サンシクはナレに、レストラン探しで徹夜し、リュックも初めて使ったと言い、ヘヨンの言っている意味が分からない様子。ナレは曖昧な関係に我慢できず、付き合おうと告白。二人は甘い雰囲気で家路につく。ナレは、恋愛が始まったら消防車のように赤信号でも止まらないと宣言する。
翌日、エレベーターでナレはサンシクの手を握る。チャ・ワワはキ次長に、マーケティング1部のパク部長が月末にニューヨークへ転勤になることを伝え、部下の評価が昇進に重要だと発破をかける。キ次長は若手社員に優しく接し、コーヒーをおごる。
ガンミは明るすぎる街灯で寝不足だと愚痴り、すでに撤去させたと言う。マーシュアイは、その街灯が1000億ウォン以上したと嘆く。ナレはサンシクに弁当を作り、二人きりでランチデートをしようと企むが、マーシュアイとガンミも現れる。サンシクは弁当がまずいと気づき、マーシュアイからサンドイッチをもらう。ナレはダイエット中だと話し、キ次長と残業すると言う。キ次長は驚きながらも冗談だと返す。
ペク・チョウォン会長はテレビ番組で新製品「パボスレンズ」を紹介するが、それはマーシュアイが開発した「ゴボスレンズ」と全く同じものだった。しかも会長は息子主導で開発したと発言する。マーケティング3部の社員たちは会長の息子を批判し、サンシクはジャンビョンに情報漏洩について尋ねるが、ジャンビョンははぐらかす。
ナレは、サンシクがおならで窮地を救ってくれた時に好きになったと明かし、サンシクがいつ好きになったのか尋ねる。しかしサンシクは答えられず、ナレは不満を抱く。
キム秘書はマーシュアイに、オーロラと会長に監視されていると警告し、ホテル暮らしをやめるよう忠告する。マーシュアイはサンシクに助けを求め、アジズは同居の条件としてランク付けを要求する。マーシュアイは高価なネクタイとシャツを渡し、アジズは兄貴と呼ぶよう要求する。アジズはサンシクとナレの喧嘩に気づき、サンシクにきちんと話すよう促す。サンシクは、ナレが怪我で休んでいた時に、彼女なしでは生きていけないと気づいたと告白。二人はナレの家で寝る。
マーシュアイとアジズはテディベアに目を付ける作業をする。突然オーロラが訪ねてきて、マーシュアイとアジズがお揃いのシャツを著ているのを見て、マーシュアイが好きなのはガンミだと悟り、ガンミに金を渡す。マーシュアイはオーロラを卑怯者呼ばわりし、ガンミの元へ走る。ガンミはオーロラが良い人でビタミン剤をくれたと言うが、開けてみると中はお金だった。ガンミはマーシュアイに返すよう言い、二人の関係を説明する。マーシュアイは街灯を設置したのはガンミが好きだからだと告白するが、ガンミはマーシュアイはタイプではないと伝える。
翌日、マーシュアイはガンミが好きなキム・ジョングクのように筋肉を見せつけようとするが、ガンミは暑いのだろうと思う。
キ次長は昇進の望みが絶たれたと思い込み、オフィスでわめき散らす。チャ・ワワは評価を修正する機会があると伝えるが、キ次長が態度を改めた時にはすでに遅かった。
ナレとサンシクは給湯室でいちゃついているところをヒョンミとガンミに見つかる。ナレはとぼけてその場を去り、サンシクに以前のように振る舞うよう言う。その時、同僚たちが監視カメラを見ていることに気づき、二人は慌てて画面を隠す。
第10話の感想
第10話は、サンシクとナレの関係が進展する一方で、マーシュアイの恋は一筋縄ではいかない様子が描かれ、笑いと切なさが入り混じる展開でした。
ナレの積極的なアプローチでついに恋人同士となった二人。消防車のように赤信号でも止まらないというナレの愛の表現は、彼女の情熱的な性格をよく表しています。しかし、まだサンシクはナレへの想いをうまく言葉にできず、二人の関係には不安定な要素も残されているように感じます。
一方、マーシュアイのガンミへの想いは、高価な街灯の設置やオーロラへの仮発など、少し行き過ぎた行動に表れていました。彼の純粋すぎる愛情表現はコミカルでありながらも、どこか切ない印象を与えます。ガンミはマーシュアイの気持ちに気づいていながらも、はっきりと拒絶する姿が描かれ、今後の二人の関係がどうなるのか気になります。
つづく