「イブの罠」全話あらすじネタバレ - 韓国恋愛ドラマ

ストーリー

2兆ウォンという巨額の離婚訴訟の中心に立つ女性、イ・ラエル(キム・ソンビン) （ソ・イェジ）。両親の死という悲劇を経験し、人生の全てを奪われた彼女は、13年の歳月を経て美しくも危険な魅力をまとって韓国へ帰国します。復讐の炎を胸に秘め、緻密な計画を練り上げた彼女のターゲットは、両親の不幸の元凶の一人であり、LYグループの経営者カン・ユンギョム（パク・ビョンウン）。

本作はギリシャ神話に着想を得ており、イ・ラエル(キム・ソンビン) は愛と美の女神アフロディーテ、カン・ユンギョムは自らの血で死にかけている女性を蘇らせたポセイドン、そしてハン・ソラ（ユソン）は女王の威厳と権力を持つヘラ、ソ・ウンピョン（イ・サンヨプ）は愛を守るため地獄に堕ちたオルフェウスをそれぞれ彷彿とさせます。登場人物たちの愛憎劇は、アフロディーテ、ポセイドン、ヘラの三角関係や、オルフェウスと妻エウリュディケの悲恋をモチーフに、復讐と裏切りというダークなテーマを描いています。

ありふれた日常の大切さを訴えつつも、痛切で守ることのできない愛の物語を悲劇的に展開していく本作。ソ・イェジの過去の騒動の影響を受け、視聴率は伸び悩んだものの、息もつかせぬスリリングな展開と、イ・ラエル(キム・ソンビン) の繊細な感情表現は必見です。特に、キム・イェジが歌うエンディングテーマ「Hold Me Tight」の壮大かつ切ないメロディーは、物語の悲劇性をさらに際立たせています。