ウィ・スンヒョンは、ヒョンソクのいじめにこれ以上黙っていることをやめ、学生会に告発しようと決意します。しかし、学生会に向かう途中、退学処分になることを恐れ、結局は告発できずに引き返してしまいます。落胆したウィ・スンヒョンは、デートから戻ってきたばかりのコ・ウンガンに遭遇します。緊張のあまりデートで何も食べられなかったコ・ウンガンは、ウィ・スンヒョンと一緒に軽食をとることに。その際、コ・ウンガンはデート相手についてウィ・スンヒョンに相談し、ウィ・スンヒョンは「ありのままの自分をいさせてくれる人」を探すようにアドバイスします。
帰り道、二人はヒョンソクとその仲間たちに遭遇します。ヒョンソクの偽善的な態度に、ウィ・スンヒョンは激しい怒りを覚えます。その夜、学生会事務室にヒョンソクの不正行為を告発する匿名の投書が届きます。翌日、オム・ヒョクはヒョンソクを問い詰めますが、ヒョンソクは不正を否定し、過去の友情に訴えて追求を止めさせようとします。決定的な証拠がないものの、ヒョンソクは疑念を抱き、以前ウィ・スンヒョンと金拓が喧嘩した時の動画を校内ネットにアップロードし、二人を窮地に陥れます。
喧嘩について問いただされた金拓とウィ・スンヒョンは、アルバイトのホン・ユンギを助けるためだったと説明しますが、ホン・ユンギは証言を拒否し、二人は身の潔白を証明できません。金拓はヒョンソクに助けを求めるべきか悩みますが、ウィ・スンヒョンはヒョンソクの正体を明かし、動画を流出させたのがヒョンソクだと告げます。申亜莉はすぐに動画を削除し、コ・ウンガンたちに知らせます。一方、奇漢娜は既に動画を見て、カン・ナムギに転送していました。ウィ・スンヒョンの身辺を調べ上げていたカン・ナムギは、この機会を利用してウィ・ジヨンを陥れようと、動画をキム記者に渡します。
キム記者は取材を進める中で、ヒョンソクの手下たちに誘導され、報道内容を拡大しようとします。しかし、警察学校の校長と知り合いだったキム記者は、電話で記事の掲載延期を依頼し、調査時間を確保します。窮地に立たされたウィ・スンヒョンは、コ・ウンガンに助けを求めます。コ・ウンガンはホン・ユンギの居場所を突き止めるため、ビリヤード場を訪ね、ユ・デイルと共に自宅周辺で見張ります。翌日、ホン・ユンギの弟がいじめられている現場に遭遇します。コンビニで買い物をしていたユ・デイルは、いじめを止めようとしますが、多勢に無勢で降参してしまいます。その時、コ・ウンガンがパトカーのサイレン音を真価ていじめっ子たちを追い払い、怪我をしたホン・ユンギの弟を保護します。
帰宅したホン・ユンギは弟の様子を見てすぐに駆けつけ、コ・ウンガンに呼び止められます。当初は真実を語ろうとしなかったホン・ユンギですが、コ・ウンガンの説得により、ついに真実を記録した動画を渡します。チャ・ユゴンはキム記者に連絡し、事実が報道されるよう手配し、ウィ・スンヒョンの問題は解決します。ホン・ユンギはウィ・スンヒョンたちと友達になり、いじめには屈しないと誓います。
その後、ホン・ユンギはヒョンソクに会い、彼の行いを暴露します。ウィ・スンヒョンはヒョンソクに責任を取るよう迫り、いじめっ子たちにホン・ユンギを二度といじめるなと警告します。ヒョンソクはいじめっ子たちを守ることができなくなり、長年の悪行も全て明るみに出ます。誰がヒョンソクを告発したのか皆が噂する中、実は奇漢娜が独自に調査し、不正行為などを告発していたのでした。
第6話の感想
第6話は、まさに手に汗握る展開でした。ウィ・スンヒョンがいじめという難しい問題に立ち向かう姿、そして真実を明らかにしようと奔走するコ・ウンガンの正義感に胸を打たれました。特に、コ・ウンガンが機転を利かせてホン・ユンギの弟を助けるシーンは、彼女の勇気と優しさが際立っていました。
いじめっ子のヒョンソクは、狡猾で卑怯な人物として描かれています。自分の保身のためなら他人を陥れることも厭わない姿は、見ていて腹立たしいほどでした。しかし、そんなヒョンソクも最後には自らの行いの結果を受けることになり、ある種のカタルシスを感じました。
一方で、ホン・ユンギの葛藤も印象的でした。恐怖から真実を隠そうとする気持ちと正義感の間で揺れ動く彼の心情は、多くの人が共感できるのではないでしょうか。最終的に勇気を出して真実を明かす決断をしたホン・ユンギの成長に、希望を感じました。
つづく