偶然にも、コ・ウンガンはウィ・スンヒョンに遭遇し、彼が以前コ・ミョンガンとトラブルになった相手だと気付く。ミョンガンを金目当ての女性だと誤解されないよう、ウンガンは慌てて説明しようとするが、スンヒョンは聞く耳を持たず、ミョンガンがミンヨンを傷つけたことを責める。ウンガンがさらに説明しようとしたその時、教官に呼ばれ、その場を離れなければならなくなる。スンヒョンはさらに苛立ちを募らせる。

午後の座学では、退屈な授業に多くの学生が居眠りを始める。そこに教官が突然現れ、居眠りしていた学生に名乗り出るよう命じる。ウンガンは居眠りしそうになった時、自分をつねって目を覚まそうとしたが、結局教官に見つかり叱責される。弁解を試みるも、教官は嘘だと決めつけ、言い返すウンガンにさらに厳しい罰を与える。

夜、ウィ・スンヒョンの寮の男子たちは空腹に耐えかねていた。昼間、清掃員が物置にカップラーメンを置いて行ったことを思い出し、こっそり食べようと企てる。しかし、物置に著くと誰も実行に移す勇気がなく、結局諦めて寝ることにする。

次の日の訓練で、ウンガンはスンヒョンが先輩ではなく同期だと知る。自分のために弁解しなかったスンヒョンに不満を抱き、ウンガンはルームメイトに愚痴をこぼす。ウ・ジュヨンとシン・アリは男子学生の容姿について語り合う。キ・ハンナが校内恋愛禁止の規則を思い出させ、ウンガンは動揺する。彼女はチャン・ジュチャンのために警察学校を受験したのだ。

食堂の外でジュチャンを見かけたウンガンは、合格したことを伝えようとするが、追いつくことができない。ウンガンを追いかけていたアリは人にぶつかり、誤ってUSBメモリを相手の服のポケットに入れてしまう。その後、オム・ヒョクはウンガンが落としたUSBメモリを発見する。中には学生が罰を受けている動画が入っており、激怒したヒョクはウンガンの入学取り消しを匂わせる。

スンヒョンの寮の学生たちは再びカップラーメンを盗もうと試みるが、教官たちが会議で残業しているのを発見し、何か大きな出来事が起こっているのではないかと疑う。間もなく、ウンガンが盗撮したという噂が学校中に広まる。アリは自分がUSBメモリを間違えたことに気付き、不安に駆られる。ウンガンはアリを問い詰めるが、アリは否定する。そこへスンヒョンが現れ、アリがUSBメモリをポケットに入れているのを目撃したと証言する。追い詰められたアリは、USBメモリをどこから持ってきたのかは分からないと言いながら、自分の行為を認める。

ウンガンはスンヒョンに真犯人探しへの協力を依頼する。二人は分析し、ハンナが上著を取り間違えたのではないかと疑う。ウンガンが寮に戻って証拠を探していると、ちょうどハンナが帰って来る。ついに真相が明らかになろうとしていた。

第2話 感想

第2話は、誤解と偶然が重なり、ウンガンにとって試練の連続となるエピソードでした。スンヒョンとの最初の出会いからして誤解に基づくもので、ウンガンの説明も聞き入れられないまま、さらに教官とのトラブルにも巻き込まれてしまいます。真面目であろうとするほど空回りしてしまうウンガンの姿は、視聴者にもどかしさを感じさせますが、同時に彼女のひたむきさも伝わってきます。

一方、スンヒョンは冷静で正義感の強い人物として描かれていますが、やや融通が利かない一面も。ミョンガンとの一件でウンガンを一方的に責める姿は、彼の未熟さを表しているようにも見えます。今後、ウンガンとスンヒョンの関係がどのように変化していくのか、注目したいところです。

また、寮生活での男子学生たちの様子もコミカルに描かれており、シリアスな展開の中にも笑いを提供してくれます。カップラーメンを盗もうとする計画が失敗に終わるシーンは、彼らの未熟さや友情が垣間見える微笑ましい場面でした。

そして、終盤のUSBメモリ事件は、物語に緊張感をもたらします。アリのうっかりミスが大きな騒動に発展し、ウンガンは窮地に立たされます。この事件を通して、アリの軽率な行動や、噂の拡散の速さなど、様々な問題点が浮き彫りになります。真犯人を探すウンガンとスンヒョンの協力関係にも期待が高まり、次回への期待感を抱かせるエンディングでした。

つづく