第9話、イ・ラエル(キム・ソンビン) とカン・ユンギョム、ハン・ソラの複雑な関係、そしてイ・ラエル(キム・ソンビン) の復讐計画の進展を中心に物語が展開します。
チャン・ジンウクはイ・ラエル(キム・ソンビン) とカン・ユンギョムの密会を知り激怒。カン・ユンギョムにイ・ラエル(キム・ソンビン) の夫として法的に存在するだけでいいと脅し、二人を絶対に引き離さないと宣言します。家ではカン・ユンギョムがイ・ラエル(キム・ソンビン) に贈ったプレゼントを全て見つけ出し、イ・ラエル(キム・ソンビン) にカン・ユンギョムを忘れるよう迫ります。
チャン・ムニはハン・ソラが離婚しないことによる影響を心配しますが、イ・ラエル(キム・ソンビン) は正体がバレる前に全て終わらせると約束します。イ・ラエル(キム・ソンビン) は再び悪夢にうなされます。夢の中では自分を傷つけた者たちが罰を受ける様子を見るものの、残酷な結末に苦しみ、復讐への葛藤が垣間見えます。
LY Payの上場を祝うパーティーで、ハン・ソラは招かれざる客イ・ラエル(キム・ソンビン) と遭遇。イ・ラエル(キム・ソンビン) はわざと招待されなかった理由を尋ね、返答に窮まったハン・ソラはイ・ラエル(キム・ソンビン) を平手打ちします。イ・ラエル(キム・ソンビン) は挑発を続け、ハン・ソラはカン・ユンギョムとの愛情は揺るがないと主張し、ネットモールの理事の座を手に入れたことを誇示します。イ・ラエル(キム・ソンビン) はカン・ユンギョムから連絡がないことから、彼の計画が変わったのではと疑念を抱きます。
ソ・ウンピョンに対し、イ・ラエル(キム・ソンビン) は最悪の事態になっても後悔しないと語りつつ、チャン・ムニを助けてほしいと頼みます。ソ・ウンピョンはイ・ラエル(キム・ソンビン) への愛を告白し、復讐の成功を誓い、全てが終わった後に彼女の気持ちに応えると約束します。カン・ユンギョムに近づくため、大統領秘書室長に就任します。
チャン・ムニはイ・ラエル(キム・ソンビン) の心が揺らぎ始めたと感じ、正体を明かして訴訟を起こし、彼女を連れ出そうとします。しかし、ソ・ウンピョンから入手した書類で、自分が捨て駒にされそうだったことを知ります。イ・ラエル(キム・ソンビン) は悪夢の話をでっち上げていたことを認め、真の目的は全員を、自分自身も含めて共倒れさせることだと明言します。そして、計画を続行することを決意します。
ハン・ソラは父親からの電話に怯えます。交通事故をきっかけに両家が対立し、ハン・パンロの地位も危うくなっていたからです。キム・ジョンチョルが事実を隠しきれなくなり、ハン・ソラは父親の叱責を受けるため、仕方なく帰宅します。更生を誓うも、激しい暴力を振るわれます。全てを目撃したイ・ラエル(キム・ソンビン) は、ハン・ソラをダンス教室に誘います。
ハン・ソラはイ・ラエル(キム・ソンビン) とカン・ユンギョムがまだ繋がっていると考え、カン・ユンギョムを殺したい衝動に駆られますが、父親の状況から身動きが取れません。翌日、幼稚園はポラムの退園と公演チームの解散を決定しますが、イ・ラエル(キム・ソンビン) は動じません。最終的に退園させられるのはハン・ソラだと確信しています。イ・ラエル(キム・ソンビン) はカン・ユンギョムの書斎で聴いたタンゴの曲で踊り、ハン・ソラを挑発します。最後に、イ・ラエル(キム・ソンビン) はハン・ソラに、自分は狂っていて、何をするか分からない狂女だと告げます。
第9話の感想
第9話は、イ・ラエル(キム・ソンビン) の復讐心がさらに激化し、物語が大きく動き出したと言えるでしょう。彼女が仕掛ける罠はますます巧妙になり、主要人物たちの運命を翻弄していきます。特に印象的なのは、悪夢に苛まれながらも、冷徹に復讐を進めるイ・ラエル(キム・ソンビン) の姿です。彼女の揺るぎない意誌と、時折見せる脆さの対比が、このキャラクターの魅力をより一層引き立てています。
ハン・ソラへの挑発も、これまで以上に露骨になり、二人の対立は頂点に達しつつあります。タンゴのシーンは、イ・ラエル(キム・ソンビン) の狂気と自信を象徴する名シーンと言えるでしょう。一方、ハン・ソラは父親からのプレッシャーに苦しみ、追い詰められていく様子が痛々しく描かれています。彼女が今後どのように仮撃に出るのか、あるいは崩壊していくのか、目が離せません。
また、ソ・ウンピョンとイ・ラエル(キム・ソンビン) の関係性の変化も注目すべき点です。彼の秘めた愛情と復讐への協力は、イ・ラエル(キム・ソンビン) にとって大きな支えとなる一方で、新たな波乱を予感させます。カン・ユンギョムは、イ・ラエル(キム・ソンビン) の真意に気づいていないのか、それとも何かを企んでいるのか、彼の行動にも疑問が残ります。
つづく
