第4話では、ソ・ヨンミン、カン・ジヒョン、そして新しく登場するキム・シンウを中心に物語が展開します。カン・ジヒョンは、ソ・ヨンミンが自分のために5万ウォンもする古い充電ケーブルを買ってくれたことを知り、深く感動します。しかし、ソ・ヨンミンはカン・ジヒョンのせいで客を乗せられないと文句を言い、助けたことを後悔し始めます。
一方、重案組の組長、チ・チャンソクは、白泰宇がカン・ジヒョンの父親、カン・ヒョンスにこっそり捜査状況を報告していることに気づき、娘の検死を避けていることを問い詰め、個人的な復讐計画を疑います。実は、カン・ジヒョンは生前、刑事として、消費者金融会社の社長、ク・ボンジェが納骨堂で違法撮影を行っていた事件を捜査中に命を落としたのでした。
物語が進むにつれ、ソ・ヨンミンは幽霊を恐れなくなり、カン・ジヒョンの紹介で、幽霊が集まる場所に新しい客を探しに行くようになります。そこで、彼らはキム・シンウという男の幽霊に出会います。キム・シンウはカン・ジヒョンと話し、彼女に本当の自分の名前と年齢を伝えます。実は、カン・ジヒョンはキム・シンウが告白できなかった初恋の相手だったのです。キム・シンウは、カン・ジヒョンとデートするために、ソ・ヨンミンに大金を払うことを約束します。
ソ・ヨンミンはカン・ジヒョンのために、幽霊の姿を映す鏡を見つけ、彼女とキム・シンウの買い物に付き添い、新しい服を選んであげます。この間、ソ・ヨンミンはカン・ジヒョンへの想いを募らせていきます。友人のナ・ソクジンはそれに気づきますが、ソ・ヨンミンはカン・ジヒョンへの気持ちを認めようとしません。カン・ジヒョンはキム・シンウとのデートに応じていますが、心の中ではソ・ヨンミンのことを気にかけており、事情を知らないソ・ヨンミンは少し嫉妬します。
同時に、病院では、看護師長のト・ギュジンが、キム・ジョンウが患者の血圧異常を見逃したことで激怒し、キム・ジョンウは不満を抱きながらも、それを我慢します。
その後、ソ・ヨンミンは、カン・ジヒョンがキム・シンウから贈られた指輪を受け取ると、二人は一緒に成仏してしまうことを知ります。この知らせに、ソ・ヨンミンは深く落ち込みます。そしてついに、ソ・ヨンミンはカン・ジヒョンをキム・シンウに会わせに行きませんでした。なぜなら、彼は自分がカン・ジヒョンを愛していることに気づき、彼女がこの世からいなくなってしまうことを耐えられなかったからです。このエピソードは、カン・ジヒョンへの想いに葛藤するソ・ヨンミンの姿を描き、彼女への深い愛情と切ない想いを表現しています。
第4話の感想
第4話は、ソ・ヨンミンのカン・ジヒョンへの想いが大きく変化する重要なエピソードでした。これまで幽霊を避けてきた彼が、カン・ジヒョンのために幽霊の客を探したり、買い物を手伝ったりする姿は、彼の優しさと変化を鮮やかに映し出していました。特に、キム・シンウとのデートに嫉妬する姿は、人間らしい感情が芽生えていることを感じさせ、微笑ましくもありました。
キム・シンウの登場は、カン・ジヒョンの過去を明らかにするだけでなく、ソ・ヨンミンの気持ちに火をつける触媒の役割を果たしました。初恋の人との再会という切ない状況でありながら、どこかコミカルなキム・シンウの存在は、物語に深みと彩りを加えています。また、カン・ジヒョンがキム・シンウとのデート中にもソ・ヨンミンを気にかけている描写は、今後の展開への期待を高めます。
一方で、チ・チャンソクと白泰宇の捜査の進展や、病院でのキム・ジョンウの葛藤など、サイドストーリーも丁寧に描かれており、物語全体の厚みが増しています。特に、カン・ジヒョンの死の真相が徐々に明らかになりつつある点は、今後の展開における重要な鍵となるでしょう。
つづく