ナレが足をくじいて病院へ。検査の結果、1週間のギプス生活に。見舞いに来たヘヨンは、ナレの怪我は自分のせいだと謝罪するが、ナレは否定し、サンシクの身を案じる。ヘヨンは、サンシクとナレが付き合っていないことを知っていると告げる。ナレはサンシクの強い想いを明かすも、そこにサンシクが現れ、ナレはとっさに恋人同士の振る舞いをする。しかし、ヘヨンはサンシクから全てを聞いていると明かし、ナレはサンシクに姿を消すように言う。サンシクはナレに指圧スリッパをプレゼントし、献身的に世話を焼こうと、アジズにも手伝いを頼む。

一方、ゲームに負けたマーシュアイは、キ次長との昼食を余儀なくされる。マーシュアイは母親の手料理を食べたことがないと話すと、キ次長に会長からの電話が入り、会社へ戻ることに。マーケティング3部はマッサージガンの街頭プロモーションを担当することになり、キム・ムンホルとマーシュアイが担当に。ムンホルは会社を過信するなとマーシュアイに忠告し、マーシュアイはムンホルの体にガウス電子のタトゥーがあることに気づく。

アジズはナレにステーキを焼き、ナレが経費のことを尋ねると、心配無用と答える。ナレはアジズが以前動物病院で働いていたことを知り、ペット扱いされていると感じる。サンシクはフライドチキンを持って帰ってくるが、ナレに食べさせようとした時、アジズはまたアルバイトに呼ばれてしまう。サンシクはフォークでナレに食べさせ、会社でナレの声が聞けない寂しさと、ナレへの強い依存を伝える。

マーシュアイは社内ゲームで連敗し、借金を返すため、カン・ミに特訓を依頼する。カン・ミは教官服を著てマーシュアイを厳しく指導する。マッサージガンのイベント当日、本来幕に映るはずだった会長の顔が、誤って風船に印刷されてしまう。少女のダヨンが風船を射抜くパフォーマンスで、会場は気まずい雰囲気に。その後、マーシュアイはキ次長と銭湯に行く羽目になり、お互いの背中を流す。

アジズがナレのためにたくさんの物を買い、ナレは彼がサンシクのクレジットカードを使っていることに気づく。ナレはサンシクに帰宅するように連絡する。ムンホルに酔わされたサンシクが帰宅すると、ナレはアジズにカードを使わせ、給料を払っている理由を問い詰める。二人は口論になり、ナレはサンシクを責め、サンシクはナレの「近づかないで」という言葉を忠実に守った結果だと説明する。口論の最中、サンシクはナレに薬を飲ませようとするが、ナレは拒否する。サンシクはナレの手を取り、心配していたと謝罪。ナレは二人で口裏を合わせようと提案し、サンシクにキスをする。しかし、サンシクが舌を入れてきたため、ナレは平手打ちをする。それでもナレはサンシクを励まし、サンシクもキスで応える。その時、ドアが開き、物語はそこで中断。視聴者の想像をかき立てる終わり方となった。

第6話の感想

第6話は、ナレとサンシクの関係に大きな変化が見られた、感情のジェットコースターのようなエピソードでした。コミカルなシーンとシリアスなシーンが絶妙に織り交ぜられ、最後まで目が離せませんでした。

特に印象的だったのは、ナレとサンシクの病院でのやりとりです。ヘヨンの登場で二人の関係がさらに複雑になり、ナレのサンシクへの複雑な感情が繊細に描かれていました。サンシクの不器用ながらも一途な愛情表現は、見ているこちらまで胸がキュンとしました。一方で、ナレの強がりながらもサンシクを想う気持ちも伝わってきて、二人の関係がどうなっていくのか、ますます気になってしまいます。

また、マーシュアイとキ次長の珍妙な関係性も笑いを誘いました。ゲームでの罰ゲームから始まった二人の奇妙な絆は、今回の銭湯シーンでさらに深まったように感じます。一見すると滑稽なシーンですが、どこか温かさも感じられる、不思議な魅力がありました。

つづく