱りつけています。
ホ・イルジュンは弁護士に電話し、遺言について公正証書を作成したいと伝えます。彼は、弁護士が既にカン・ソヒに取り込まれていることを知りません。チヒョンは、ナム部長の死が母親と関係しているのではないかと疑い、部長の通話記録を入手します。
シムチョンの人魚の仲間が亡くなり、彼の愛した女性が葬儀に参列します。女性はシムチョンに、違う者同士はうまくいかない、最終的には傷つけ合うだけだ、愛だけでは全てではないと話します。彼女の言葉にシムチョンは落ち込み、ホ・ジュンジェに電話をかけます。一方、ホ・ジュンジェはマ・デヨンとの待ち合わせ場所にいましたが、異変を感じます。電話でシムチョンの落ち込んだ様子を聞き、すぐに駆けつけると伝えます。振り返るとマ・デヨンが立っており、格闘の末、マ・デヨンは逃げ去ります。怪我をしたホ・ジュンジェは、自分のことよりもシムチョンを心配し、漢江へ向かいます。
シムチョンは川を見ながら、もう行くべきなのかと呟きます。ホ・ジュンジェが後ろから現れ、どこへ行くのかと尋ねます。シムチョンは振り返り、ジュンジェの怪我を心配しますが、ジュンジェはシムチョンの具合を気にかけます。彼女が去ろうとしていることを聞き、引き留めようと本心を伝えます。
第8話 感想
第8話は、切なさとサスペンスが入り混じる、見応えのあるエピソードでした。シムチョンとホ・ジュンジェのロマンスが少しずつ進展していく一方で、マ・デヨンの闇躍やホ・ジュンジェの出生の秘密など、物語の核心に迫る展開に目が離せませんでした。
特に印象的だったのは、シムチョンの人魚仲間の死です。愛する人と種族の違いからくる苦悩、そして悲しい結末は、シムチョン自身の未来を闇示しているようで、胸が締め付けられました。彼女が去ろうとするラストシーンは、今後の展開を考えると不安でいっぱいです。果たして、シムチョンとホ・ジュンジェは種族の違いを乗り越え、幸せを掴むことができるのでしょうか?
つづく