コ・ウンガンとウィ・スンヒョンは思いがけないキスをきっかけに関係が進展し、交際を始めます。コ・ウンガンと奇漢娜の関係も変化を見せ、理想の状態ではないものの、コ・ウンガンは満足しています。

奇漢娜はカン・ナムギの学校内部調査への協力を辞退し、自分の生活に集中することを選びます。危険なことに関わりたくないと考えたのです。

申亜莉はついに金拓にイチゴの件について尋ねます。金拓はシン・アリへの片思いを告白しますが、シン・アリからの返事は期待していないと伝えます。シン・アリは表面上は考えているふりをしていましたが、内心は喜びでいっぱいです。

チャ・ユゴンは学生たちの捜査能力を高めるため、模擬犯罪現場での捜査訓練を実施します。ウ・ジュヨンはドローン購入で詐欺に遭いますが、学んだ知識を使って犯人を追跡しようと決意し、ユ・デイルたちに協力を依頼します。

週末、ウィ・スンヒョンとコ・ウンガンはデートの約束をしていましたが、先輩からの食事の誘いを受けます。ウィ・スンヒョンが先輩の顔を潰さないよう、コ・ウンガンは一人でカフェで待つことにします。しかし、ウィ・スンヒョンは先輩たちに連れられてお酒を飲み、コ・ウンガンが既に帰った後に気づきます。

シン・アリはチョ・ハンソルの講演会に参加し、一緒に写真を撮ってもらいます。チョ・ハンソルは乗り気ではありませんでしたが、結局は承諾します。その後、彼は青瓦台でのデートに向かいます。

酔ったウィ・スンヒョンはトッポッキを持ってコ・ウンガンの家に行き、玄関で寝てしまいます。コ・ウンガンは彼を家に入れ、ベッドで寝かせ、自分は床で寝ます。翌朝、家族に見つからないようにウィ・スンヒョンを帰そうとしますが、父親に見つかってしまいます。両親に事情を聞かれ、コ・ミガンにも煽られますが、コ・ウンガンは説明します。その際、両親は過去の出来事を思い出し、25年間隠されていた秘密が明らかになり、夫婦喧嘩が始まります。その隙に、コ・ウンガンはウィ・スンヒョンを連れて家を出ます。

奇漢娜はカン・ナムギからの調査協力の依頼を断ります。感謝はしつつも、もう関わりたくないと意思表示します。この会話を聞いたチャ・ユゴンはカン・ナムギに学生を危険に晒したと非難します。カン・ナムギはキム・ヒョンスを守れなかったチャ・ユゴンを責め、警察学校解散の意図を問いただします。チャ・ユゴンは学校がなくなってもシンユ会は残ると忠告し、無駄な努力はやめるよう諭します。

ウ・ジュヨンと仲間たちは天丘で詐欺犯の痕跡を見つけ、コンビニで待ち伏せします。ウィ・スンヒョンはコ・ウンガンの運転練習に付き合いますが、初心者のコ・ウンガンの運転で喧嘩になります。二人は車で天丘に行き、そこで誤解を解き、ウィ・スンヒョンは泣いているコ・ウンガンを慰めます。

ウ・ジュヨンはウィ・スンヒョンとコ・ウンガンの姿を見つけ、声をかけます。コ・ウンガンは関係がバレることを心配しますが、三人が出会っても特に問題は起こりません。

第12話の感想

第12話は、様々な感情が交錯する、見応えのあるエピソードでした。特に印象的だったのは、コ・ウンガンとウィ・スンヒョンの関係性の変化です。これまでのぎこちない距離感から一歩踏み出し、お互いを深く理解しようとする二人の姿に、胸が締め付けられました。コ・ウンガンの不器用ながらも真っ直ぐな愛情表現、そしてウィ・スンヒョンの優しさと思いやりに溢れた対応は、見ているこちらまで温かい気持ちにさせてくれます。

一方、ウ・ジュヨンの存在も二人の関係に影を落とします。コ・ウンガンへの好意を隠さないウ・ジュヨンと、複雑な表情を見せるウィ・スンヒョン。この三角関係の行方が今後の物語を大きく左右しそうです。

また、今回はミステリー要素も強く描かれていました。警察学校を揺るがす事件の真相、そして謎の人物たちの思惑。散りばめられた伏線が徐々に回収され始め、物語はますます緊迫感を増しています。特に、終盤で明らかになった衝撃の事実は、今後の展開を大きく左右する重要なポイントとなるでしょう。

つづく