ソ・ヨンミンはカン・ジヒョンの望み通りキム・シヌに会わせるのではなく、そのまま家に送り返した。その後、口実を作って家を出て、サウナでリラックスすることに。そこでチョンダムドン公子に出会い、彼はソ・ヨンミンがカン・ジヒョンに抱く想いに気づき、葉わぬ恋は諦めるよう忠告する。

一方、チ・チャンソクとペク・テウは怪しいバイクの男を追跡し、トギュジンが働くフン病院へ辿り著くが、院内ではその男を見失ってしまう。実は以前、カン・ジヒョンは高校時代の同級生キム・ミンスの死因を調べており、それが原因でトラブルに巻き込まれていた。キム・ミンスは妊娠中に亡くなったとされている。

数日後、ソ・ヨンミンが家に帰らず、カン・ジヒョンは彼が昔の恋人ユン・ソリを探していると勘違いし、複雑な気持ちになる。実際には、ユン・ソリはソ・ヨンミンのただの友達で、彼女が想いを寄せているのはトギュジンだった。ソ・ヨンミンは数日間、古い携帯電話を充電していないことに気づき、慌てて家に帰ると、カン・ジヒョンがキム・シヌに会いに行くと言い出すのを聞き、彼女がキム・シヌと出ていくと誤解し、最後のプレゼントとして服を贈る。

ソ・ヨンミンはそのままカン・ジヒョンを行かせようとするが、告白していないことを後悔する。告白しようと飛び出そうとした瞬間、カン・ジヒョンがキム・シヌの誘いを断り、一人で残っていることに気づく。キム・シヌは去り際に、カン・ジヒョンにソ・ヨンミンを愛せば、彼女もこの世を去ることになると警告する。

ソ・ヨンミンがカン・ジヒョンと共に事件の調査を続けることを決意した矢先、ハジュンという少年がカン・ジヒョンを見ることができることに気づく。ハジュンは二人に、行方不明の姉ハルを探してほしいと頼む。ハルはハジュンの誕生日プレゼントにゲーム機を買う約束をしていたが、その後連絡が取れなくなっていた。そこで、ソ・ヨンミンとカン・ジヒョンはハジュンと共に、ハルの友達ユン・ガウンに話を聞きに行く。

その頃、ユン・ソリはキム・ジョンウが麻酔薬を盗んでいるのを発見し、トギュジンに報告する。また、祖母はソ・ヨンミンの住宅ローンのために、大切な植物を売ることを決意する。

ユン・ガウンの案内で、ソ・ヨンミンたちはチェ・ミロを中心とする他の同級生たちを見つける。彼女たちはハルについて悪口を言うが、実際はチェ・ミロたちがハルを殺害し、遺体を山林に遺棄した容疑が浮上する。捜査が進むにつれ、真相が徐々に明らかになり、ソ・ヨンミンとカン・ジヒョンは一刻も早く証拠を見つけ、ハルの死の謎を解明しなければならない。

第5話の感想

第5話は、ソ・ヨンミンとカン・ジヒョンの関係性が大きく揺れ動くエピソードでした。ソ・ヨンミンはカン・ジヒョンへの想いを自覚しつつも、幽霊である彼女との未来に不安を抱き、葛藤する姿が切なく描かれていました。サウナでのチョンダムドン公子との会話は、彼の心情をさらに複雑にさせ、視聴者も彼の苦悩に共感させられます。

一方、カン・ジヒョンはソ・ヨンミンの行動に戸惑いながらも、彼への信頼を揺るがせない強さを見せていました。キム・シヌとの再会シーンは、彼女の過去や置かれた状況の厳しさを改めて感じさせ、今後の展開への不安を掻き立てます。キム・シヌの警告は、二人の関係に暗い影を落とす不穏な予感を感じさせました。

そして、新たな事件としてハルの失踪が登場。ハジュン少年の純粋な願いと、姉を思う気持ちに胸が締め付けられます。失踪事件の背後には、高校時代のいじめや複雑な人間関係が絡んでいるようで、今後の捜査の展開が非常に気になります。

また、サブプロットとして、ユン・ソリがキム・ジョンウの麻酔薬窃盗を発見する場面や、祖母がソ・ヨンミンのために植物を売ろうとする場面も描かれ、それぞれのキャラクターの優しさや葛藤が丁寧に表現されていました。

つづく