第4話、イ・フンソクの仮面が剝がされる。メディアは、完璧な夫を演じてきた彼の裏の顔を暴き始めた。ヘラの出産当日、警察は緊急通報を受け現場へ急行。血まみれの床に倒れ、肋骨を骨折したヘラを発見。イ・フンソクが築き上げてきた良き家庭のイメージは崩壊し、長年のDV疑惑が浮上する。

ヘラは過去の出来事を思い出す。浴室でイ・フンソクに暴行され、ガラスのコップで頭を殴られそうになった恐怖。電話が鳴ったことで難を逃れたあの日。ガオンが生まれてから、イ・フンソクは子供の父親を疑い、ますます怒りっぽく、暴力的になっていった。ヘラは真実を明かさず、イ・フンソクを疑念に苦しめようとする。毎晩、イ・フンソクはドアを蹴り、ヘラを問い詰める。ヘラは自身と子供を守るため必死に抵抗する。

イメージ回復を図るイ・フンソクは、ガオンが自分の子ではないという情報を逆手に取ろうと画策。部下にガオンの学校での様子を探らせ、証拠集めを始める。チャ弁護士から、理事長であるソン・スンウがイ・フンソクを支援しようとしていることを聞かされたヘラは、イ・フンソクに加担する者を許さない決意を固める。

一方、ソン・スンウは娘の未婚の妊娠に頭を悩ませていた。結婚相手への不満を娘にぶつけるも、娘は結婚の意思を曲げない。

ソン・スンウが換気の際に車から離れた隙に、ヘラは彼のオフィスに侵入し、重要な情報をコピー。その様子を復讐チャンネルでライブ配信する。オフィスに戻ったソン・スンウはヘラを見つけ、USBメモリを奪おうとする。激しいもみ合いになり、ソン・スンウは注射器を取り出すが、ヘラは最後の力を振り絞り、彼を倒す。

逃げようとするヘラを、ソン・スンウは再び捕まえ、部屋に引きずり込む。もがき苦しむヘラは、ライブ配信を見ている視聴者に向けて、ソン・スンウがかつて秘書を強姦した事実を叫ぶ。ソン・スンウは、自分の悪行が配信されていることに気づき、愕然とする。全ては、その一台の携帯電話のせいだった。

ヘラは逃げ切れるのか?ソン・スンウはこの告発にどう対応するのか?イ・フンソクは失墜した名声を取り戻すためにどんな行動に出るのか?様々な疑問を残し、物語は次週へ続く。

第4話感想

第4話は、息詰まる展開の連続で、画面から目が離せませんでした。特に、ヘラがソン・スンウのオフィスに侵入し、情報をコピーするシーンは手に汗握る緊張感がありました。復讐チャンネルでのライブ配信という大胆な行動は、ヘラの追い詰められた状況と、復讐への強い意誌を鮮明に表しています。

これまで、どちらかというと受け身の姿勢だったヘラが、ついに自分から積極的に行動を起こしたという点で、今回のエピソードは大きな転換点と言えるでしょう。ソン・スンウとの直接対決は、まさに「一か八か」の賭けであり、彼女の覚悟が見て取れます。

また、イ・フンソクの偽善的な仮面が剝がされ、本性が明らかになっていく過程も見応えがありました。完璧な夫を演じていた彼が、実はDV加害者であったという事実は、視聴者に大きな衝撃を与えたはずです。

つづく