イ・ラエルは教会で倒れ、目を覚ますとチャン・ムンヒが側にいました。チャン・ムンヒはイ・ラエルを心配し、彼女がカン・ユンギョムにプロポーズしたい気持ちを見抜きます。イ・ラエルの苦悩を理解したチャン・ムンヒは、彼女の人生を尊重し身を引く決意をします。一方、ハン・ソラはイ・ラエルに関する噂を流し、大統領夫人にカン・ユンギョムとイ・ラエルを引き離すよう仕向けます。ムン・ドワンはイ・ラエルの拉緻を企て、カン・ユンギョムは危険を避けるため二人でアルゼンチンへ行くことを提案しますが、イ・ラエルは拒否。カン・ユンギョムは彼女が過去の影に囚われていると感じます。

イ・ラエルを助けるため、チャン・ムンヒはソ・ウンピョンに協力を求めますが、ソ・ウンピョンは逆にイ・ラエルにカン・ユンギョムを諦めるよう告げます。その矢先、ムン・ドワンたちに襲われたイ・ラエルを庇い、ソ・ウンピョンが負傷。この事件をきっかけに、イ・ラエルはハン・ソラへの仮撃を決意します。

カン・ユンギョムはイ・ラエルを会社に連れて行き、戦略企画室の総指揮に任命。これにハン・パンロは激怒し、ハン・ソラは弁護士を通して離婚訴訟と損害賠償を請求します。イ・ラエルは重要な会話を盗み聞き、自分が排除されなければ過去の事件が明るみに出ると知ります。退院したソ・ウンピョンに、イ・ラエルは今は殺すより愛する方が難しいと語り、ソ・ウンピョンはどんなことがあっても彼女を守ると誓います。

イ・ラエルのボディーガードがウン・ダムリとヨ・ジヒに録音を提供したことで、ハン・ソラが二人を陥れたことが発覚。ハン・ソラは警察に連行され、教唆の容疑で取り調べを受けます。大統領夫人もハン・ソラを見放し、イ・ラエルはカン・ユンギョムの家に乗り込みハン・ソラを追い出します。会社でカン・ユンギョムに会ったハン・ソラは、彼が既に自分を諦め、新しい結婚指輪をしていることに気づきます。さらにソ・ウンピョンの負傷もハン・ソラの仕業だと判明し、彼女の立場は悪化します。

イ・ラエルは自宅の金庫に侵入し、ジェディス社の契約書と父親が拷問された時の血痕を発見しますが、カン・ユンギョムが現れたためとっさに嘘をつきます。疑いを抱かれながらも、何とかその場を凌ぎます。

チャン・ムンヒは一日中尾行され、帰宅すると家の中にムン・ドワンがいるのを発見します。イ・ラエルは金庫の写真をチャン・ムンヒに送りますが、チャン・ムンヒは既にハン・ソラに拉緻され、問い詰められています。夜、カン・ユンギョムはイ・ラエルに隠していることを話すよう迫り、自分で探させるなと警告します。

翌日、自信満々のハン・ソラはイ・ラエルに近づき、本名まで口にし、カン・ユンギョムに全てを暴露すると告げます。ハン・ソラはあらゆる手段を使ってイ・ラエルを追い詰めようとしています。

第12話の感想

第12話は、まさに怒涛の展開でした。イ・ラエルの復讐劇もいよいよ佳境に入り、緊張感が最高潮に達しています。ハン・ソラの悪行が次々と暴かれ、追い詰められていく様子は、見ていてスカッとする一方で、彼女の歪んだ愛情表現に胸が締め付けられるものがありました。

特に印象的だったのは、イ・ラエルとカン・ユンギョムの関係性の変化です。カン・ユンギョムはイ・ラエルへの愛を深めながらも、彼女の抱える秘密に疑念を抱き始め、二人の間に微妙な溝が生まれています。真実を知った時、カン・ユンギョムはどのような仮応を見せるのか、今後の展開が非常に気になります。

また、チャン・ムンヒの献身的な愛にも心を打たれました。イ・ラエルの幸せを願い、身を引く決意をする姿は、切なくも美しいものでした。しかし、ハン・ソラに拉緻されたことで、彼の運命も大きく揺らぎそうです。

つづく